2013年3月28日〜4月1日 タイ・クラビ探鳥記 <DAY2 バンコク→クラビ→KNC>


27日、仕事が終ってから羽田空港へ向かう。
最寄の駅のフードコートで吉牛と銀だこの夕食。
TX、山手線、モノレールと乗り継いで行く。
正直この行程は疲れるが致し方ない。
車で行くと時間は読めないし、羽田は駐車料金も高いからねえ・・・・。
ガラガラのモノレールの車内で床に落ちていた財布を発見。
お金は元より、キャッシュカードなど入っていたので、さぞかし困っているだろう。
終点の羽田空港駅の窓口に届ける。
良い事をしたので鳥運の徳ポイントが溜まっただろうか?
22:30羽田空港国際線ターミナル着。

今回の旅行は、にゃっちが溜めていたJALマイレージでバンコクまでの2人分の航空券を手に入れた。
JAL JL033 羽田00:15発の便だ。
JAL窓口でクラビまで荷物はスルー預け入れできて、タイ航空国内便の搭乗券も発券出来た。
発券後、タイ航空カウンターに寄り(直前にタイ国内線の時間が変更された為、確認しにいった)、セキュリティーチェックに並ぶ。
いつも閑散期に旅行しているのでスムーズに通過するのだが、やけに人が多くかなり時間が掛かる。
春休みだからか、それとも今日昼間にあったハサミ持ち込みによる那覇空港閉鎖事件の為か?
通過まで20分ぐらい掛かった。


通過後に出国審査場へ。
ここはセキュリティーチェックが防波堤になっている為かそんなに混んでいなかった。
すんなり通過。
出国後待ち時間は1時間ぐらいだったが、飛行機の出発までビールが待てないにゃっちはレストランのカウンターでビール購入。
値段が高いのでRICKは我慢(笑)
少し待っていると搭乗案内の時間が来た。


さすがJAL、定時00:30に出発。
安定飛行に入るとパンと飲み物サービスが有った。
もう夜遅いのでパンは食べずにおつまみとビールを飲んで早々に就寝。


少し寝るともう朝食の時間が来た。
バンコク近いなあ〜。
朝食は『山登り』という弁当だったが、これが美味しかった。
海苔弁だけど、タレが旨くて鮭もちゃんとした物だった。
今までの機内食ではダントツかも(^o^)


朝食を食べ終わりしばらくすると、バンコク国際空港に到着
時間は5:20。
※ちなみに日本とタイの時差は-2時間なので日本時間だと7:20になります。

これからタイ国内便に乗り継いでクラビまで行く事になるのだが、このスワンナブーム空港の乗り継ぎが少し大変だった。
まず、国際線到着ターミナルとタイ国内線ターミナルは同一フロアだが、移動距離が凄く長い!
直線距離で1kmは超えているのではないだろうか?
ここはエアロトレインとか必要じゃないかな〜?
重い荷物を背負ってで歩くのは疲れました。

このスワンナブーム空港では、日本→バンコク→クラビに行く場合はトランジット(乗り継ぎ)専用のイミグレーション(入国審査)を
通る事になる。トランジットカウンターとイミグレーションの場所は国内線ターミナルの直前。
長い連絡通路の途中に少し紛らわしい場所も有るので、気をつけたほうが良いかも。
事前の情報では『日本語の案内も有るので迷わない』と書いてあったが、実際には日本語案内表示も少なかったから迷う人
結構居るんじゃないかなあ〜?

トランジット専用イミグレーション すぐ脇に国内線用トランジットカウンターも有る。

なが〜い連絡通路を歩き、イミグレーションも通過して国内線待合ロビーに。
疲れたぜ( ̄〜 ̄)
特に何も無いロビーなのでゲームをして過ごす。
待っているのはバンコク8:00発、クラビ9:20着のTG241便だ。
本来予約した便はタイスマイルというタイ航空の子会社が運営する準LCC扱い便だったのだが、2月の時点で変更があり、
僕らの乗る往復便はタイ航空便になった。
タイ航空便になってくれた方が荷物重量制限が緩いので歓迎なんだけどね。
(実は羽田=バンコクのJAL便も往復とも時間変更があり、帰りの乗り継ぎ時間がかなり少なくなって心配だったのだが・・・)

タイ国内線待合ロビー                           タイ航空TG241便 エアバス330

出発は20分以上遅れたのだが、ほぼ定刻どおり9:20クラビ国際空港着。
遅れるのを見越したタイムスケジュールなんでしょかね?(^^;
ちなみに機内食はサンドウィッチが出ました。
具はOKだけどパンは乾いてる?・・・


