2010 12/14 スラウェシ探鳥記3 タンココ
5:00に一度起床。
しかし雨が降っていたしまだ真っ暗・・・と言う事でそのまま7:00まで二度寝。
にゃっちはジェミーに呼ばれて庭で鳥撮り撮影していたらしい。
雨は雨季だから仕方ないね。
また昨夜は結構寒かったので夜中にフリース着て寝てました。
今夜はブランケットを借りることにしよう・・・・
明るくなってくるにつれて小雨になってきた。
マルコハ等固有種が庭で飛び回っている。
にゃっちの見たい鳥リストに入っている鳥らしい。
数種撮影できた。
Bay Coucal セレベスバンケン
Yellow-billed Malkoha セレベスバンケンモドキ
Green-Imperial Pigion ミカドバト
朝食はパンとコーヒーとバナナ
7:30に雨が上がったので出発することに。
ジェミーが「ポーターは必要だよね?RICKのカメラは重いから」
と言う。
う〜ん今までポーター雇うってのが頭に無かったし、要るかな・・・と思ったけど、腰の状態も確かに良く無いし、現地にお金を落とすのも良い事だろうと承諾。
結果的に非常にこの決断はいろいろな面で良かったと思う。
ポーターの名前はジェフリーと言うらしい。
やはり英語は話せないとの事。
値段はこの時点では?だった。
さて、幾らなんだろう・・・・(^^;
宿を出て舗装路を4人で歩いてタンココ自然保護区入口まで1kmぐらい歩く。
時間にして10分ほどか。
タンココ自然保護区入口には3件の民宿が並んでいた。
有名なママルース、タンココレンジャーホームステイ、タルシウスホームステイだ。
どこも宿泊客は居なそうだけど、雨季で時期的なものなのかな?
ママルースホームステイ
タンココレンジャーホームステイ
ママルースの前から タルシウスホームステイとタンココレンジャーステイと3軒が並んでいる
そして道を右に折れ、いよいよタンココ自然保護区に突入だ!
橋を渡るときにRuddy-kingfisher!とジェミーが言う。
日本でもお馴染みのアカショウビンですね。
こんな所まで来てるんだねえ〜。
Ruddy Kingfisher アカショウビン
アカショウビンと別れた後は車も通れる林道を結構長い距離歩く。
1時間ほど林道を歩き、車進入禁止の場所まで来て、やっと細い登りのトレイルに入った。
Oratさんはこの林道はバイクに乗ってきたんだろう。
正直この林道で腰が痛くなり、かなり疲れた。
ポーター雇ってなかったらすでに根を上げていたかも・・・・
トレイルに入り5分もしないうちにジェミーが「Lilac」と言う。
レーザーポインターが指した方向を見るとあのアオミミショウビンが居るじゃないか。
早速実物を見れたのは嬉しい(^ー^☆
Lilac-cheeked Kingfisher アオミミショウビン
しかしこの暗いジャングルではデジスコには適わないなあ〜。
最近にゃっちが導入したIXY30Sとたーぼさんからお借りしたジンバル雲台は凄い。
導入速度が今までより格段に速くなり、固定も楽だとにゃっちは大喜び。
IXY30SはISO200常用できるのでSSも夢の様〜♪と喜んでいた。
一緒に撮ってる一眼には不利ですね〜。
最初にデジスコで撮って貰って置いて、飛ぶのを覚悟で近づいていくしか無いからね。
SSも15分の1秒とかかなり辛い表示。
これはRICKがジャングルで思いついた一眼撮影とはかけ離れた撮影方法によりなんとか撮影出来るようになってるけど。
撮り方が自分的に邪道なんでココでは書きませんが、興味有る方は僕に聞いてください。
その後草原みたいな所でバンケンを撮影。
ここでもデジスコの距離なのでにゃっちに撮影は任せる。
Lesser Coucal バンケン にゃっち撮影 デジスコシステム NIKON EDV+ターボアダプター+IXY30S
また森に入ると今度はジェミーが「Green-Backed」と言ってポインターで位置を示す。
これがチャバラショウビンかぁ〜。
もちろん抑えておかなければならないスラウェシ固有種のカワセミなので嬉しい。
Green-Backed kingfisher チャバラショウビン
Green-Backed kingfisher チャバラショウビン
とりあえずカワセミ固有種2種を撮れたので、宿に戻りますかね。
今日は雨の為に宿を出たのが遅かったので探鳥時間は実質1時間30分ぐらいかな。
トレイルを下って海に出てこれも固有種らしいクロザルを見る。
サル系にはあまり興味が無いけど観光客には人気らしいですね。
これを見に来るツアーもあるらしいし。
クロザル
また1時間30分掛けて宿まで戻る事に。
途中でオナガに似た鳥(ムクドリらしいが・・・)セッカの仲間、かわいいヒタキ、ツミの♀、ハトを撮影。
White-naped Myna カササギムクドリ
Chestnut-backed bush-wabler モルッカオウギセッカ
Black-naped Monarch クロエリヒタキ
Great-billed_Parrot オオハナインコモドキ にゃっち撮影 デジスコシステム NIKON EDV+ターボアダプター+IXY30S
Japanese Sparrowhawk ツミの♀ にゃっち撮影 デジスコシステム NIKON EDV+ターボアダプター+IXY30S
Silver-tipped_Imperial セレベスソデグロバト にゃっち撮影 デジスコシステム NIKON EDV+ターボアダプター+IXY30S
途中管理事務所みたいな所に寄り入場手続き。
公園入場料とサインをする。
入場料はガイド料に含まれて居るらしい。
12:00に宿に到着
部屋で待っていると少し経って昼飯が出来たと呼ばれる。
昼にしては豪華ですね。
充分だと思う。
チキンの甘辛煮、インゲンの炒め物、餅の揚げたようなの、パイナップル
部屋に戻って少し昼寝して15:00に再度出発。
午後の目的は上手く行けばセレベスカワセミと小さなメガネザル『タルシウス』を見に行くのだ。
ただセレベスカワセミは午後は動かないので難しいと聞いている。
本番は明日の午前になるだろう。
案の定セレベスカワセミは居なかったが、ここらはねぐらだから居る事は間違い無いとジェミーは言う。
とりあえずロケハンって感じかな。
トレイル上で話をしている時にすぐ頭上に鳥が飛んできたので「なんだ?」と思ってレンズを向けたらアオミミショウビンでした。
結構警戒心無いなあ〜この鳥(^^;
レンズ最短を切っていたので少し下がって撮影。
頭上だから三脚倒しつつ撮ったらさすがにブレました。
Lilac-cheeked Kingfisher アオミミショウビン
途中でジェミーが「ここで待っててね」と探索に出かけたことが有った。
30分ぐらい待っただろうか、ジェフリーが荷物を持ってこっちに来てくれと手招きをする。
勝手に動いて大丈夫かよ〜?
