<ランカウイ3日目>
昨日、朝早く起きても暗かったので今日は遅くまで寝る事にした。
でも、6時すぎには目が醒めてしまった。
理由は雷雨。
それはもう物凄い勢いなのだ。
「こりぁ今日の探鳥は無理かな?」なんて思っていたが徐々に雨は弱まり明るくなる頃には殆ど止んでしまった。
また、バイキング形式の朝食を採り、昨日と同じ席で頂く。
今日はミーゴレン(マレー風焼きそば)が有ったので食べてみる。
結構美味しい。

さて、雨はまだ少し降っている。
探鳥に行く事にするのだが川は増水して駄目そう。
では、という事でザ、ダタイという高級ホテルのある方向に行ってみる事にした。
熱帯雨林が結構有るらしい。
雨はまだ、降ったり止んだりだがなんとかなるでしょ。

ガソリンスタンドを越した所で昨日の湿地帯を一応見て見るとアオショウビンが木に留まっていた。
「居たー!!!」
と大喜びのRICK
早速何枚か撮影。
距離が有るのと暗いので画質は辛いが撮影は成功。
幸先が良いね〜♪

アオショウビン 

島の北西部の海岸に沿った道路に差しかかるとゴルフ場が有り、そこを通り過ぎると橋が掛かっている。
河口が見えて、上流部は木が鬱蒼としていた。
一応車から降りて橋から川の上流をみて見ると10mほど離れた木の間に黄色い物体が・・・。
「いた!チャバネチャバネ!!!」と言葉にするのももどかしい。
「何があったの?」と不思議がるにゃっちへの返事もまともに出来ないまま動揺しながら車の中に有ったカメラを持ち出す。
カメラをセットしながら「チャバネコウハシショウビンが居るんだ」と説明。
数ショット撮った後、チャバネコウハシショウビンは林の中へ消えて行った。
やった〜!!!この鳥は是非見てみたい鳥だったからね。

チャバネコウハシショウビン

アカショウビンをヤマセミぐらいの大きさにして、羽の部分を茶色に塗った感じの鳥だ。う〜ランカウイに来て良かった・・・・・。
近くでサイチョウの群れが騒いでいる。

また、車に乗り込みさらに島の西にあるダタイの方に向かう。
ずっと行くとホテルの入り口が有ったが細い道なのでそのまま通り過ぎ、さらに行くと門が有り、行き止まりになっていた。
その手前に川が有り、車から降りて何か居ないかと探索。
あまり鳥の声がしなかったので車に乗り込み帰ろうかと思うと、木の枝に何か留まっている。
モズの様だが???
全然逃げないので、とりあえず写真を撮り後で調べる事とする。

謎のモズ アカモズみたいだけど日本のとは違うような?
※有り難いことにALCEDOさんから教えて頂きました。チゴモズ(Tiger Shrike)の若だそうです。
帰りがけに一応先程のチャバネちゃんポイントでチェックするが姿は見えず。
居るのはサイチョウだけだった。
にゃっちがICレコーダーを使ってサイチョウの声を録音している。
「ケケケケケ・・・」と笑っているような声が録音出来ていた。
12月オーストラリアに行った時にワライカワセミの声を録音して聞き比べてみよう。

昼になったので御飯を食べようと島一番の町クアタウンに行く事にする。
ちょうどダタイとは反対方向だが、小さな島なので30分も掛からないだろう。
車を走らせ道に突き当たり左に曲がると、またゴム園の多い通りに出る。
その道にも小さな集落がポツポツ有るのだが、人が屋台でノンビリ御飯を食べている。
「なんか平和だよね〜」等と話しながら車を走らせていると突然にゃっちが「アオショウビン!が電線の上に居た!」と言った。
車をUターンさせてみると確かにアオショウビンだ。
カメラを持って車から出ようとした時に気づかれて飛んでしまった。
まだ近くだったので再度近づこうと試みるが、結局民家の庭に逃げ込んでしまった。
車から出ると流石に嫌がるなあ〜。
と、少し車で走ると今度は木の間に居たのを発見!
今度は車の中から押さえを撮影した後にそ〜っと車外へ出て、車をブラインド代わりに撮影。
今度はかなりのアップで撮る事が出来た。
やった〜(^^)


また車に乗り込み、ランドアバウトを島の南に行くように右に曲がってクアタウンに向かった。
結構人が多くなってきたのでちょっとゴミが気になるなあ・・・。
せっかく自然が残って良い所なんだから捨てるなよ〜
モスク等も増えてきてなんかマレーシアだなあ〜と言う感じ。
そのうちにクアタウンに着いた。

