2012/02/19 マレーシア・ボルネオ探鳥記Part3 <ダナンバレー>
朝6:00にレストランに行く。
今朝は朝食もうれしいヴュッフェだ。
初日からこれだったらねえ・・・・
やはりたくさん食べてしまうのが問題だが(^^;
ミーゴレン、ソーセージ、チャーハン 好きなのしか取ってませんw
6:30にロビーでOratさん&ワンコンと合流して探鳥開始。
歩き出すとワンコンが
「昨日はホーンビルトレイルに行くと言ったが、プランチェンジしてキャノピーウォークウェイの方に行く」
と言う。
どうやら、現在セイランが踊り場にしているホーンビルトレイルは通りたくないらしい。
言っている事はわかるんだけどね・・・
仕方ないとはいえカザリショウビンが遠のくなあ〜(T_T)
メインロードをキャノピーウォークウェイの方向に歩いていくが、めぼしい鳥は出てこない。
昨日の鳥の出が嘘の様。
夜に雨が降らなかったからかな?
歩いている最中ワンコンが「君達は何歳だ?誕生日は?」と聞いてくる。
なんでも、昨日の鳥の出方が普通じゃなかったので、「あいつらは何者?」と宿帳を見てみたらしい。
驚くことに、ワンコンと僕は同い年なんだって。
もっと上かと思ってたよ!
しかもOratさんと誕生日までまったく一緒!
偶然だねえ〜。
メインロードを進みオランウータンの樹まで来て、他のグループと一緒に観察。
でも正直オランウータンはどうでも良いし、他のガイドも居てワンコンはずっと喋ってるし・・・
明るくなるまで待っているのかも知れないけど時間が勿体ないな〜。
待っている途中にターキーみたいなのを撮影。
ワンコンは撮れと言うが、どうにも萌えん・・・( ̄〜 ̄)
とりあえず撮影。
Crested Fireback コシアカキジ
撮った後もワンコンは他のガイドと喋っているので、早くトレイルに行きたい3人で相談。
ワンコンに向けてもう行きたいオーラを出すべく、全員で三脚を担ぐ。
やっと気づいたか?
早く行こうぜ〜!
歩き出すと、ワンコンが遠くの樹に鳥を発見。
猛禽だが、頭ののチョンマゲがなんか変(笑)
顔はノスリに似ているけどハヤブサらしい。
Jerdon's Baza チャイロカッコウハヤブサ
あとなんでしょこれ? ※Takさんに教えてもらいました〜m(_ _)m
Rufous-Winged Philentoma♀チャバネアカメヒタキ
もう一種コノハドリだと思って撮っていたが、あとでにゃっちが調べたらヒタキらしい。
しかしフィレントーマって変わった名前だ・・・
Maroon-breasted Philentoma クリムネアカメヒタキ
いよいよキャノピーウォークへ突入。
Oratさんは来たがっていたが、カメラを担いでわたるのは少し怖かったらしい。
おバカなRICKは高い所は平気なのだけど、三脚が当たる狭い階段が大変だったかな(^^;
途中でにゃっちが撮ったハナドリ。
RICKは逆光でまともな写真は撮れませんでした。
Yellow-rumped Flowerpecker キゴシハナドリモドキ
で、ループしているウォークウェイを一周するが、RICKは一枚も鳥は撮れず(T_T)
こんなもんかな・・・
時間が9:00になったので宿に帰る事に。
ワンコンももう終了!という感じで早足で歩いてて、鳥を探してはいない様だ。
実質ダナンでの鳥撮りは終わったんだなあ〜。
しかし・・・・
メインロードを歩いていてロッジにだいぶ近づいた時に、にゃっちが
「あ!赤い鳥がいた!たぶんセグロちゃんだ!」と言う。
ワンコンは下を向いていたので見ていなかったらしい。
こっちに行った筈・・・とにゃっちが見当をつけた方を、にゃっちとOratさんで探すが、見失ったみたいだ。
RICKは飛び込んだ方を探していた。
ワンコンは全然違う方向を見ていたので、探す気が全然ないんだと思っていたのだが、手招きしてRICKにこっちに来い!と行っている。
「そっちには行ってないんじゃ?」
と思いながらもワンコンの指差す方向を見ると林の中に赤い鳥が!
なんとセグロミツユビカワセミだ!
