2012/02/17 マレーシア・ボルネオ探鳥記Part3 <コタキナバル〜ダナンバレー>


今日はいよいよダナンバレーに行く日。
朝一のラハダトゥー行きの飛行機に乗る為に5:00起床。
もちろん昨晩寝る前にほぼパッキングはしてあった。
5:30前にロビーに行きチェックアウトの手続きをしてロビーで待っているとエレベーターから見慣れた風貌の男が大荷物で降りてきた。
Oratさ〜ん!ちゃんとここまで来れたんだねえ〜。
海外で待ち合わせするのってドキドキするわ〜w
※以降僕、にゃっち、Oratさんの3人での行動となります。
爆笑ネタはOratさんの書く旅行記でお楽しみください(笑)

ホテル入口に待機していたタクシーに乗って空港へ向かう。
(ここシティテル・エクスプレス前には早朝でも常にタクシーが待機しているようです)
45RMだから昨日より高いんじゃねえか?と思ったが、運ちゃん曰く深夜から6:00前は深夜料金が掛かるとの事。
後て見たら確かに伝票にサーチャージって書いてりました。

まだ暗いので道は空いており、15分も掛からずにコタキナバル空港到着。
チェックインを済ませて出発ロビーまで行く。
空港は閑散としていて人気があまりない。


ラハダトゥーまではMAS航空(マレーシア航空の子会社)利用でMH3010便 7:00発に乗る予定。
電光表示板を見るとAir Asiaが台北から飛行機飛ばしてるんですね。
日本からの直行便が無い今、どのぐらいの料金か調べてみる価値があるかも・・・

搭乗待合室に行くとすでに今回乗るMH3010便は到着していた。
久しぶりのプロペラ機だ。
Oratさんは少し不安そうだけど(笑)



空がうっすらと明るくなった頃、搭乗開始。
ラハダトゥー行きだからガラガラだと思っていたら搭乗率100%!
結構混むんですね。
窓の景色を楽しみたい所だけど、終始雲の多い中のフライトでほぼ視界は無し。
不安定な天気の中結構揺れてにゃっちは酔いそう・・・。


50分ほどのフライトでラハダトゥー空港着。
2008年の時より綺麗になっていた。
でも荷物受け取り場所は相変わらずターンテーブルなど無い台を使用。
ま、飛行機が小さいのでこれで十分なんでしょうね。



出口に行くと僕らの名前を書いた紙を持ったボルネオ・レインフォレストロッジの人が送迎に来ていた。
車に乗込み市内のオフィスに。
もっとも車に乗っているのは2分もない。
歩いていける距離です。

オフィスに入ると欧米人夫婦の先客が居た。
旦那さんはCANON EOS7DにEF100-400mmf4L ISを装着したカメラを持っている。
話好きなOratさんがいろいろとカメラ談義してました。

出発は30分後ぐらいと言う事でラハダトゥー市内を歩いて滞在中に必要なビールを探す。
しかし歩き周ってみたががお酒を扱っている商店がないみたいだ。
オフィスに戻り、アルコールを売っている店があるか聞いてみたら近くにはないらしい。
さすがイスラムの国・・・・
結局ダナンバレーに向かう前にドライバーに寄ってもらうことにしました。


出発してしばらく走り隣町の食堂にビールを買いに入る。
ビールをここで買うの?って場所でした。
Tiger大瓶一本12RM(330円)と結構高いし。
缶は売ってないらしい。
まあ〜仕方がないですね・・・・以前来た時はは普通に商店に売ってたんだけどなあ〜( ̄〜 ̄)

幹線道路を走り一路ダナンバレーに向かう。
右折していよいよダートだ!と思ったら、しばらくの間は舗装路になっていた。
前は曲がったとたんいダートじゃなかったかな?
その後のダートロードも前より整備されているように感じた。
これなら酔わないで済むかもね。

国道を曲がってしばらくは舗装路になっていた

半分ぐらい進んだ所で川が有り、橋があるのだが工事中らしい。
どうするのかと思ったら、ハイラックスは橋の横の道を下り河原へ向かう。
ええ〜!この川を車で渡るの???
でも結構水量があるし、大丈夫なのかなあ・・
荷台の荷物ごと流されるなんてネタは要らないからな・・・・なんたって今回はネタの神様Orat氏が一緒なんだから(爆)


結構深いけど・・・

水深は70cmって所か・・

工事中の橋 木造です

エアクリーナーのダクトは飾りじゃないのね(^^;

