2011/06/18 マレーシア半島部探鳥記 <2日目/クアラセランゴール>

まだ暗い中、外のスピーカーから大音量で何かが流れ始めた!(# ̄Д ̄)
これはイスラムの経典コーランだ。
スピーカーが近いのか音がデカイのかわからないが、どっちもだろう、とにかくビックリして飛び起きたよ!
マレーシアはイスラム圏だから仕方ないよなあ・・・・と思うしかないのだけど時間をみたらまだ5:30。
マレーシア半島は日の出が遅く7:30ぐらいにならないと明るくならないので、この時間にたたき起こされるのは厳しい。
結果このコーランは50分近く続いて二度寝も出来ず、非常に厳しい目覚めとなったので有った(T−T)

※あとで聞いたらホテルの偉い人が個人的に人を雇って生で読ませているらしい。
宗教を重んじるのは良いけど、音量控えて欲しい・・・・

朝食は7時からなので早速レストランに行くとたくさんの人が居た。
見た所は全員現地マレーシア人かな?欧米人、日本人などは居ませんでしたね。
まだバイキングの用意が出来ていないらしく、とりあえず用意されていたコーヒーとパンで食べ始める。
少ししたら料理が並び始めたので追加で取りに行く。
日本に居る時は朝食はほぼ食べないのだが、海外探鳥時はちゃんと食べるようにしてます。
一日動くんで食べないとばてちゃいますしね。


食べ終わり7:30になったのでフロントに行きタクシーを呼んでもらう。
まだ辺りは薄暗い。
ロビーのソファーで待っていると10分ほどでタクシーが来た。
結構年配のおじさんで車も古くてボコボコだが、大丈夫だろうか?(^^;
この運転手は年に似合わず飛ばし屋でかなりスピードをだしていた。

5分ほどでタマンアラム(自然公園)の入り口に付く。
ホテルからのタクシー料金は10RMだった。
高いのか安いのかわからないけど日本円にして300円程度だから使った方が良いですね。
デパルマホテルまで歩いて戻るのはかなり厳しそうだし。
最後料金を払う時に「帰りは何時だ?」と運ちゃんが聞いてきたので迎えに来てもらう事にする。
12:00に待ち合わせた。

機材をセッティングし、駐車場から森の中へ歩き始めた。
鳥の声はそんなにしない。
両脇の森は鬱蒼としていて何か居ても良さそうなんだけどね〜。
サルが多いからここらに鳥が居ないのかも知れないな。

橋が有って川を渡る。
そこで小鳥が飛び回っているのを発見。
ムナオビオウギビタキだ。

ムナオビオウギビタキ Pied Fantail

高い所にルリノドハチクイの姿も見える。
ちょっと遠いなあ・・・・

ルリノドハチクイ Blue-throarted Bee Eater


橋 オウギビタキ撮影中

道が三方に別れているのでまず右に行ってみることにする。
歩きやすい遊歩道がずっと続く。
それは良いのだけどなんか鳥が少ないぞ・・・・( ̄〜 ̄)
奥まで行ったがほぼ収穫無し。
シロガシラトビのダイビングを見たぐらいか?
仕方ないので戻ることに。

また分かれ道に戻り、今度は入り口から見て真ん中の道を行く。
すぐにタワーが見えてきた。
とりあえず登ってみるが、居るのはサギとジャワハッカのみ。
夏はこんなもんなのかな〜( ̄〜 ̄)
カワセミが居ても良さそうな環境なんだけどな〜。




タワーを降りてまた別れ道に。
今度は橋から見て左の道を行く。
ツバメは多いですね〜。
サイホウチョウやシジュウカラなど小鳥は多いのだが、RICKが写欲をそそられる様な鳥が出てこない。
森の奥ではたまにさえずりが聞こえるが僕らにはなんの鳥やらわかるはずも無い。
この探鳥の感じはどこかで経験したな・・・と思ったらシンガポールのスンガイブロウ湿地公園だ。
遊歩道の感じや雰囲気が似ている。
あまり鳥が見れない事も似てる(爆)

歩いていくと右側に大きな池が見えてきた。
カワセミの姿を探すが発見できず、さらに道の突き当りまで進む。
ここには観察タワーが建っていて、欧米人3人組がバードウォッチングをしていた。
その中のオバサンが近寄ってきて
「頭が灰色で頬の辺りがオレンジで羽が青いkingfisherが居るわよ」
と教えてくれた。
これってコウハシショウビンだよな・・・・
とりあえず抑えておきたいかも。
しかし場所がなかなか特定できずオバサンが去った後に探し続けてたが全然見つからない。
オバサンが戻ってきて見つからない事を告げると、対岸のかなり遠い方を指差した。
やっと発見したけど豆粒の様。
あそこじゃなかなか気づかないな〜(^^;

