<2日目>2006年12月8日  ケアンズ〜Red Mill House

朝5時ごろ起きるともうケアンズはすぐだ。
コーヒーを貰ってしばらくすると5:40分ケアンズに着陸。
入国審査もスムーズに通り、荷物も開けられる事も無く、6時10過ぎには外に出てしまった。
思ったより早かったなあ・・・。

レンタカーを予約しているハーツのカウンターには人は居ない。
予約しているの7時だもんな・・・。
でも、待っているのも辛いので渋々カウンターに有った電話でコールする。
電話での英会話って苦手なんだよなあ〜(^ ^;
1回目は出てくれず、10分後もう一度掛けたら相手が出た。
「貴方の予約は7:00でしょ?」と言われたが「でも早く着いちゃったので宜しく」と告げると今から来るとの事。
少し離れたベンチに座って待っていると4人組みの白人がカウンターに並んでしまった。
その後、係の人が来て先客の手続きをし始めたがどうも交渉に時間が掛かってる。
なんだよ〜・・・最初から並んでおけば良かった。
結局レンタカーを借リる事が出来たのは7時。
時間が勿体ないなあ〜・・・( ̄〜 ̄)

今回借りたのはカローラのミッション車。
新しいけどパワーウインドウじゃ無いんだな。
探鳥時はオートマ&パワーウインドウの方が都合が良いんだけどね・・・何故か高いし数が少ないのだ。
だから貧乏なRICK達はこれで妥協する(笑)

レンタカーを借りて走り出してとりあえず向かうのは空港から10分ほどのフレッカー植物園。
その横のボードウォークに行くのだ。
ここでなんか見れるかなあ〜。

しかし外は雨が降ったり止んだり。
雨季だもんな・・・( ̄〜 ̄)
とりあえずEOS10Dに70−200mmf2.8LIS(以下70−200)を付けて歩き始める。
ああ・・・懐かしいなあ〜。
3年前にここに来て熱帯雨林の凄さを初めて感じたんだよなあ〜。
と感慨もひとしお。

が、雨のせいなのか肝心の鳥が出てきませ〜ん。
広場の方に行くとやっとターキーとジャワハッカが出てきた。
あとは普通に見れるヨコフリオウギビタキ。
この鳥ももし日本に居たら大人気なんだろうけどケアンズだと簡単に見れちゃう。
でも前に来た時はちゃんと撮ってないので撮影。
この子は警戒心が薄いので70−200でも余裕で撮影出来る。



その後、橋を渡って塩水湖の方へ。
居るのはやはりターキー。
う〜ん鳥が少ないなあ・・・( ̄〜 ̄)
と思っていたら川の方でカワセミの「キュキュキュ・・・」と言う鳴き声。
橋の上から見るとカワセミがダイブしていた。
大きいからナンヨウショウビンかな?でも朝からカワセミ見れてラッキー!
最初に偶然で撮れた一枚↓


Collared Kingfisher(ナンヨウショウビン。現地名マングローブカワセミ?)

この後ナンヨウショウビンは木陰に入ってしまい出てこない。
また飛び込むだろうと待っていると、向こうからヘルメットを被りマウンテンバイクに乗った初老のオジサンが来て
「何を撮ってるんだ?」と聞いてきた。
「Kingfisherだよ」と言うとまた「何を撮ってるんだ?」と聞かれる。
良く海外でカワセミ撮ってると聞かれるんだけど「魚の王様って何?」ってわかってもらえない事が多い(^ ^;

「う〜ん・・・魚を捕って食べる鳥なんだけど・・・」と言うとそのオジサン
「胸は何色だ?羽の色は?」と聞いてくる。
「胸は白で羽はブルーだよ」と言うと
「なるほどマングローブか!」と言う。
えっ?マングローブキングフィッシャー???そんなの聞いた事無いよ?
と思い不思議そうな顔をしていたらオジサンが
「普通はCollared(コーラルド)って言うんだけどココら辺では別の呼び方が有るんだ。地元ではマングローブって言うんだよ」
だって。
へええ〜・・・知らなかった(^。^

そのオジサンがチャリに乗って去った後、雨が強く降ってきた。
凄いスコールでたまらず雨宿り。
その後雨が止みそうに無いし、時間も朝8時近かったので海岸沿いに有るエスプラネード通りのマクドナルドに行く事に。
近辺でもいろいろ鳥が見れるだろう。

車を運転してエスプラネード通り沿いのパーキングに止める(確か夜〜朝9時ぐらいまでは無料だったと思います)
そしてマクドナルドに入ってモーニングメニューのソーセージマフィン(日本のと味とか大きさはまったく変わりなし)を食べてるとHouseSparrow(イエスズメ)やPeaceful Dove(?ハト)やジャワハッカが寄ってくる。

場所が場所だけに10Dを出すのも何なのでオリンパスц600の光学3倍で撮る。
こいつら警戒心無いなあ〜(^ ^;