特に観光には興味ないのでとりあえずショッピングモールに行ってみようと入ってみた。
確かに物価は安いよね。
足りなくなったホテル滞在時用のビールを買いこむ。
その後、飯を食べようとビルの2階に移動した。
階段を上がり、目の前に有る店が沢山並んでいる所で2人で違う店で違う物を食べてみようという事に。
RICKはミーゴレン、にゃっちはナシゴレンだ。
2人とも御飯とジュース付きで150円ほどの金額。
安い〜(何度も言いたくなるよね)
味は「すげえ旨い!!!」
これがもの凄く旨いのだ。
日本でいう焼そばだが、これほどの焼そばを今まで食べた覚えが無い。
にゃっちのナシゴレンもこれまた凄く旨い!
ホテルのも旨いと思っていたがちょっとレベルが違う美味しさだった。
これで150円とは恐るべしマレーシア・・・。

また、お腹一杯になったので今度は釣りでもしようかとホテル方面に戻る。
先程のナシゴレンに入っていたイカが餌だ。
まず、空港近くの滑走路脇で釣ってみるが反応無し。
早々に引き上げて場所を移動する事にする。

途中ににゃっちが土産を買いたい店が有るとの事で探すのだが、地図に載っている場所に無い。
「おかしいなあ〜」と周りを探すがやはり無い。
しょうがないからと、諦めて車をホテル方向に走らせていると店が有ったのだ。
全然地図の場所と違うじゃねえか〜!(怒)
お土産を買い込み(結構使った。滞在費よりも掛かったのでは・・・)今度は釣りを再開する為にまた車に乗り込む。

ホテル前を通り過ぎパンタイコックの港へ。
車から防波堤で釣りをしている人を昨日見つけていたのだ。
釣り場に着くと現地の人が3人ほど釣りをしていたが釣れている気配は無し。
にゃっちは浮き釣り、RICKはルアーでやるが反応は無し。
RICKはオモリを付けバス用の針に付け替えてイカを差してブッコミ釣りに変更した。
そうしたら結構アタリは有った。
それを告げるとにゃっちも仕掛け変更。
針を小さめのにしたらにゃっちの竿に早速アタリが有り、釣り上げたのは小さな魚。
横で釣っていた現地の人が小さいと言って笑ってたけど、アンタは釣れて無いじゃん!
とツッコミたくなった。
その後にゃっちはハゼの仲間を釣り上げ満足して釣り終了。
海外連続釣果記録を更新したので有った。
RICKはと言うと、とっくに記録は寸断されているので関係無いのだ(笑)
にゃっちが釣れればそれでOK!

その後、昨日の湿地帯に寄って、車の中から昨日アオショウビンがいたポイントを見た。
インドトサカゲリが2羽居たので撮影。
頭の赤い所が目立つ。

インドトサカゲリ 車の中から撮影していると近くに寄ってきた

また車で500mほど湿地帯を移動して池の近くの木を見るとなんとチャバネコウハシショウビンが居るではないですか!
早速カメラを取り出し撮影タイム。
近くには日本と同じ種類のカワセミも留まっている。
なんと贅沢な組み合わせ!
でもここはチャバネちゃん(長いから略したけど台所にいる奴じゃないよ)に集中。

池に張り出した木の上で。                                 カイカイしてる・・・。 

かなりの枚数を撮ってたら今度は欲が出て飛翔写真が撮りたくなる。
にゃっちに向かって「ちょっと外に出てみて」と頼む(またかよ〜日本でやったらヒンシュクもんだわ)
しかし普通ビックリして逃げるはずだが、この子は逃げない飛ばない。
にゃっちも「あのさ〜、君が飛ぶ姿を撮りたいんだって〜。だから飛んでくれる〜?」
とチャバネちゃんに語り掛けるのだが逃げない。
やはり、にゃっちには動物に対して警戒心を与えない能力が有るらしい。
じゃあ、と言う事で自分が外に出たらあっさり飛んで逃げました。
はははのは〜(笑)
だいぶ撮ったのでまたホテルに帰ってビール呑みつつベランダから鳥撮りしようかと(なんという贅沢な・・・・)車に乗り込んだ。

ホテルに着いてシャワーを浴びベランダに。
鳥は昨日よりも少ないがサイチョウが居たので何枚か撮影。
そのうち夜になってベランダで話しているとデカイヤモリが。
「お〜これが噂のゲッコーかあ〜」と感動。
明かりが付くとビックリしたのか、影に隠れてしまった。
にゃっちが写真を撮りたいと粘っていたのだが中々出て来てくれない。
そのうち「ゲッコー ゲッコー」と鳴くとどこかに消えてしまった。
悔しがるにゃっちだが「まあ、一応見れたから良かったね。声も聞けたし。挨拶して消えたんだよ」となぐさめる。
しばらくすると今度はベランダのすぐ近くの木から滑空する生き物が。
あれがうわさのヒヨケザルか?モモンガか?
とりあえず見たかった動物も見れて満足して就寝。
ちなみに夜御飯はこの日はお菓子でした。
ビール呑み過ぎでお腹一杯なんだもの(^^;