<2日目>12月8日 サンホセ〜ラパス滝近辺〜サベグレ

この日は6時30分に出発なので、早く起きる。
と、いうかRICKは気持ちが高ってしまい殆ど眠れなかった。
子供だねえ〜(^ ^;

露木さんとホセが迎えに来てくれ車に乗り込む。
最初の目的地はサンホセから1時間ほどのラパス滝近辺だ。
今日泊まるセベグレとは反対方向だが、セベグレには居ない鳥が居ると言う事で露木さんに頼んで寄り道してもらう事にしたのだ。
どんな鳥が見れるんだろう(^-^)

車窓を眺めていると結構サンホセは都会だ。
片側3車線の道路も有り、交通量も多く、道路も整備されている。
あの有名なパンアメリカンハイウェイを通って市街を抜けていく。
RICKは車窓から鳥を探すが、全然鳥が居ない。
イメージでは街中でも鳥が飛び交っているのかと思っていたがちょっと意外な感じだなあ〜。

車はどんどん山道を登り、ポアス火山の麓に有るラパス滝の近くに着いた。
とあるレストラン自体が探鳥ポイントになっているらしい。
車を降りてカメラには70−200mmをセット。
そしてバルコニーに出てみると居るわ居るわハチドリが。
フィーダーの蜜を求めてそこらを数十匹のハチドリがブンブン飛び回っている。
「これが写真でよく見るハチドリか〜!」
と感慨深い。
早速撮影開始!!!



ムラサキケンバネハチドリ Violet Sabrewing

ミドリボウシテリハチドリ Green-crowed Brilliant

ハイバラエメラルドハチドリ Rufous-tailed Hummingbird

ドボウシハチドリ Coppery-headed Emerald

ドボウシハチドリ ♀ Coppery-headed Emerald

留まり物じゃ勿体無いのでホバばっかり撮る(^-^)
まさにホバホバ天国!
カワセミもいつもこれぐらいホバしてくれればいつでも撮れるのになあ〜・・・(笑)

珍しいハチドリだけどホバしてくれなかったのがこれ『ヒノドハチドリ』だ。
派手だなあ〜



ヒノドハチドリ Fiery−throated Hummingbird

この場所では他にも鳥を見る事が出来る。
派手派手な蛍光色のナツフウキンチョウやズアカゴシキドリ、ソライロフウキンチョウ等凄い数だ。
見ていて本当に飽きない。



ナツフウキンチョウ Summer Tanager

ズアカゴシキドリ Red−headed Barbet

ギンノドフウキンチョウ Silver−throued Tanager

地味系では日本のと似ているムシクイ系も居た。



キマユアメリカムシクイ♀ Blackburnian Warbler


キマユアメリカムシクイ♂ Blackburnian Warbler

餌台で喧嘩しているズアカゴシキドリとコスタリカ国鳥のバフムジツグミ


餌台に来たボルモチアムクドリモドキ 

この他にも沢山見たし、撮ったけどキリが無いので止めときます(笑)

その後、近くの川沿いの探鳥ポイントへ向かう事にする。
今回は露木さんと専属ドライバーチャーターの探鳥なので、行動が自由で気軽だ。

橋を渡り坂を登って行き、探鳥ポイントに着いた。
車を降りて辺りを探すが居るのはかなり上空を飛んでいる沢山の燕と猛禽だった。
猛禽は白いノスリだ。
あとは昼間だからちょっと鳥影が少ないかな・・・。

にゃっちはドライバーのホセと何やら話している。
ホセはスペイン語しか話せないけど話通じてんのかな〜?
後で聞いたら花の名前をお互いの国の言葉で教えあってたらしい(^-^)

鳥は目ぼしいのが居ないので再度車に乗り込みさらに坂を登っていく。
すると牧草地みたいな所にでた。
鳥が何羽か居るので早速車を降りて撮影開始。

見ると日本のカシラダカに似た鳥も居る。
アカエリシトドのカップルだ



アカエリシトド Rufous−collared Sparrow

遠くにはオオツリスドリの営巣樹が見える。
「この時期に営巣はしていないはずなのになあ〜?」と露木さんが言っていた。
なんで同じ樹に群れてるんだろ?
写真的には遠すぎるので証拠写真にしかならずボツ!

