<最終日>
さあ〜最終日だから気合入れて朝から起きて探鳥だ!
と、思った居たのだが外は大雨・・・・(T−T)
もう一度布団に潜り込み二度寝をする事になってしまった。
確かに昨日の天気予報でも一日中雨/雷雨って言ってたものなあ〜。
まあ、一日ぐらいはしょうがないのかな。
うだうだしている内に8時30分になって雨の中やっているのかわからないが、誘われたバードフィーダーに行ってみた。
すると、もうインコやカササギフエガラスが待ち構えている。
係りのおじさんが来るとさらにその数は増えていった。
餌はひまわりの種だ。
帽子の上や手のひらに餌をを置くとインコが乗ってくる。
おじさんがにゃっちに餌を渡すとにゃっちの手や頭にインコが乗ってくる。
見ていると痛そうだが優しく乗るのでかえって気持ちが良いぐらいとの事。
RICKは撮影する係に徹した。
野生らしいんですが・・・・
その後レストランでバイキングの朝食。
と、言っても2人しか居ない。
皆、もう食事は終わったのかな?
食べ終わり部屋に戻って、9時50分チェックアウトした。
「とても素晴らしい部屋でした」
と、言うとロッジの人が嬉しそうに「良かったわ。良い休日を」と返してくれた。
車に乗り込み、近くのエバンスLOOKOUTに行ってみた。
展望台に付くと霧がどんどん晴れてきて、見渡しも良くなった。
欧米人の老夫婦が来て「平和な景色ね」と僕らに話しかける。
本当にそうだね。
さ〜てどこに行こうかなあ。
地図を見ながら考えたのだが、やはり川の近くが良いかな。
それに標高が低くて熱い所の方が鳥が居るだろうと考えた。
地図を見るとブルーマウンテンの下に降りられる車道が有る。
Blackheathという街からMegalongRDに入り、Megalongという街(集落か)に向かって行く道路だ。
じゃあここに行って見ようと車を走らす。
道はどんどん標高を下げて、辺りは熱帯雨林の様相。
峠道を終えると牧場が有ってちょっと開けて来た。
すると白い鳥が3匹飛んでいた。
ワライカワセミだ!
車を止めて撮影しようとするが距離がちょっと有る。
しかし、周りには他の鳥の姿が沢山有った。
まず、目に付いたのがカワセミに似たシルエットのgray-butchr-birdだ。
最初図鑑を見るまではカワセミと思ってたよ。
gray-butchr-bird ハイイロモズガラス
少し先にはあの白いインコ、キバタンが居る。
近くで見ると頭の冠羽が大きくて黄色い。
sulphur-crested cockatoo キバタン
「これはこの先も期待できるなあ〜」とさらに車を走らせる。
道を進むと橋が掛かっていた。
ここがMegalongCreekという川らしい。
とりあえず先まで行って見ようとさらに道を進んだが、人の敷地の門に当ってしまった。
ここで行き止まりらしい。
先ほどのMegalongCreekが良さそうな雰囲気だったので戻る事にする。
川の脇には車を止める空き地やベンチが有って、休日はここでデイキャンプでも出来そうな感じ。
でも、川は無粋な河川工事などまったくやっていなくて自然の川そのままだ。
今日は月曜日なので人も居ないし、鳥を撮るにはとても良い環境だ。
Megalong Creek 鳥撮り天国だった
早速ゴーヨンを担いで辺りを散策。
するとなんと鳥の多い事。
まず、木の上に黄色い顔の鳥を発見。
Yellow-faced Honeyeaterだ。
yellow-faced Honeyeater キホオコバシミツスイ
次に遠くで大きな声がする
white-eared-honeyeaterだ。
どうやら縄張り争いをしているらしい。
white-eared-honeyeater ミミジロミツスイ
川の方に歩いていくといきなり「バシャ!」と言う音と共に何かが向こう岸に泳いでいく。
もしかしてカモノハシ?
と思いにゃっちを呼ぶ。
「見てみたいからここで張ってる〜」
と、にゃっちは隠れたと思われる場所を見張っていた。
RICKはその近くで座りながら鳥を探していると何か小さい鳥が飛んできた。
あれは・・・・カワセミだあ!
諦めかけて居たカワセミが姿を現したのだ。
「モリショウビンだよ〜(あとで調べたら初見のヒジリショウビンだった)去年ケアンズでマトモに撮れなったからリベンジだ!」
と気合が入るRICK。
しかしゴーヨンをずっと持ち歩いて居たので手持ちはキツイわ〜(^^;
それでも何枚か撮影。
sacred-kingfisher ヒジリ(聖)ショウビン
にゃっちも呼んで、喜んで撮影して居ると今度は2羽で現れた。
何か囀りながら近づいている。
求愛行動らしい。
これは貴重なものを見れたとさらに喜び倍増!
これも撮影に成功した。
sacred-kingfisher 左の小さい方が♂
腕が上がって来たので三脚を車から持ってきた。
するとさっきの雄がまた舞い戻ってきてしきりに鳴いている。
尾羽を丸まらせて一生懸命囀る。
必死な様子が可愛い・・・(^-^ )
また、雌を呼んでいるのだろう。
「お前さっきイチャイチャしてたじゃん!」
と、それを見ていてにゃっちと笑う。
にゃっちがカワセミの求愛の鳴き声をボイスレコーダーで録音してみた。
意外と良く録れているので聴いてみて下さい(これって結構貴重じゃないかなあ?)