アトラクションを無事終えてまたしばらく進み、フィールドセンターとの別れ道を越えるともうすぐだ。
だんだん周りの樹高が高くなってきたぞ。

2時間30分ぐらいでダナンバレーのボルネオレインフォレストロッジに到着。
懐かしいなあ〜w
車を降りたらガイドらしき人物が近寄ってきた。
握手を求められ言葉を交わすと「ガイドのワンコンです」と言う。
今回鳥専門のガイドをお願いしていたのだが、予想通りワンコンになった。
探鳥記などでよく見た名前ですね。
「彼方が有名な鳥ガイドのワンコンだね。WEBで名前を知ってたよ」
と言う。
顔は知らなかったが、こんな感じのおじさんだったんだな〜。
明日から宜しくね(o ̄▽ ̄)ノ


RICK、Orat、wangkong、にゃっち

ワンコンとひとまず別れて2階に上がり、ソファーで受付しながらウエルカムドリンクを頂く。
ジンジャー系の変わった味だ。
美味しいかどうかは置いといて疲れは取れるな〜。


チェックインが終わると部屋に案内される。
部屋の名前は僕とにゃっちが『スタンダート3』でOratさんは『スタンダート5』
以前はスタンダートルームが満室だったのでデラックスルームにしたのだが、今回はガッツリ鳥撮りするので部屋はスタンダートにしておきました。
でも2008年時より部屋が垢抜けている感じ。
とても奥深いジャングルの中のリゾートとは思えません。
前もそうだったんだけどさらにリゾート化したんですね。
これならスタンダートでも十分かもね。

スタンダートルームでも十分な広さ。 ディベッド付きバルコニーも有ります。

ジャングルの中にあるこのホテルにはエアコンはないが、天井のシーリングファンと排気ファンがあるので暑くはない。
ファンが回ってると涼しすぎるので、普段はスイッチを切る程です。
照明はLEDになっていた。
部屋ごとに冷蔵庫も完備されていて、中に入っているコカコーラと100PLUS(炭酸のスポーツドリンク)は無料。
ただ、前にあったレインフォレストロッジオリジナルのカワリサンコウチョウマークの入ったミネラルウォーターボトルはなくなっているのが残念。
1Lのボトルに補充するシステムになったらしいです。
ミネラルウォーターボトルの代わりがジュースなのかな?

少し荷物の整理をして、熱帯装備に着替えたらレストランに行って昼食を食べる。
今日は宿泊人数が少ないからか、ヴュッフェでは無く、テーブルごとに食事を運んでくるらしい。
食事はどれも洗練されていて、やはりジャングルの中とは思えない・・・・
味も流石です。



このレストランは昼食を食べている間も鳥が現れるので、気になっちゃいますね。
食べ終わった後にルリノドハチクイ、コシラヒゲカンムリアマツバメ、リュウキュウツバメ、クモカリドリなどを撮影。


Blue-throated Bee-Eater ルリノドハチクイ


Graybreasted Spiderhunter ハイムネクモカリドリ

ここダナンバレーは、基本的にガイドが一緒じゃないとホテルの敷地外を自由に散策出来ない。
ただ、車道とボードウォークならば自由に歩いて良いとの事なので、夕方になった頃自主探鳥する事に。
プライベートガイドは明日から3日間頼んでいるので今日はワンコンのガイドは付かないのだ。
明日からが本番で今日は肩慣らしという感じかな。
だから装備も普通のトレッキングシューズにTシャツと軽装。
ヒルの居るトレールに入らなくていいからね。

出発しようと玄関を出たらワンコン登場。
スコープを持って辺りを散策するらしい。
前述の通りプライベートガイドは明日からだけど、どうやら一緒に来てもらえるみたいだ。
うちらの姿を見て出てきたのか、それともたまたまタイミングが合って出てきたのかは?だけどラッキーですね( ̄ー ̄)

4人で歩き出す。
ホテルのロビー前の森で動く物が居た。
ワンコンが言うにはレッドリーフモンキーと言うらしい。
でも身体白いですね・・・・?
どうやらアルビノみたいです。

レッドリーフモンキー

その後、車道を歩き始めたのだが、どうも装着したコンタクトレンズだと景色がぼやけてる・・・
3年ほど前に急に視力が1.5→0.7に落ちたのだが、ここ1年でさらに0.2まで落ちたんです。
眼鏡は最近作り直したので良いんだけど、コンタクトは前に買った1dayタイプのが余ってるので、それを使用したのだがどうも無理があるらしい。
僕はドライアイなので普段はコンタクトは使わない眼鏡派です。
ただダナンバレーでは湿気が凄いのでコンタクト有利と思ってたんですよ。
コンタクトもちゃんと度の合ったのを買わないといけないんだな・・・・と思ったのだけど後の祭り。
これは鳥を探すのが辛いな。
でも曇も困るし・・・とりあえず明日はコンタクトで行ってみようか・・・・( ̄〜 ̄)

