<5日目>
この日は予備日として予定を入れていなかった。
滞在中ずっと天気が良かったので丸一日予定が開いていた。
今日はにゃっちがRICKの好きな所を選んで良いと言うのでディンツリーのリバークルーズに行く事にした。
船の上からの探鳥も気分が良いだろうと考えたので有った。
とりあえずケーブルフェリーの渡船場所の近くに船着場が有ったので行ってみると、人が居ない。
休みじゃないはずなんだけどなあ〜?と周りを歩くが人も居ない。
リバートレインなども動き出す気配も無し。
しょうがないので一軒だけ開いていた店で受付のお姉さんに聞くと
「河口の方のクルーズが良い?それとも上流部の方が良い?」
と聞かれた。
上流部の方が鳥が多いかな?と思い上流部と希望すると地図を書いて「ここに移動してくれ」と言われた。
20分ぐらい離れたディンツリーの街から上流部のクルーズの船は出るらしい。
また、虫が多いと困るので売っていた虫除けを買っておく(後でにゃっちはかぶれた)
車で先日通った街をすぎると、そのうち川沿いの道を走るようになり、しばらく行くと小さな商店街が有り道も行き止まりになった。
ここが本当のディンツリーの街らしい。(でも凄く小さい)
駐車場に車を止め川を見ると魚が見えた。
マングローブの川だから濁っていると思っていたら結構透き通っているのだ。
受付を済まし、船に乗り込むと若い兄ちゃんが犬を連れて乗ってきた。
彼が船を操りガイドしてくれるらしい。
船は二人の貸切!ラッキー!!
船を出す直前にガイドの兄ちゃんが「英語は理解できるか?」と聞いてきたので一応「少しだけ」と答える。
(にゃっちの方がちゃんと理解は出来ている。RICKは何となくのニュアンスで会話が成立できる事が多い)
そして船は出港した。
まず、上流部に向かう。
すると対岸になにか居る。
シラサギだ。
日本のよりすこし飾り羽が長いかな・・・。
すぐ先には鶴のような鳥が居る。
セイタカコウという鶴だ。
しかしなんか目が怖いし作り物っぽい。
にゃっちは近づいてセイタカコウが動くまで置物と思っていたらしい。
ここには置物は置かないでしょ〜(^^;
セイタカコウ blackneckd storks
上流に向かいゆっくり船は進む。
するとガイドの兄ちゃんが「あそこにイーグルが居る」と言った。
その方向を見て見ると確かに白黒の大きい鳥が留まっている。
近づいてみると「ん?イーグル〜???」
という感じ。
どうみても鵜の仲間にしか見えない。
実際シロハラコビトウという鵜でした。
発言の真意は謎。間違ったのかな〜(^^)
シロハラコビトウ
また上流に向かい、今度は細い支流に入って行った。
いかにも何かいそうな感じ。
すると前方から青いカワセミと赤いカワセミのペアが飛んでいった。
ガイドの兄ちゃんは
「That’s Honey Eater」と説明してくれる。
いや、ミツスイじゃないだろ〜!
このガイドの兄ちゃん、鳥は詳しくないなあ〜(^^;
(まあ、クロコダイルクルージングの船だからしょうが無いけどね)
でも、何故青と赤のカワセミが一緒に行動していたのかは不明。
青いのはルリミツユビカワセミだと思うけど赤いのは???
証拠写真も無いので調べようもないわ・・・。
この木の間から2羽のカワセミが飛んできた。
そして船は下流に向かった。
川を下りながらのんびりしていると川岸からレインボーロリキートの声が賑やかに聞こえてくる。
ガイドの兄ちゃんが
「地元ではNoisy Birdって言うんだ。本当にうるさいよ・・・」
と、顔をしかめながら言っていた。
「まあ、確かに騒がしいけどさ〜綺麗じゃん♪」と気楽な観光の2人は喜んでいる。
日本で言うムクドリみたいなものなのかな?
川に張り出している木にデカイ鳥が居た。
「It’s Derter」
聞くと、鋭く先の尖ったクチバシで魚を刺して狩をするらしい。
その刺した様子がダーツの様なので、ダーツをする人、すなわち「ダーター」らしい。
なるほどね。
日本で言う鵜の仲間かな?
しかし鳥っぽくなく爬虫類みたい・・・。
ダーター Austrarian Derter
その後川岸のマングローブに船ごと突っ込ませてワニ探しをしたが(ボキボキと枝を折りながら強引に入っていったけど良いのかなあ〜・・・)
、まったく見れず。
特に絶対ワニを見たかったわけじゃ無いので
「まあしょうがないね」
というレベルの2人。
時間が来て帰る時間になったが、ガイドの兄ちゃんは少し申し訳無さそう。
船を降りる時に
「凄くエンジョイできたよ。有難う!」
と言っておいた。
実際面白かったしね。
陸に上がり、近くのトイレの木の上に鳥が居るのを発見。
キミドリ色の鳥だが目の周りに赤いメガネみたいな模様が有る。
メガネコウライウグイスというそのままの鳥名だった。
メガネコウライウグイス green figbird 目の周りの赤い模様が本当にメガネみたい
その後御飯を食べようと、船着場の近くのレストランに入った。
凄く混んでいて、なかなかオーダーの順番が来ないので痺れを切らして
「アイスとお菓子でで良いか〜」と言うことにした(^^;
売店でお金を払うとオジサンが
「ディンツリーのアイスクリーム工場には行ったか?」
と聞いてきた。
有名なアイスクリーム屋さんがあるとは聞いていたが
「行ってないです」
と言うと
「何〜!行ってないの〜!信じられない!」
とオーバーなリアクション。
そこまで驚かなくてもねえ〜・・・。
その後、ポートダグラスに寄ったが、開発されたリゾート地っぽくてRICKとにゃっちの趣味には合わないので早々に退散。
いつもの様にスミスフィールドに行き、御飯を調達した後に夕方のお約束ジェティーに釣りに行く。
今日は餌にカンズメのエビを買ったのだが、これが大失敗。
ボソボソで針に付かないのだ。
しょうがないのでにゃっちがルアーを投げると何とHIT!
アジみたいな魚が釣れたのだ。
その魚を切り身にして釣るとはやり釣れる釣れる。
最終日もなんとか大漁で有った(基本的にキャッチアンドリリースね)
たくさん釣れた黒鯛に似た魚
釣りを終えて、ホテルに戻ろうとジェティーを歩いていると木に何か居る。
なんと、ワライカワセミだった。
しかも鳴き始めた声が
「クッカッカッカッカッカッ・・・・」
と聞き覚えの有る声。
にゃっちが初日にホテルから聞いた「あのケタケタ無く鶏うるさいよね〜」と言っていたあの声だ!
あの声がワライカワセミだったのかあ〜と愕然。
確かに笑っているような声だけど、まさかこんな近くに居るとは・・・。
でもスッキリしたので良しとするか(^^)
最終日に続く。