2013年1月台湾探鳥記 2日目


朝6:15分まだ暗い内に起床。
にゃっちの淹れてくれたコーヒーを飲む。
6:50に部屋を出る。
今日は戻らず阿里山に1泊するのでフロントにその事を伝えてカードキーを渡そうとしたが、そのまま持っていて良いと言う。
7:00から朝食が始まるのだが8:00の台湾新幹線(台湾高速鉄道)に乗るには少し早く出る必要が有るのでキャンセル。
台湾で切符を買うのが初めてなので、最初はスムーズに乗れるか判らないからね。
朝食は駅で何か買って新幹線の中で食べる事にしよう。

フロントにタクシーを呼んで欲しいと言うとスタッフと共に玄関に向かってロビーを歩いてる最中に丁度タクシーが目の前の道路を通り掛かる。
スタッフが指を鳴らして(聞こえるわけないんだが)合図するとタクシーは急停車。
すぐに乗る事が出来た。
台北駅までは150元で時間は20分ぐらいだった。

台北駅の中に入り、切符売り場を探す。
ネットでは『当日券は地下1Fで買う』って書いてあったが、案内の表示を見るとこのフロアでも売っているみたいだ。
切符を自動販売機で買うのに挑戦。
中文と英語の案内が出来るけど英語案内の方がわかり易いかな。
商務車(ビジネス)というグリーン車に相当する席に1000円増で乗れるのでせっかくだからそちらを購入。
クレジットカード決済出来るので便利。。


無事切符を購入する事が出来たので弁当売り場を探すが、まだ開いていない店が多い。
7イレブンでサンドウィッチとチキンバーガーを買う。
商務車ではコーヒーは車内サービスらしいので買わないでおいた。



ホームに行くエスカレーターの入口が開かれて地下2Fのホームに移動。
エスカレーターを降りるとすでに新幹線は来ていた。
終着駅で有り、最初の駅だから当たり前ではあるが。


6号車一両が商務車両。
さすが商務車シートは大きくてゆったりしている。


乗ってすぐにコーヒーとケーキ、ミネラルウォーターが配られた。
サービス良いね〜。
これで1000円増しはお得!(^o^)


車窓の景色を見ていると結構曇っている。
どうやらスモッグの影響らしい。
大陸の汚染がここまで酷いとは・・・・

台中からはwifi接続が出来た。
テスト期間で台中〜高雄間は無料で接続可能※2013 1月時点
台北から台中間はまだ接続できないみたい。


9:30すぎに高鉄嘉義駅着。
思ったり近代的で広い駅だった。
案内所で場所を聞いてバス停に向かっていると前から客引きのおじさんが現れた。。
どうやら阿里山まで300元だと言う。
公共のバスは代金255元で10:10発なのであまり変わらないし早く着きそうだ。
ま、45元差なら・・・と、とりあえず乗っていく事に。



途中台鉄嘉義駅に寄りここでも客引きをして、満席で阿里山へ向かう。
※台湾新幹線=高鉄  台湾在来線=台鉄
ネットでは見ていたが噂どおりかなり長い山道でにゃっちが途中で酔ってしまった。
なんとかこらえて貰い、阿里山国家森林公園の入場ゲートに着く。
ここでは一人150元の公園入場料を払います。

このゲートからしばらく走り、やっと阿里山駐車場着。
ここがタクシーやバスの最終地点でターミナルになっている。
ここから先は公園内のバスか中のホテルのシャトルバス以外は入れないらしい。。
日本で言う上高地みたいなもんですね。


7イレブンで昼食のおにぎりと晩御飯のカップラーメン、ビールを購入。
泊まる阿里山閣大飯店まではシャトルバスに乗らなければいけないので公衆電話で連絡する事に。
しかし幾らなのか書いてないし、最初掛け方がわからない。
なんとかホテルに繋がってピックアップを頼むと(英語で)7イレブンの前にブルーのバスが行くのでそれに乗ってくれと言う。
電話を切ったら目の前にブルーのシャトルバスが居たのでそのまま乗せてもらいました。

7イレブンの看板 多くの人が記念写真を撮っていた。

シャトルバスは坂を登っていき5分ほどで今宵の宿『阿里山閣大飯店』到着。
まだ12時前なのでちょっと早すぎたかな?
チェックインタイムは13:00からだったがフロントに行ってみると問題なくOK。
フロントの男性はここでも日本語OKでした。


しかしさすが標高2300m超えの高原、結構寒い。
一応部屋に暖房は有るので夜は大丈夫だろう。
冷蔵庫は無かったが寒いので買っておいたビールはベランダに置いておけば問題無いかな?
ベランダに出ると前の桜の樹にカンムリチメドリが群れていた。
遠いので撮影する気にはならなかったが、にゃっちが楽しみにしていた鳥だ。
後で撮りに行こう。

ベランダからの眺め


部屋はツインルーム                            バスタブ有り

 
またもや昼食はコンビニでおにぎり購入(^^;

軽く昼食を食べて早速探鳥開始。
まずホテル前から線路を渡って細い路地の方に行ってみる。
足元から小鳥が飛び出した!
なんだろう?ヒタキの仲間だけど色が付いてない。
白い眉がはっきりしているのでアリサンヒタキの♀かな?