コウハシショウビン Stork-Billed kingfisher  証拠写真 

またナンヨウショウビンも鳴き声がするのだけど姿を現さない。
ナンヨウの癖に警戒心高いぞ・・・

にゃっちはアカガオサイホウチョウをデジスコで撮ろうと頑張ってました。
RICKは何やってたんだろ?その時間帯の写真が無いんだけど(^^;

10:30になったので、戻ることに。
鳥も居ないしね。
戻ってとりあえず公園入り口のレストランで昼ご飯食べようか。
大分日が高くなって鳥もさらに少なくなり、30分も掛からずに入り口に着いた。

休もうとレストランに行くがまだやってないみたいだ。
もう11:30近いけど何時から始まるんだろう?
とりあえず喉が渇いたので売店でジュースを買って駐車場近くで飲む。
このジュースがかなり微妙な味だった。


駐車場近くの屋根付きの通路で休んでいると11:40分になんとタクシー登場!
東南アジアで約束よりこんな早く来る現地人見たこと無いぞ(笑)
まあ〜助かるんだけどね。
途中の小さな町の7イレブンで昼食と今夜のビールを買出ししておく。
昼はまたもや部屋でカップ麺。
まあ〜うちららしくて良いでしょ(笑)

昼食を食べた後は昼寝をする。
・・・が、またもや大音量のコーランが13:30から始まった。
う〜ん寝れん(^^;
コーランが終わった後に少しうとうと出来た。

しかし夕方の探鳥どうしようかね〜。
もちろん明日の朝にはもう一度タマンアラムに行くつもりだが、午後はあそこに行ってもあまり成果が無さそうだ。
にゃっちと相談の結果、ホテル敷地内での鳥撮りをする事に。

プールで大騒ぎの宿泊客を横目にカメラを持ち出す。
敷地内にはあまり鳥が多いとは言えないが、一箇所大きな樹が生えており、その樹には実が生っているからか、いろいろな鳥が居るみたいだ。
シキチョウ、メグロヒヨドリを初め数は結構多い。
その中でコゲラみたいなシルエットが見えたので撮影。
しばらくマレーコゲラを思って撮っていたが、にゃっちがコゲラじゃないみたいよ・・・・ゴシキドリの仲間じゃないかな?
と言う。
調べてみたらその通りでした。
ゴシキドリってこんな小さいんだな〜。

ムネアカゴシキドリ Coppersmith Barbet

またにゃっちがアオショウビンを見つけたが警戒心が強くてすぐに逃げてしまった。
今回カワセミ系を狙っていないからかどうも相性が良くないみたいだ。

敷地外のバナナの樹にアカメテリムク(ムクドリの仲間)が行きたいらしいが、大きい鳥に蹴散らされている。
ムクより強いってどんな鳥だと思い、逆光の中レンズを向けるとズアカミユビゲラのメスだった。

ズアカミユビゲラ Common Flameback

18:00過ぎに大分暗くなってきたので部屋に戻る事に。
まあ〜公園に出かけるよりも種類は見れたんじゃないだろうか?
ここでもホテルは良い探鳥ポイントと言う法則はやはり成り立つらしい。

部屋に戻って水を買うためにホテルのロビーに行く。
でもこのホテルには売店が無いみたい。
フロントに水が欲しいというと奥に行って500mlペットボトルのミネラルウォーター2本を持って来てくれた。
代金はサービスらしい。
アリガト(o ̄▽ ̄)ノ

19:30頃から始まった夜のコーランを聞きながらシャワーを浴びる。
しかし音量でかいな。
明日の朝もやるんだろうな・・・・( ̄〜 ̄)
しかも今日の隣人は家族連れで小さな赤ちゃん連れだ。
夜泣きしないでね(^^;

夕食はまたもやカップラーメンとお菓子とビールの組み合わせ。
このインスタントミーゴレンは前より進歩してるね。
MAMEEってメーカーはこちらの有名ブランドで、海外では毎年食べているからわかるのだ。
付属のフォークはスライド式になってるし(笑)



さて、ビールも飲み干しいよいよ寝ますか・・・
とりあえずまた耳栓しておこっと・・・
オヤスミ〜




が・・・・




夜中2:30  始まっちゃいました。
恐れていた赤ちゃんの夜泣き!
まいったねこりゃ・・・


30分ぐらいして泣き止み、やっと本格的に寝れたかな・・・
と思ったら
「♪〜なんやぁ〜こんにゃ〜♪」
今日もモーニングコーランが始まっちゃいました(T−T)

それでも最初は昨日よりも音量が小さいからマシか?とおもってたんだけど、途中からフルボリュームにしたみたい。
ウルサイ・・・・・
いくら大事な宗教とは言え、ここはホテルなんだから観光客の事も考えて欲しいぞ〜。

と、またもや寝不足の夜を過ごしたのであった(T−T)


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