<5日目クレイドルマウンテン〜ロンセストン>

今日はクレイドルマウンテンを離れてロンセストンと言う街まで下る日だ。
明日のシドニー行き飛行機の時間が朝8時と早い為、空港の近くにタスマニア最終日は宿を取ったのだ。
クレイドルマウンテン地区滞在中は天気がずっと良かったけど本当に運が良かった。
ただでさえ雨が多い所なのにね。
やはりにゃっちの晴れ女パワーだろうか?
しかし、今日は雲が多めだ。
元々、今日は町へ向かいつつフライフィッシングをやろうと思っていたので、ここの天気は関係無いけどね。
素晴らしい天気を有り難う!(誰に言ってるんだ?)

ホテルをチェックアウトしてC136号を東に進む。
その途中の牧場の脇でにゃっちが
「今、ワライカワセミが居た!」
と言った。
「えっ!どこどこ?」
とRICK
「ちょっと前の杭の上に留まってたよ」
と、にゃっちが言うので車をバックさせて来た道を戻る。
居た居た・・・杭の上にワライカワセミがぬいぐるみの様に留まっている。
しかし写真を撮ろうとしたら林の中に飛んで行ってしまった。
ちょっと遠いので撮影はもう不可能だ。
残念だがここでは諦める事にした。
クレイドルマウンテンでは一羽も見かけなかったのだが、ちょっと下りると居るもんだなあ〜。
やはり山の上は気候が厳しいからだろうか?

また、車に乗り込みスタンドを探す。
レンタカーを借りてから一度も給油していないので、燃計がEマークに近くて不安だったのだ。
C132号とC136の交差点でスタンド兼スーパーを発見して給油。
これでしばらくは安心だ。

しかし、行きにこの道を通ったのだが全然覚えていない。
にゃっちは覚えているのだから、RICKは運転に相当気合が入っていたのだろう。
今度は景色を楽しみながらドライブする。
次はC138号線に入った。
すると何となく鳥の気配がする。
止められそうな脇道を探して、車を止めてエンジンを切ってみる。
小鳥が一杯居る。
ゴーヨンを木の上に向けて撮影して画像を拡大してみたらシジュウカラに似た小鳥だった。
でもミツスイの仲間らしい

 strongbilled-honeyeater オリーブハチマキミツスイ

また、しばらく進んで小さな町が近づいてきた頃、道に張り出した木の上にワライカワセミ発見!
今度はじっくり撮影。
前回ケアンズの時よりはまともに撮影できたかな。
ちょっと露出不足だったけどまあ〜贅沢は言うまい・・・(^^;

 
 kookabra ワライカワセミ

ワライカワセミも撮影も出来て、釣りをする為の川を探しつつドライブする。
するとMarsey Riverという良い感じの川が有った。
橋の脇の道から川に下りれそうだ。
車を止めて、河原へ下りてみる。
しかし、魚影は皆無。
「これは居ないなあ〜」と諦めた時に、川に生えている背の低い木に鳥を発見。
「おお!」と、魚は忘れて撮影タイムだ。
これはクレイドルマウンテンで見たルリオーストラリアムシクイじゃないか!
しかも結構な群れで居て距離も近くまで寄れる。
ここでも何枚か撮影出来た(^-^ )

 
superbbluewrens ルリオーストラリアムシクイ

 尾羽をピンと跳ね上げている所はミソサザイ似?