朝食を終えてどうしようかと思ったが、どうにも天気が悪いので海岸線の北上は止めて内陸部に行く事にした。
まずキャプテンクックハイウェイを北に行く。
ケアンズから10分ほど走り、前回にも何回か来た大型スーパー等が入っているモール『スミスフィールド』に寄り、滞在中に必要な食料や飲料などを買い込む。
そして前年のコスタリカ滞在時に余っていたアメリカ$180をオーストラリア$に換金する為にスミスフィールド内のANZ銀行に。
成田空港では換金してくれなかったからだ。

食料、飲料、ビール1ケースを買い込んで出発!
キャプテンクックハイウェイを曲がり峠を登ってキュランダを越えると天気も回復してきた。
やっぱり内陸部は晴れてるんだなあ〜。
でも、3年前に来た時はこの辺りは赤茶けた土地でプチアウトバックって感じだったのだが今回は結構草が多い。
以前来たときは雨が少なかったのかな?

マリーバを過ぎレイクミッチェルに向かう。
そこで探鳥しようと思っていたのだが、車が入れる場所も見つからずそのまま通り過ぎてしてまった。
まあ〜RICKは水鳥にはそれほど執着していないので良いんだけどね。

その後有名なKingfisher Parkに行ってみる。
でも『宿泊者や関係者以外には入っちゃいけない』みたいな立て看板が入り口にあるので有名な看板の証拠写真だけ撮る。
まるで観光ですな(笑)
シラオラケットカワセミの絵が書いて有るよ〜(^-^)


まあ〜仕方が無いので早いけどレッドミルハウスに向かっちゃいましょか。
そしてモスマンに着いて楽しみにしていたフィッシュ&チップスが激ウマだった前回のテイクアウトの店を探すと・・・無〜い!
違う店に変わっちゃってました(T-T)
それではとOratさんが言ってた反対側の店も探すがテイクアウトの店自体が無い・・・。
一角が工事中だったのでここに有ったのかなあ〜( ̄〜 ̄)

とりあえず一番町外れにFISH&CHIPSの看板が有る店を見つけて入る。
そこでテイクアウトして今度はディンツリーのケーブルフェリー乗り場に向かい、そこで昼食を取ることに(公衆トイレが有るから)
FISH&CHIPSの味はまあ美味しかったが前の方が美味しかったなあ・・・。

昼食を食べ終わり公衆トイレの前で
樹の上を見ていたら背中にいきなり痛みが走った。
「イテエ〜!なんかに刺された!」と思い
背中を見るとなんとグリーンアントという蟻。
他にもTシャツの中に何匹か入ってきてて咬むし良く見ると足にも沢山登ってきている。
「ひょえええ〜!(T-T)」と退散。
とにかくレッドミルハウスに向かう事にした。

しかし今回は電線にForest Kingfisher(モリショウビン)が多いなあ〜。
本当ににスズメかと思うほどだ。
3年前はあんな見るのに苦労したのにね。
電線物だからあえて写真は掲載しないけどにゃっちの「またモリちゃんかあ〜・・・・」
が初日から出ちゃいました(笑)

電線のモリちゃんを見ながらもレッドミルハウスに到着。
まだ1時頃でチェックインの2時より早く着いちゃったけど大丈夫かな〜?
と思いながらもゲートから車で入ってくとオーナーのアンドリューが外に出てきて満面の笑みで出迎えてくれた。
ウワサどおり裸足だ〜(^-^)
その後奥さんのトリッシュにも挨拶。
初対面だけど凄く感じの良い二人だ。
皆が口々にここは良いって言うのわかるなあ〜。

アンドリューが満面の笑みで一生懸命宿の中を案内してくれる。
僕らが泊まる部屋は2階の母屋側で部屋の名前はKingFisherだ。
僕らがシラオラケットカワセミの撮影をを一番の目的に来たんだと言うと「縁起が良い名前だろ〜」だって(笑)
確かに凄く惹かれる名前だよな。
ベランダも凄く広くてここでビール呑めるなんて最高だよなあ〜。
これからの滞在が楽しみだ(^-^)

またトリッシュが大阪のEさんって知り合いか?
と聞いて来たので「知らないよ」と答えると隣の部屋に日本人のカメラマンが泊まっているらしい。
あとで逢う事になるだろうね。

夜に撮ったんだけどRed Mill Houseの写真幾つか載せておきます。













ベランダから部屋を望む













母屋のバルコニーから宿泊棟(にゃっちがビール呑んでます)













朝食を食べる母屋のバルコニー













母屋のリビング。 鳥関係の本などがギッシリ!