と思いながらも後を着いて行く。
しばらく歩くとジェフリーがここで待っていてくれとジェチャーをする。
ここで待つんですか・・・・もう薄暗いんだけど(^^;
そしてジェフリーも森の中に消えていった。
にゃっちと「もしここで置き去りにされたら確実に遭難だよねえ・・・・」
なんて話しながら不安に待つことしばらく、ジェミーが森の中から現れた。
今日は見つからないね。なにしろ小さいから・・・・と言っている。
そりゃそうだろうねえ〜。
そしてジェミーが「WOW!」と叫ぶとジェフリーが反対側の森から現れた。
どうやらジェフリーも鳥を探してくれていたらしい。
この二人は結構コンビを組んで長いらしいので、お互いの行動パターンがわかるのだろう。
こんなジャングルで置いてかれたら・・・・(^^;
セレベスカワセミは明日のお楽しみと言うことで今度はタルシウスを見に行くことに。
セレベスカワセミポイントから少し登ると大きな樹が有った。
ここがタルシウスの住んでいる樹だよとジェミーが言う。
時間は17:15過ぎで辺りは大分暗い。
もう出て来る頃だと思っていたら幹の間の割れ目からひょこっと小さい物体が現れた。
タルシウスだ。
聞いては居たが小さいなあ〜。
タルシウスは目の前の樹を飛び回りすぐ近くまでくる。
餌くれ〜って言ってるのかな?
かなり人間慣れしているのだろう。
しばらく経つとタルシウスの親子も出てきた。
子供はさらに小さくて僕らの事を不思議そうに見つめていた。
タルシウス
タルシウスの眠る樹
タルシウス観察も終わり真っ暗なジャングルを歩く。
僕らはヘッドライトを持参していたので足元が見えるがポーターのジェフリーはライトを持っていない。
RICKが「自分が後ろを歩いて前を照らすようなジェスチャーをすると「OK、OK」と言う。
この暗い中を良くライト無しで歩けるなあ・・・
とにかくカメラ壊さないでね(^^;
帰りも遠い道を歩く。。
6:50ようやく宿着。
いやあ〜疲れた。
現地語で疲れたという「チャペイー」と言うとジェフリーも「チェペェェ〜」と言ってました。
そりゃあの距離をずっと持ちっぱなしは辛いわな(^^;
部屋に戻り水シャワーを浴びてさっぱりした後に夕食。
石鍋ラーメンみたいなのが有って非常に嬉しい。
あとモチみたいなのを揚げたのが美味しい。
たくさん食べちゃいました。
今夜の夕食 ラーメン(ソト、ミー)が嬉しい〜♪ かき揚げとキャベツ炒め、チキン(アヤムゴレン)
また昨日冷えたビールを用意しておいてね♪って頼んでおいたのでキンキンに冷えたビールにあり付けました。
発泡スチロールの箱に氷を入れて冷やしておいてくれてたのだ。
冷えたビールはうまいねえ〜♪
食事をしながらボビーと話す。
「今日はDwarf(セレベスカワセミ)は見れた?」と聞くので今日は無理だったと伝えると
「この時期セレベスカワセミは鳴かないし、水浴びポイントもたくさん出来るから見れるポイントが広いので難しいんだよ」と言う。
「もし明日見れなかったら明後日は自分が同行するからね。皆で探して電話で連絡取り合った方が確率高いからね」
と言ってくれた。
それは心強いな〜(^ー^
この日は21:00に就寝
ボビー曰く明日は天気が良いとの事だ。
鳥撮りで一番良いのは雨が止んだ日の翌日午前中だと言う。
じゃあ明日の午前は良いのかな?
逢えるかな〜セレベスカワセミに(o ̄▽ ̄)
翌日へ
スラウェシ探鳥記 準備編
2010/12/12 出発日 羽田〜スラウェシ
2010/12/13 2日目 タンココ
2010/12/14 3日目 タンココ
2010/12/15 4日目 タンココ
2010/12/16 5日目 タンココ
2010/12/17 6日目 タンココ
2010/12/18 7日目 タンココ〜サンティカ
2010/12/19 8日目 サンティカ
2010/12/20 最終日
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