その他、日本のヒタキに似たネッタイモリタイランチョウも居た。

ネッタイモリタイランチョウ Toropical Pewee

もう昼だし、何匹か見れたので、ローカルレストランで食事をすることにした。
行き来た道をレストランに向かい戻る。
窓から外を見ていたらなんか派手な鳥が眼に飛び込んで来た。
「あ!何か居るケツァールみたいなの!」
と言って車を停めてもらう。

車を降りて見てみると写真で見た事が有るクビワキヌバネドリだ。
ケツァールと似ている鳥で凄く綺麗だ。



クビワキヌバネドリ Collared Trogon

クビワキヌバネドリを見ていたらさっきよりも周りに鳥影が増えている。

シロクロアメリカムシクイ  Black−and−white Warbler

森の奥を見ると今度は嘴の大きな鳥が居た。
ムナフチュウハシだ。
派手な鳥だなあ〜
嘴にまで派手な模様が付いてるよ。



ムナフチュハシ Collared Aracari

今度は露木さんに「RICKさん!キバシミドリチュウハシが居る!」
と、呼ばれる。
樹の間で撮影が辛かったがなんとか撮影。
保護色になって見つけづらいチュウハシだ。
ちなみにチュウハシとは中型の嘴の意味で、オオハシと言う鳥も居ます(後に出てきます)


キバシミドリチュウハシ Emerald Toucanet

また車に乗り込み今度こそレストランに向かう。
車に乗り込むと次々鳥が現れるんだよねえ〜(^ ^;

また、ハチドリの居るレストランへ向かう。
それぞれ違ったメニューを注文してテーブルへ。
これでジュースを付けて全部で12ドル!安い〜!(全員分ですよ)
味も結構美味しい。
バナナを焼いたのが意外と甘すぎずいけた。
米も問題無く美味しい。



食事をしている最中も周りで数十匹のハチドリが飛び回り、なんか落ち着かないんだよなあ〜。
なんか凄い贅沢だ(^-^)


レストランからの眺め。 ハチドリがホバしてるのわかります?


食事も終わり、今度は今宵の宿泊地サベグレに向けて出発する。
サベグレにはあの『ケツァール』が生息しているのだ!
その鳥に逢いにここコスタリカに来たと言っても過言じゃないからね(^-^)

サベグレには車でサンホセ市街を抜けてここから3時間ぐらい掛かるらしい。
着く頃には暗くなっているかな?
ここ、コスタリカは赤道に近いので朝5時30分日の出、午後5時30分日没と考えて良いらしい。

車で峠道を下りサンホセ市内に入る。
交通量も結構多い。
実は当初いつもの様にレンタカーを自分で借りて探鳥しようと思っていたのだが、露木さんに
『絶対止めて置いた方が良いです!』と強く言われて止めたのだが、本当に良かった。
道路標識が無い、市街を出ると道路はボコボコ、そして何よりも地元ドライバーの運転マナーの悪さと言ったらかなり無茶苦茶!
まず、交通量に関係無く信号は関係なし!
赤信号を守って停まっていたら間違いなくクラクション鳴らされます(笑)

渋滞していると片側3車線のハイウエイだろうが鬼バックで逆走する車や(アブねえ〜!)強引に中央分離帯に乗り上げて反対車線に入る車等(普通車でだよ・・・)が普通に居る。

普段コスタリカ人は大人しいのだけど運転すると人がみんな変わるらしい。
いろいろな国で車を運転してきたけどここだけは運転したくないなあ〜。
貰い事故もこれじゃ多いだろうし、旅行者は本当にレンタカーは考えない方が良いですよ(^ ^;

標高をどんどん上げて行き、暗くなった頃、山の谷間に有るにサベグレ・マウンテン・ホテルにようやく到着。
ロッジ形式の敷地の広いホテルだ。
早速、夕食を食べにレストランへ行きビールで前祝い。
明日はケツァールを見に行く予定だ。
夢にまで見た鳥に逢えるかな〜???