ワンコンちゃんと探してくれてたのね・・・疑ってスマン(^^;
しかし装着されているのは長距離仕様GF1+500mm+1.4Xテレコンというような機材。
前述の通り、導入がかなり厳しい。
かなり暗いし出来れば1D3に変えたいところだが、取り替えている暇はないだろう。
にゃっちとOratさんも合流して撮影したけど、枝と葉被りでなかなか良い場所がないみたいだ。
RICKはポジション的には一番有利だったので、三脚を調整してなんとか導入。
しかしSSがかなり遅くてブレブレ(T_T)
これは厳しいかな・・・・と思っていたが最後の一枚でなんとか撮影成功。
この直後にセグロちゃんは林の奥深くに飛んでいってしまいました。
にゃっちは、もう最後なんだからお見送りに来てくれてもいいのにぃ〜って思いながら歩いていたら、この子が現れたとのこと。
『にゃっちが泣き言をいうと、仕方ないなあって挨拶に来てくれるんだよ』だって(笑)
最後の最後でまたミラクルだねぇ( ̄ー ̄)
Black-backed Kingfisher セグロミツユビカワセミ PanaGF1+EF500mmf4+1,4xEXETENDERで撮影
これで本当に探鳥終了。
最後で良い思いできたのは良かったなあ〜。
ワンコンご苦労様。
ゆっくり休んでね(笑)
部屋に戻って急いでシャワーを浴びて、荷物のパッキング。
準備を整えロビーに行きチェックアウトする。
その後、売店でアイスやジュース、にゃっちお土産のTシャツを購入。
アイスを食べながらロビーで待っていると、出発時間の10:20になった。
送迎車に乗り込み出発!
さようならダナンバレー。
またいつかリベンジしにくるよ(o ̄▽ ̄)ノ
しばらく進むと、往きに川を横断した橋は通行可能だった。
往きとあまり工事状況は変わっていない様に見えたが、やっぱりアトラクションだったのだろうか?(笑)
送迎車に貼ってあるステッカー
1時間以上車に揺られて途中の休憩ポイントへ。
その直前の川にさしかかったとき、何かいないか車窓から見ていたら、川に掛かる電線の上にコウハシショウビン発見!
動いてても眼鏡だと良く見えるぜ〜(笑)
あわてて運転手に車を止めてもらい、橋の上までバックしてもらう。
まだコウハシちゃんは電線の上に佇んでました。
でもRICKもにゃっちもメイン機材がバックの中とスーツケースの中なので、撮影は厳しい。
50-500mmのシグマを付けてるOratさんにここは頑張って貰いましょう。
同じレインフォレストロッジに泊まって送迎を受けていた欧米人の団体の車も止まり、「何か居たの?」と言うので、コウハシショウビンの事を教える。
双眼鏡で見て「Wow!凄く綺麗なKINGFISHERだ!」と感激してました。
そのうちコウハシショウビンは飛んでいったが、道路脇の樹に鳥がたくさん居るのに気づく。
見てみるとタイヨウチョウ、ハナドリ、ヒタキなどの混群だ。
双眼鏡で見るとまだ撮った事のないハナドリやタイヨウチョウも混ざってるぞ〜!
とりあえずすぐ出せるEOS50DにEF70-200mmf2.8で撮ってみるが全然駄目。
証拠写真ですね( ̄〜 ̄)
機材出したいなあ・・・と思ったのだが、なんか運転手さんが、時間が無いから・・・・と少し困っているっぽい。
ここは我慢か。
Plain-throated Sunbird チャノドコバシタイヨウチョウ
Purple-throated Sunbird ムネアカタイヨウチョウ
出発してすぐ左側のトイレに寄る事に。
ここはどうやらキャンプ地らしい。
女子トイレは使用できたが、男子トイレは鍵が閉まってて入れないぞ?