設備はいつでもお湯が出る給湯器が母屋のバルコニーに有ります。
滞在中の夕食はカップラーメンばかり食べてたので非常に助かりました。
あまりに毎日カップラーメンばかり食べてるからアンドリューに笑われましたが・・・(^ ^;
またコーヒーや紅茶もインスタントのが用意してあるので好きな時に飲んで大丈夫です。
冷蔵庫は母屋のバルコニーに有って、共同使用で好きな物を入れておきます(RICK達はもちろんビール!)
元からジュースも入っててAS$1で販売もしています(ほぼスーパーと変わらないのが良心的)
水は冷えたのがボトルに幾つも入っていて自由に飲んで良い。これも非常に助かりました。
これで一泊朝食付ルームチャージAS$135なのは充分安い!
部屋は狭いけど掃除も行き届き綺麗で、起きている時は殆どベランダに居だろうし、雰囲気も良いので今までの海外旅行中でBESTな宿だとRICKとにゃっちは思います。

さて、レッドミルハウスの紹介は一時置いといて、とりあえず部屋に落ち着いたら早速ビールを呑む。
で、にゃっちは昼寝、RICKは酔っ払ったまま裏山に探鳥しに行く。
昼間のビールって効くんだよなあ〜(^ ^;
1DMark2n+500mmが肩に重いぜぇ〜(笑)

まず出迎えてくれたのがやっぱりモリちゃん。
電線に止まるの好きだねえ〜。
後日マトモなのが撮れているのであえて今日は掲載しません。

さっそく現れてくれたのがワライカワセミだ。
今まで満足したのが撮れていないので今回はちゃんと撮影。
トカゲを捕まえて得意そうに笑い声を上げて鳴いている。


Laughing Kookaburra ワライカワセミ

そして裏山を下り道沿いを歩いていくと
「キュキュキュキュキュ・・・・」と声が聞こえる。
これはシラオラケットカワセミの声じゃないの???と思い声のする方向に歩いていくと
居ました〜!!!!シラオちゃん!
距離は有るけど、とにかく初日から逢えて嬉しい〜(^▽^)/



Buff-breasted Paradaise-Kingfisher シラオラケットカワセミ初対面!

とにかく逢えて良かった〜と思いながら宿に戻るとアンドリューに「パラダイスは見れたか?」と聞かれたので
「見れたよ〜!とても綺麗だった」というと「GOOD!」と満面の笑みで答えてくれた。

その後、庭の池に来ると言うルリミツユビカワセミを少し待つが、結局来たのはEmerald Doveだけだった。
日本で見れるキンバトと同じかな?
あとはRainbowLorikeet(日本名ゴシキゼイガイインコ)等を撮ってから部屋に一度戻る。


そして昼寝から起きたにゃっちと一緒にOratさんに託されたシラオラケットのピンブローチを渡しにリビングへ行く。
アンドリューに「トリッシュは居る?」と聞き呼んで貰う。
まずOratさんの事覚えているか聞いたら「もちろんだとも〜!このAZUREの写真は彼が撮った物だよ」とベランダに有るルリミツユビカワセミの写真を指差した。
ここにも飾られてるの知ったらOratさん喜ぶだろうなあ〜・・・・(^-^)
そして「僕は彼の友達でこれはOratさんからの贈り物です」
と言ってピンブローチをトリッシュさんに渡すと
「凄い!なんて可愛いの〜!!!」
ってもの凄く喜んでました。
さっそく胸に付けて「今夜はこれでどこかに出かけなきゃね♪」なんて超ご機嫌でしたよ(^-^)

大事な役目を終えて今度はにゃっちと一緒にさっきとは違う道へ探鳥に行く。
アンドリューとトリッシュお奨めのストリートだ。
夕方には沢山の鳥が見れるとの事。

道を歩いているとにゃっちが立ち止まって「あっ?シラオちゃんだ〜」
と、指差す方を見ると本当にシラオちゃんが居るじゃないですか〜(^▽^)/
見つけたにゃっちエライ!
今度はさっきよりももう少し近くで撮る事が出来た。
良かった良かった(^-^)



しかし他の鳥は思ったよりも出て来ず本日の探鳥は終了。
まあ〜今日は初日だしシラオもとりあえず撮れたし今日はもう良いか・・・。
今日の朝着いてからずっと動いてたからさすがに疲れたよ(^ ^;

そして夕食のカップラーメンを食べてベランダで寛いでいると日本人の男性が階段を登ってきた。大阪のEさんだ。
お互い挨拶して談笑。
聞けば一人での探鳥旅行で御年73歳だって!
見た感じ60前半にしか見えないんだけどなあ〜。
それでEF600mm+EOS30Dにジッツオ5型三脚&マンフロット503を担いで一日中近辺を歩き回っているらしい。
そんな73歳見た事ねえよ〜(^ ^;

Eさんも今日来てここに3泊らしいので僕らと日程が一緒だ。
今日は少し話をして終了。

そして疲れてたんで9時には寝ました。
明日は5時30分起きでルリミツユビ撮るぞ〜!

3日目に続く



12月7日出発 
12月8日ケアンズへ 
12月9日ディンツリー 
12月10日ディンツリー
 
12月11日ディンツリー〜ケープトリビュレーション
 
12月12日ケープトリビュレーション
12月13日ケープトリビュレーション

12月14日 帰国日
データー