預け入れ荷物を受け取り、ロビーに出る。
すぐ前に有る両替所で日本円8万円分を両替。
ここの所の円安で1バーツ=3円のレートでした。
アベノミクスメイワク〜!
両替後、横に有ったタクシーカウンターで目的地KNCのモラコット・リゾートまでのタクシーチケットを購入。
場所がマイナーなので、住所など紙に書いておいて窓口で見せるとスムーズに交渉できると思います。
ちなみにタクシー代は空港価格なので定額で1200バーツ(3600円)でした。


タクシーの運ちゃんが迎えに来たので、出口に向って歩いていく。
出口に向う途中に売店が有ったので水を購入しておく。
タクシーに乗り込みクラビ空港を10:00に出発

車窓から眺める景色はインドネシアに近い感じを受けた。
違うのは全然読めないタイ語の看板。
しかし英語表記も所々有るのでなんとなく場所が把握できる。
道端にゾウが居たのをにゃっちが発見!
飼ってるのかねえ?野良じゃないよな(^^;
高速道路(?)を120km/h以上で飛ばす運ちゃんのお陰で、10:40にKNC(Khao Nor Chuchi)の入り口に有る宿、
Morakot Resort(モラコットリゾート)に到着。
時間が早すぎるかと思ったけど、問題なくチェックインさせてくれた。

宿を予約する時にメールで「バンガローとスタンダートが有るのでどちらが良いか?」と聞いて来たのだが、
Oratさんやukiukivideoさんが以前泊まった時は、部屋にその様なランク分けは無かったらしい。
有ったのはエアコン付きか無しか?の差だったそうだ。
値段はバンガローが700バーツ、スタンダートが1200バーツと少し開きがある。
とりあえず値段の高いスタンダートにしておいたのだが、行ってみて理由がわかった。
モラコットリゾートと言えばOratさんに聞いていたのは、コンクリート作りの暗くて狭い部屋で、水シャワー、手桶流しトイレと、
鳥撮りでもしなきゃまあ〜泊まることは無いだろう宿だったのだが、あまりにもそのイメージと違う!
まず綺麗で広〜い部屋。
エアコン、冷蔵庫、テレビ完備でなんと水洗トイレ、温水シャワーも完備だ!
あまりにも綺麗な部屋なので、いつこの部屋は出来たのか宿の人に聞くと、3ヶ月前だと言う。
丁度僕らが予約した頃に完成したらしい。
これなら2日間の滞在が快適そうだ(^o^)
これでルームチャージ1泊1200バーツ(3600円)ですよ。
安すぎる!

12畳ぐらいは有るかな?荷物置いても広々

温水シャワー                                水洗トイレ 小石もひかれてて洒落てる

洗面台                                    テレビと冷蔵庫完備

大きな窓からは中庭が見える                      スタンダートは1棟2部屋のコテージタイプ。新築で綺麗!

熱帯装備に着替えて、早速宿の裏の池を偵察に。
Oratさんが前に来た時より周りの樹が育っているのかな?
魚は結構いるようだが、真昼間の為か鳥の姿は見えず。
夕方また来てみよう。

モラコットリゾートの池

もう昼時なのでモラコットリゾートのレストランに向かう。
食べ始めた時は12時少し前だったので客は居なかったが、12時を過ぎるとどんどん客が入ってきた。
結構食堂として繁盛してるんだなあ〜。

道路側のテーブルから受付&キッチン方面

暑いのでビールを飲みたい所だがここは我慢。
おとなしくRICKはアイスティーとシーフード焼きそば、にゃっちはアイスコーヒーと野菜チャーハンを頼む。
これが結構美味し!
辛くないので中華風なのだろうか?
これで焼きそばもチャーハンも約180円なだからコストパフォーマンスも最高!
カップラーメン食べる必要も無いや!(笑)



麺類、チャーハン類はほぼ60バーツ均一料金

美味しいご飯を食べ終わり、部屋ににゃっち戻る。
にゃっちは夕方まで少し昼寝、RICKはコンタクトレンズを入れている為昼寝出来ないので、双眼鏡とコンデジだけ持って
宿の周りの偵察に行く事にした。
裏の池の脇を抜けて、少し掘れた段差の脇から綺麗な川に出る。
水も綺麗だし魚も居そう。
と、言う事はカワセミも居るんでしょねw

しかし暑い昼間は鳥もどこかで昼寝しているのだろう、カワセミの気配はおろか他の鳥の気配もまったく無い。
川も深くて渡れないので、岸沿いに歩いていく事に。
崖を登ると椰子のプランテーションになっており、川沿いに歩く事が出来た。
しばらく進み川が曲がっている場所まで来たが、予想通り鳥の姿は無し。
東南アジアでの極普通種キバラタイヨウチョウは居たけどね(^^;
仕方ないので宿の方向に戻り、今度は舗装道路をKNC方面に歩く。
100mぐらい進んでカーブを曲がると、延々と直線道路が見える。
この炎天下、舗装道路の上を歩くのはしんどいわ・・・・あまりの暑さに退散。