多分アリサンヒタキ♀

そして鳥が多い公園と聞く沼平公園に行こうとするが、なんか工事中で入れないぞ?
いろいろ周りから入口を探してみたが、どうやら全域立ち入り禁止らしい。
この公園を管理するHPにももそんな事書いてなかったじゃん。
ここまで来てどうすんのよ・・・( ̄〜 ̄)

沼平駅は右側に新しい駅舎を建築中。それに伴い公園も全面改装中らしい。

仕方ないのでホテル前を通り過ぎ『姉妹澤』と言う森の中の池に行く事に。
坂を下る前に一人のデジスコカメラマンと出逢う。
しばらく英語で話をしていたのだが、何が撮れたのか画像を見せて欲しいと頼んだら「just wait」と言ってカメラを弄り始めたので
にゃっちに向かって日本語で「電池が無くなっちゃったのかな?」と話したらその男性
「あれ?日本人ですか?」と言う。
外見じゃお互いわかんないね〜(笑)

そして目的のアリサンヒタキはこの先の池に一日中居ると言う事や、工事中となっている沼平公園だが中に入っても何も言われないので大丈夫と聞く。
じゃあ後で行ってみよう。

その場で別れて、池に向かう。
森の中の石段を降りて行くと小さな池に着いた。
ここが妹澤という池らしい。
池について様子を伺っていると池脇に小鳥の影が。
おお〜!アリサンヒタキだぁ!(o ̄▽ ̄)ノ


アリサンヒタキ


池の反対側に回り込んで待っているとどんどん近づいてくる。
ただ暗いのでSSが上がらないのが辛い。


最初アリサンヒタキの近くに居たので雌かと思っていたが、良くみるとミソサザイだった。

ミソサザイ


その後もアリサンヒタキはサービス満点。


ここはヒノキの森の中の池でとても良い環境だが、とにかく某国の団体ツアーが多いのには閉口する。
やたら大きな声で騒ぐし、遠慮無いねえ・・・
観光地なので仕方ないけど、彼らは静かな森の中に何を求めに来るんだろうか?
現地の人の話によるとどうやら『気』を貰いに来るらしいけど。
パワースポットって事なんでしょね。
とにかく団体は次から次へと来るし、お願いだから静かに撮影させてくれ〜(^^;

とりあえず結構撮れたので、沼平公園に向けて戻り、通れそうな柵の間から公園侵入。
イメージよりかなり整備された公園だ。
公園内を鳥を探して歩き続ける。
が・・・鳥、居ません!
聞いていた話と違うなあ・・・・

駅の前から見た空中木道


園内にはこんな感じで鳥の説明をした看板も有るんですけどね。

工事中の人は結構居るし、歩道はすべて石で綺麗に整備されたばかりみたいだ。
歩道脇の藪は綺麗に刈られているし、これじゃ鳥が隠れる所が無いので厳しそうだ。
まちちこさんが数年前に来た時もこんな状況だったんだろうか?
※帰国後まちちこさんに写真を見せたら以前と全然状況が変わっているとの事でした

とりあえず居たのがシロハラ・・・って(^^;
うろうろしていたら、さっきのデジスコカメラマンに再会して撮れた写真を見せてもらったがRICKが撮りたい鳥が居ないなあ・・・
彼は阿里山に3日間居てタカサゴマシコは一度も見ていないらしい。
整備しすぎだよね。これじゃ居なくなるよな・・・

公園内での成果があまりにも乏しいので昼にヒタキを見た細い道に行く事に。
メジロチメドリやダルマエナガの混群が居たが、時間はもう16:50分。
夕方で雨がぱらついてる状況なので暗く、撮影条件的に厳しいのでまともに撮影できませんでした。

17:00すぎたらもう暗くなったので部屋に戻る事にした。
山の上だし、冬場は撮影できる時間が短いなぁ。

ダルマエナガ

メジロチメドリ

リス


部屋に戻るが想像以上に寒いぞ・・・。
暖房はモーターの音が煩いだけであまり効いてないみたい。
さっさと風呂に入ろうか。

お湯をバスタブに溜めるがちょっと温度がぬるい・・・。
バスタブに浸かりながら蛇口からお湯を掛け流ししてなんとか凌ぐ。
ボルネオ、キナバル山のリワグスイートも標高が高い場所だったけど、同じ様に寒さで苦労するとはね(^^;
ま、山小屋よりマシだけど。
お湯はロビーに有る給湯器でいつでも汲めるのは有り難いですね。


カップラーメンで夕食。
東南アジア独特の味で、味が薄くミントっぽい爽やかさが有る。
でも根本的に味が薄い様な・・・



夕食を食べたらあまりに寒いので20:30に就寝。
鳥撮り本番は明日午前だ!

翌日へ進む>

RICK PHOTO海外探鳥記トップページへ