仕方ないので屋外で・・・・(^^;
また車に乗込みしばらくすると、舗装路に出る。
これで長かったダートも終わりだ。
幹線道路に突き当たるが道がドロドロで、車窓からみえる風景は脇の家も2階まで泥で汚れてる。
高床式の家なのに家財道具干してるし。
運転手さん曰く、一昨日の豪雨で川が氾濫し、ボルネオ各地は大洪水にあったらしい。
3年に一度ぐらいの豪雨で死者も数人出たとの事。
やっぱ一昨日の雨は普通じゃなかったもんな・・・・
ラハダトゥー空港に13:00着。
運転手さんご苦労様(o ̄▽ ̄)ノ
空港内に入り、空いていたロビー窓際のテーブル席に座る。
とりあえずスーツケースが邪魔なので、にゃっちとOratさんでチェックインしにカウンターに行ってもらい、RICKは荷物番をする。
チェックインも終わり、ロビー内の売店でジュース(2RM)を買って、レインフォレストロッジで作ってもらったサンドウィッチの昼食を食べる。
挟む具のリクエストは聞いてくれるのだが、レインフォレストロッジのレストランのクオリティーからすると味は・・・・・
国内線待合室 これでも以前よりは綺麗で豪華(?)になった レインフォレストロッジ特製サンドウィッチ弁当
しかし、このロビーにはエアコンがなくて凄く暑いぞ〜( ̄〜 ̄)
座っている席も窓際なので陽がまともに当たり、暑さ倍増だ。
だから席が空いてたのね・・・・
そういえばロビーから出たら、待合室の並びにタビンワイルドライフのオフィスが出来ていた。
マレーシア国内の人には人気のリゾートなので、こんな場所に作ったんでしょうね。
今度行く時の為に、カタログを貰っておく。
あまりにも窓際の席が暑い為に、中ほどのテーブルがないベンチに移動。
もうすぐ出発時間という時にアナウンスがあった。
聞き取りづらい英語とマレー語で話すので内容がはっきりしないが、どうやら飛行機の出発が遅れるらしい。
定時は14:40発だったのだが、アブね〜・・・・
もともと羽田〜コタキナバル直行便で予定を組んでいた時には、帰りのコタキナバルでの乗継時間は60分とギリギリだったんです。
ここラハダトゥからの便が遅れると乗継に間に合わなかったんですよ。
直行便運休が幸いしたのかな。
14:30頃またアナウンスがあった。
周りがどよめいて席を立ち、帰る人も・・・・。
僕らはまたもや内容を聞き取れなかったが、Oratさんのお友達(笑)のマレー語ペラペラ欧米人のおばさんによると、15:30にまたディレイするらしい。
ええ〜・・・・この暑い中厳しいな(T T)
しばらく待って15:00になると搭乗手続きが始まり、中の待合室へ入れた。
ここはエアコンがちゃんと効いている。
こんな場所があるなら早く入れてくれよ〜(^^;
エアコンが効いている待合室
1時間遅れでコタキナバルからの飛行機が到着。
張り切るOratさん(笑)
コタキナバルまでのフライトで眼下の景色を見ていると、あちこちで水没したままの家屋や道路が見える。
本当に凄かったんだなあ〜。
また今日は天候が安定せずに飛行機が結構揺れた。
雨季末期はいつもこんな感じらしいですけどね。
50分ほどでコタキナバル空港着。
乗り換えに1時間しかないので急ぐ。
席の指定の関係でここでももう一度カウンターでチェックインしなければならないのだ。
が、乗継の案内がわかりづらく少し迷う。
ようやくたどり着いたカウンターで、マレーシア航空の係のおばさんに席の指定と、今回のマイレージ加算をお願いする。
今回はマレーシア航空利用なのだが何故かスカイマイルがたまるのだ。(アライアンス違いなのに)
往きに加算申請を忘れたので、ここで出来るか聞いてみると大丈夫だという。
気だるそうに操作していたので大丈夫なのかよ・・・と思っていたのだが、帰国後チェックすると、マイル加算されていたのは
帰りのクアラルンプール→成田分のみ。
結局事後申請する為に、搭乗券のコピー等をデルタ航空に郵送するはめになったのだが・・・
チェックインも済み搭乗口まで急いだのだけど、搭乗口の案内表示を見ると、どうやらこの便も30分ぐらい出発が遅れるらしい。
おいおい・・・(T T)
30分遅れでクアラルンプール行きの国内線は離陸。
慌しかったなあ〜。
途中、夕飯時に機内食が出た。
味は今回の機内食では一番良かったな。
国際線のより美味しい国内線の機内食
2時間半ほどでクアラルンプール空港着。
出国審査を済ませエアロトレインに乗って、サテライトビルに移動。
まずOratさんのお土産探しで空港内をウロウロ。
お土産を買った後は、以前から気になっていた空港内のジャングルウォークに入る。
むっとした湿気のある空気と、自然な感じで植えられた熱帯の樹など、ジャングル慣れしている僕らからしてみても良く出来てますココ。
入場無料だし擬似ジャングル体験したい方どうぞ。
ヒルも居ないし安全です(笑)
ジャングルウォークを出た後は、ビールを飲める店を探してさまよう。
でもイスラム圏だからか、ビールを出す店が少ないんですよね。
2Fにあったスポーツバーみたいな店に入ったが、カールスバーグ500mlで35RM(945円)ってあまりにも高くね・・・( ̄〜 ̄)
うちらには場違いなので(笑)一杯だけ飲んで出る事に。
店の作りも綺麗なんだけど、ちょっとセレブな価格設定だわ
2階をぐるっと回ると、生ビールこそないが缶のタイガーを出す店があった。
ここは価格も庶民的でかなり安い。
店の作りはファミレスみたいな感じで、問題なし。
やっぱうちらにはこんな場所がお似合いさw
JALAN ALORってお店です。2階の隅の方にありました
フライドポテトを頼んで缶のタイガーで乾杯。
うちらにはこっちの方が気楽。
山盛りのフライドポテト150円ぐらいだったかな?