KNC方面からモラコットリゾート入口を見る

部屋に戻って少し昼寝。
と、言ってもコンタクトをしているので目を閉じられないのだが。

夕方3時過ぎになり陽が弱くなって来たので、にゃっちと一緒に裏の池に撮影に行く事に。
でも鳥の姿は皆無ですねえ・・・(^^;
コテージの脇の樹に居たのは、東南アジアでは普通種コサメビタキ。
どうもコサメは最初に出会う確率が高いなあ〜。

コサメビタキ

しばらく池の傍で待っていたが、めぼしい鳥は出てこない。
4時になり、もうそろそろOratさんが着くんじゃないかと思い、レセプションに行く。
母屋の入口に見慣れたオレンジのスーツケースが置いてあった。
どうやらOratさんは無事到着したらしい(^o^)
中に入ると、受付でチェックインしているOratさん発見!
良くここまで来れたねえ〜。
タイのこんなド田舎で逢えるなんて不思議なもんだ(笑)

とりあえず再会を祝してカンパーイ(o ̄▽ ̄)ノ
と、言っても僕らはジュース、Oratさんはビールだけど。。


Oratさんは5年前にモラコットリゾート宿泊体験済みだが、前に来たよりも敷地全体が整備されている様子に驚いている。
部屋に入るとさらに驚くんだろうな・・・( ̄ー ̄)
反応が面白そうなので部屋まで付いていく事に。
まず建物が増新築されているのに驚く。
部屋に入ってさらにびっくり!前とのギャップにカルチャーショックを受け大興奮している。
宿の女性に質問攻めしてました(笑)

とりあえずOratさんに撮影準備してもらって、もう一度池に行く。
池の周りも昔とは違う雰囲気らしい。
鳥はまだ出てこない。

雲が厚くなり天気が怪しくなって来たので、レストランの方に向う。
レストランの前にはハナドリを寄せる為のバナナが有るのだが、大分痛んでいた。
宿の人に言うと、新しいバナナをセットしてくれた。
待っていれば鳥が来るのだという。
待機しているとスコールが来た。。。


わかりづらいけどバナナが刺さってます。               レストランからバナナの餌台を見る。

雨が降り始めるとどこからか鳥が湧いてきた。
まず来たのはオレンジハナドリ。
雨に濡れてびっしょり。

Orange-bellied Flowerpecker   オレンジハナドリ


Scarlet-backed Flowerpecker   セアカハナドリ♀

これはヒヨドリの仲間かな?


とりあえず来てくれたのはこの子達だけ。
まあ〜今日は初日だからこのぐらいで良いのだ。
明日からのガイド探鳥に鳥運取っておかないとね(^o^)

各自の部屋に戻り、シャワーを浴びてからレストランへ集合。
とにかくかんぱ〜い(o ̄▽ ̄)ノ
タイでの定番SINGHAビールは初めて。
呑みやすいビールなんですね。
沖縄のオリオンに近い様な・・・・暑い場所だとさっぱり系が好かれるんですね。

シンハでカンパ〜イ(o ̄▽ ̄)ノ

付け合せにフライドポテト                         餡かけ野菜

ガーリック&コショウの鶏肉焼き これが美味しかった!         ビール大瓶でも240円ぐらい。

レストランは宿泊者で結構混雑していた。
十数人でイギリスからバードウォッチングに来ている団体も居た。
在バンコクの野鳥ガイドに依頼しているらしい。
他には、香港から来ていたバードウォッチャーのカップルが、僕らが食事している最中に帰ってきたのだが、一緒に降りてきた
恰幅のいい人物がYotinらしい。今日はYotinは彼らのガイドをしていたようだ。
僕らが挨拶に行くのも気が引けるので、とりあえず知らない振りをしておく。
Yotinが帰った後、香港カップルに聞くと、どうやら今日はKNCの顔クロハラシマヤイロチョウを見る事が出来なかったらしい。
なんでも、暑すぎる為にコンディションが悪いとか・・・ふ〜んそうなんだ。
さっきの雨は久しぶりらしいので、状況が好転する事を祈ろう。

食事中、イギリスバーダーについているガイドが蛙を見つける。
小さいのだがウシガエルらしい。
鳴き声が牛みたいだとか・・・


しかし想像以上にモラコットリゾートって繁盛しているんだなあ〜。
もっと閑散としてる宿だと思ってたよ。

さて、ビールも呑んでお腹一杯食べて大満足。
明日は朝6時30分にYotinとここで待ち合わせだ。

部屋に戻って早く寝ますか・・・




翌日へ

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