車道を川の方に向かって歩いて行くが、あまり鳥の姿が見えない。
車道なので皆で喋りながら歩いてたらワンコンに怒られました〜。
鳥を探してる時は喋っちゃ駄目だって。
ごもっともです(^^;
橋まで行くが見れたのはコサメヒタキ、遠くに居た百舌っぽい鳥ぐらい。


ヒタキ・・・・

なんだっけ?たぶんモズの仲間(後で調べます)

橋の手前を左に曲がり宿舎の横のトレールに入る。
でもまともにジャングルの中の道じゃん・・・ここヒルが出るんじゃないの? ( ̄〜 ̄)
ヒル避け装備もしてないしトレッキングシューズで大丈夫だろうか?
ビビリながら進む。
もっとも、Oratさんを先に行かせて安全策を取ったのは言うまでもない(笑)
結局この散策では他に鳥は出てこなかった。
セグロミツユビカワセミの声はしたんだけどねえ・・・・まあ〜明日からが本番だから。

戻ってシャワーを浴びてからエアコンの効いたミーティングルームに行く。
ここでダナンバレーの歴史や滞在時の注意点などをスライドショーで見るのだ。
一応宿泊者には義務付けられているらしい。
前回滞在時は飲み過ぎを理由にキャンセルした覚えがあるなあ(笑)
しかしこの部屋エアコン効かせ過ぎで寒すぎで辛いんだけど・・・・エコじゃないって。
早く終わんねえ〜かな〜・・・って思ってました。

辛いスライドショーを終えて夕食を食べにレストランに行く。
やはり人が少ないからかテーブルに食事が運ばれてくるスタイルらしい。
にゃっちは夕御飯はあまり食べないので、僕とOratさん2人で3人前を食べる事になる。
僕は小食であまり食べれないので、頼むぞOratさん!君が頼りだ!w
皆でTigerを頼んで乾杯〜(o ̄▽ ̄)ノ!
やっぱ熱帯で飲むビールは旨いねえ〜。
ここダナンバレーのレストランでTigerのグラスビールを頼んだ場合は12RMでした。
街で買った大瓶と同じ値段ですね。
(以前は9RMだったからだいぶ値上げになった)
食事は相変わらずレベルが高い。


レストランでの食事風景                           飲んだくれるOratさん。少々演技有り(笑)


グラスビールと僕らのテーブルにずらっと並べられた食事  

食事後ナイトドライブに行くことに。
今日は僕らの貸切らしい。
荷台を改造したトラックに乗り込み出発!
このナイトドライブも前回は行かなかったんだよね。
鳥は難しそうだけど、何か野生動物見れるかな?

まず現れたのはサンバーだ。
すぐ茂みに入ってしまい写真は証拠写真になってしまったが姿は見れました。
もっともサンバーは珍しくないみたいですけどね。


先に進むとガイドが何かを見つけた。
モモンガと言っている。
「そのうち飛ぶよ」と言うので待っていると夜空を滑空し始めた。
かなり長い距離を飛ぶんですね〜。
写真はEOS50Dに70-200mmf2.8Lしか無かったのでちゃんと撮れませんでした。
Oratさんはちゃんと撮れた事でしょう(?)

モモンガの大滑空

車の折り返し地点で車を停めて眺めた星空は日本のそれと違う。
当たり前だけど空気が綺麗なんですねえ〜( ̄ー ̄)
周りには蛍がたくさん舞ってました。

しばらく闇を楽しんだ後、ホテルに向かって折り返す。
道の脇の草地で寝ている鳥がいた。
ライトで照らされて不機嫌そう・・・・
ムシクイかな?


???

その先にはスローロリスが名前の通り、ゆっくりと木の実を食べてました。
これも前回見なかったので、初見です。

スローロリス

ホテル近くに来ると車はホテル従業員の宿舎の方に曲がった。
右手の森に何かを発見。
マレーウオミミズクの親子だ。
ここらを縄張りにしているんだろう。
この他にも一羽居たので家族なんでしょうね。

マレーウオミミズク

その先に行くと今度は大きなフクロウが居た。
日本のフクロウよりも大きいかな?


Brown Wood-Owl オオフクロウ

この2種を見て、ナイトドライブは終了。
結構楽しめました。
今日は一度にこれだけたくさんの動物を見れたのは珍しいとガイドが言っていた。

ホテルに戻り、Oratさんと別れて部屋に戻り買ってきたTigerビールで乾杯(o ̄▽ ̄)ノ
今朝は早起きだったので今日は早く寝よう。
明日からが本番だからね・・・
と、今までの疲れもあってすぐに寝たのだが、夜中3:00頃に凄い雨音で目が覚めた。
恐怖を感じるぐらいの豪雨だ。
熱帯雨林だからこんなのは普通なのかもね・・・・と思ってなんとか寝たのだが・・・・

翌日に続く


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