ここには魚は居なかったけど満足。
さあ、今度はどこに行こうかとハーツに貰った地図を見るとC171号の先に湖が2つあるらしい。
とりあえず行ってみようと車を南に走らせた。

まず一つ目の湖はダム湖みたいな感じでとりあえずパス。
そのうち道がダートになって2つめの湖LAKE ROWALLANに着いた。
しかし、ボートで釣りに行く人達は結構居るのだが、陸から狙えそうな所は見つからない。
「湖では無理だね〜」
と相談した結果、この湖に流れ込んでいるFish Riverという川が地図に書いてる。
名前が『魚の川』だから何か魚が居そうだ・・・。

ダートをしばらく進むと木の橋が掛かっている小さい川が有った。
どうやらここが目的の川らしい。
雰囲気は日本渓流の様だ。
フチを見ると魚のライズが見えた。
「良し、ここでやってみよう!」
と川の脇の道を歩いて降りていく。
早速フライをセットし投げ込んでみる。
何か魚が追いかけてくる。
こりゃいけるかも・・・と思った瞬間、落ち込みの中から魚がヒット!
釣り上げてみると25cmのブラウントラウトだった。
RICKは大満足。
あとはにゃっちが釣り上げればOKなのだが、魚が擦れてしまった感じで、寸前まで来るのだが口を使おうとしない。
あまり暑いのでにゃっちも疲れてしまい、RICKが一匹釣ったからOKと言う事で早々とその場を後にする。

しかし、鳥は少ないんだよなあ〜。
釣りをしながらあわよくばカワセミを!と思っていたのだけど鳥の姿は皆無。
う〜ん・・・山の中は少ないみたいだ。
「街の公園などで探した方が良いかもなあ〜」
と思い、とりあえずホテルに向かう事にした。

途中、B12号線のMole Creekという街でTAKE AWAY(オーストラリアでは持ち帰りの店をこう言う。TAKE OUTでは無いので念の為)の店に寄ってハンバーガーとポテト等の昼食にした。
結構美味しい。
道沿いのベンチに座って食べたのだが鳥があちこちに居る。
山の中では見れないのに皮肉なものだ。
早々と食べ終わり撮影タイムにする。
「お、派手な鳥が居るなあ〜」
と見るとGold Finch(金色のアトリの意?)だ。
 
Gold-finch ゴシキヒワ

その他には、見慣れたルリオーストラリアムシクイやムクドリ、スズメみたいなのも沢山居る。
「人間と鳥ってけっこう共存しているのかも」
と何か複雑な気分。
撮影も終わりロンセストンに向かった。

ロンセストンの街まで高速1号線を飛ばし、あまり時間が掛からずに着いた。
ホテルはゴルフ場とカジノが併設されているカントリー・クラブ・リゾートというホテル。
これが思ったより格式が高いのだ。
はっきり言ってRICKとにゃっちの格好は不釣合いだったよ(^^;

しかし、このホテルの前は大きな池が有る公園の様になっていて鳥の姿が物凄く多いのだ。
今まで行った所の比じゃない。
何という皮肉!
しかもにゃっちの大好きなウサギが沢山居る。
別に飼われている訳でも無く、餌付けもしていないので、これらの動物や鳥は自分の意思でここに居るのだろう。
凄い所だなあ〜。
あとで敷地内を散歩してみよう。

とりあえず明日の朝スムーズに行くように、空港とレンタカーの返却場所だけ確認しておこうと、車に乗り込み街外れまで進む。
ハーツの場所、空港を確認して、今度はレンタカー返却に備えてガソリンを満タンに給油。
今夜のお酒をボトルショップで買い込んだ。

さて、ホテルに戻って探鳥だ!
今回はホテルの敷地で怪しまれるのも嫌なので(根性なし〜)70-200mmにテレコン×1.4で撮影する事にした。
でも、鳥もあまり人間を怖がらないのか至近距離で撮れるのでこれで正解だったみたい。
鳥は何種類居たかわからないほど沢山居ました(水鳥は殆ど撮影しなかった)

 
common-starling ホシムクドリ

 green-rosella アカビタイキクサインコ

 クロウタドリ ホテルの窓から(ブレてます〜)

 クロウタドリの幼鳥 

 ぶったるんでるウサギ

 マミジロカルガモの親子

当初このホテルは空港に近いだけで利便のみ求めていたのだが、中々どうして結構色々な鳥が居て楽しい思いが出来た。
探鳥が終わったあとはビール呑んで早々と寝てしまいました(笑)

<6日目に続く>