雌を一生懸命呼んでいる。
満足していたその時にさっきの水音の主が水中から現れた。
なんと1mぐらい有るオオトカゲ。
と、いうか恐竜だね。
カモノハシじゃなくて残念。
でも、にゃっちはそれなりに嬉しそうだ。
「もうそろそろ満足したなあ〜。暑いし・・・」
と川から車に向かおうとした時に目の前に鳥が舞い降りた。
しかもハートのイヤリングをしている様な変な鳥。
red-wattle-birdという鳥だ。
RICKとの距離は約2m。
最短撮影距離よりも近い。大胆な奴だ・・・。
redwattlebirds アカミミダレミツスイ
車に戻って甘いロールケーキの昼食を食べて、探鳥終了。
もう400枚以上撮影しているのでMDの残り撮影枚数も少ないし、この川で大変満足したからだ。
今度はブルーマウンテンのシーニックワールドに行ってみる事にした。
さすが観光地だけ有って人が多い。
有名な急勾配のトロッコに乗って谷底に下りる(確かに急だった)
そして熱帯雨林の中のボードウォークを人の居ない方に進んでいくとYellow−Robin−Walkという標識が。
名前に惹かれて行ってみたらそれらしい鳥が居たので撮影。
暗いし70-200mmなので画質は良くないかな。
キバラモズヒタキ
ボードウォークの最後、ロープウェイの駅に着いたら
なんじゃこの人だかりは!!!とビックリ!
どうやら修学旅行生と当ったらしい。
しかも日本人だよ〜(T−T)ヤメテクレー!!!
周りの外人もウンザリしている。
おまけに会話の内容からわかったのだが今夜僕らと同じ飛行機で帰るらしい。
サイアク・・・。
ギュウギュウ詰のロープウェイに乗り、観光地はもう沢山と、車に逃げこみシドニーに向かいながら探鳥でもしようと車を走らせた。
行きと同じ道じゃ面白くないので脇道にそれて、4号線と並行する50号線に出て、リバプールという街を目指した。
ところが探鳥出来そうな場所は無く、おまけに雨がポツポツ降ってきた。
雷も遠くで鳴っている。
「もう、空港に早めに着いちゃおうか・・・」
という事で意見が一致。
走っているうちに雨と雷が凄くなってきた。
シドニーも近づきモーターウェイ(高速道路)に乗ると何故か凄い渋滞。
まだ、時間に余裕が有るので別に焦りは無いが不思議だった。
「東京と変わらないぐらい渋滞するんだねえ〜」
なんて2人で話して渋滞の先に進むと何と高速から出るように誘導されている。
ジャンクションの近くで大事故が起きていたのだ。
バイクやトラックなど十台近くが車線を塞いでいる。
「事故だったのね・・・」
と、理由がわかった。
自分も事故しないように慎重にいかないとね。
無事にシドニー空港に着き、ハーツにレンタカーを返却してカンタス航空に早めにチェックインしようとしたら
「まだ、時間が早すぎるから駄目。6時30分に来てね」
と言われた。
あと30分ぐらい有る。
しょうが無いので30分待ってカウンターに行くとさっきとは違う人が居て
「7時15分からです」と言われる。
「なんだよ〜!さっきの人の言葉はナンだったんだよ〜」
と、ブーブー言う2人。
しょうがないので7時15分までまた待つ。
7時15分今度は大丈夫だろうとカウンターに行き、預け入れ荷物を預ける。
すると「その手荷物も計りますので・・・」
またかよ〜(T−T)
行きと同じパターンで最初は駄目と言われたが(分解できませんか?ともまた言われた)ごねたら通してくれた。
カンタス厳しいなあ〜。
でも、席は3人掛けの所を2人で使えるように取ってくれた。
それには素直に感謝。
これで帰り寝るのが楽かも。
後は搭乗口に行って、近くの食堂で夕御飯とビールを呑む。
「お疲れ様〜!!!!!」
と、なんかホッとする。
搭乗までの時間に、にゃっちと撮影出来た鳥を図鑑で確認をしていたらあっという間に時間が来た。
機内に入るとと修学旅行生は近くに居ない。
良かった〜。
また、カンタスのシドニー成田線はパーソナルテレビが付いているので暇つぶしが出来るのも良いなあ。
おくれてきた乗客を待っていたので30分遅れで午後10時45分シドニー離陸。
RICKは2人分の席を使って機内でも爆睡でき、翌朝6時15分成田着。
7時すぎにはUSAパーキングに戻り、懐かしの我がハイエース君と再会。
9時に自宅に戻り、すぐシャワーを浴びて仕事をした(結構ハードだわ〜)
帰ってきてすぐにゃっちと話す。
「楽しかったねえ〜。来年はどこ行くかなあ〜。
ケアンズ?コスタリカ?ヒマラヤ?ニュージーランド?う〜ん悩むなあ・・・。
今度はにゃっちが決める番だから良い所選んでね」
まあ、どこに行っても楽しいんだけどさ(^-^ )
さあ〜果たしてどこに行く事になるんだろう(行けるのか?)
こうしてRICKとにゃっちのタスマニア〜シドニー旅行は終わったのだった。
最後まで下手な文章を読んで頂き有り難うございました。
クレイドルマウンテンロッジの売店に居たワライカワセミ
お腹を押すと笑ったように鳴きます(笑)