皆で話も弾み寛いでいたが、気づいたら搭乗時間ギリギリだ!
搭乗口に向かうと他の客はすでに乗込んでしており、残りは僕らだけらしい。
係りの人に「お急ぎください!」とエスコートされる。
まだ搭乗時間じゃない筈?と思っていたら、今度はボーディングタイムが10分ほど早まったらしい。
マレーシア航空どうなってんだよ(^^;
それでも、僕らの為に他の乗客を待たすのはしのびない。
焦って小走りしているRICKとにゃっちだったが、レイトボーディングのプロ・Oratさんは
「うちらが乗るまで飛行機は飛ばないから、焦んなくて大丈夫だよ!」
と堂々と落ち着いて歩いてます。
いや、そういう問題じゃないの〜(^^;
小走りしながらこれから乗る機材を撮影した(笑)
機内に乗り込み、開いていた真ん中の4列席を確保。
座席指定はにゃっち並びの窓側2列席なのだが、夜中便なので真ん中で横になって寝る為だ。
ビールも機内食もキャンセルで即効寝る事にする。
今回睡眠導入剤を用意しておいたのだが、Oratさんも飛行機では寝れないから分けて欲しいとの事だったので
寝る前にOratさんのところに行ったら、いくら呼んでも揺り起こしても起きない。
これだけ熟睡出来れば睡眠薬なんかいらんだろ・・・(^^;
その後、薬の効果もあり熟睡していたのだが、夜中の3:30にキャビンアテンダントに無理やりたたき起こされる。
何事???と思いアイマスクを外して目を開けると
「朝食をどうぞ!」だって。
アイマスクして寝てる客を無理やり起こすか〜?
押し付けのサービスなんて迷惑じゃボケ!
不機嫌になってしまい「いらねえ!」って言って、また寝ました( ̄〜 ̄)
にゃっちも、いらないって一度断ったのに後で夕食を持ってこられてしかも乱暴に置いていかれたり、爆睡してたのに
朝食だとたたき起こされたり、「なんなの?」って感じだったらしい。『日系を見習え!』と怒ってました。
今回の旅行では一連の件でマレーシア航空の印象がかなり悪くなりましたね。
AIR ASIAに買収される寸前だから質が落ちてるのかもね。
以前はこんなことなかったのに。
もし日本のマレーシア航空関係者がこの旅行記を見てるなら、サービス内容を改めた方が良いですよホント。
6:00頃目が覚めて、窓際のにゃっちの隣の席に移る。
ボーっとしながら窓の外を眺めていると
「成田国際空港の現在の気温はマイナス5度です。」
と機内アナウンスがあり周りがザワメク。
気温差35度以上だよ・・・・風邪引くだろうな(^^;
朝7:00に無事成田着。
飛行機から出るとやっぱり寒いわ日本・・・・
すでに熱帯が恋しいぞ〜
短かった様で長かった旅行もこれで終了。
Oratさんとは成田でお別れだ。
スカイライナーの駅の入口あたりで、お疲れ様〜♪
と本当は〆るつもりだったのだが、荷物をターンテーブルで受取ってすぐに
「なんか日本に付いたらお腹壊しちゃった〜!トイレにいくからここでお別れね〜」
と、Oratさんはトイレに向かい消えていった。
いや、Oratさんらしいんだけどさ・・・・(^^;
僕とにゃっちはUSAパーキングで車を受け取り、一路自宅へ。
留守番していたうさこも元気だったし、良かった良かった(^o^)
と、思ったのもつかの間、昼から仕事だったので、あっという間に余韻も吹っ飛びました。
こんな感じで今回の遠征は終了しました。
またもや乱筆、乱文のショーウインドウになってると思いますが適当に想像して読んでくださいね(笑)
終わり
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