2010 12/18 スラウェシ探鳥記7 タンココ〜サンティカ・メナド
翌朝起きて朝食を食べようと食堂に行ったらジェミーが机に座り、凄く厳しい顔をして何かを見ている。
邪魔しちゃ悪いとしばらくほおっておいたのだが、どうやら見ているのは昨日にゃっち達が遊んでいた折紙だった。
傍らにはジェミーの折りかけだと思われる不器用な折られ方の折紙が・・・・
「駄目だ〜やり方がわかんないよ!どうするのこれ?」と頭を抱えてにゃっちに泣きついてきた。
にゃっちがやり方を教えたがまったく理解出来ていなかったというのは間違い無い!(笑)
軽い朝食を食べて朝5:30に出発。
タンココ最後の探鳥だ。
今日も車をチャーターして林道終点まで送迎してもらう。
荷台に乗って鳥を撮れる様にピックアップトラックをジェミーが手配してくれた。
しかしこのドライバーは運転が下手な上に無理する。
森まで行く途中に道路で鶏を轢いてしまい、朝からなんか嫌な気分になってしまう・・・・( ̄〜 ̄)
馬鹿ドライバー!
鳥も出ず荷台に乗ったまま林道の突き当りまで行く。
車を停めて荷台から降りる。
するとジェミーが車を降りたとたんドライバーにさっきの事を怒っている。
意外と言うか、救われたと言うか・・・・
正直インドネシアの人達って動物に対する考え方って僕らと違ってて『家畜だから良いじゃん』
って人ばかりだと思ってました。
少なくともジェミーは違うんだね。
もはや通いなれたトレイルに入る。
すぐにアオミミショウビン登場!
かなり近い場所で撮影することが出来た。
上の2枚の写真はほぼノートリです。
Lilac-cheeked Kingfisher アオミミショウビン
Lilac-cheeked Kingfisher アオミミショウビン
この個体は紫が凄く綺麗だ。
最後にISO400ででっかちゃん抑えて満足〜(^ー^☆
Lilac-cheeked Kingfisher アオミミショウビン
その後、少し歩くとチャバラショウビンのオスも現れる。
もちろん撮りますよ。
でも今日撮りたいのはメスなんだよなあ・・・
丘の上まで登ってセレベスカワセミに再チャレンジする事に(もっともRICKとにゃっちは座って待っているだけだが)
1時間ぐらいジェミーとジェフリーで探し回るが今日は見つからないみたい。
ジェイミーとジェフリーはへとへと(チャペイ!)
この時期はポイントを絞りきれないのと鳴かないのでやはりセレベスカワセミを探すのは大変らしい。
10:00になったのでもう帰らないとね
セレベスはもう諦めよう。
それよりもまだ見ぬチャバラショウビンのメスだ。
下って行きながら鳥を探すが出てくるのはチャバラショウビンのオスばかりだ。
なんでかな〜。
時間が勿体ないのでオスはパス。
贅沢って言えば贅沢なんだけどね。
どんどん下っていきいよいよ車が停めてある場所の近くまで来た時にジェフリーが「アダ、ブルン」と言った。
ジェイミーが双眼鏡で見ると「Greenback femailだ!」と言う。
「ほんとにメスか?」聞き返しちゃったよ(笑)
チャバラショウビン♀は普通では止まらないような低い枯れ木に撮ってくれと言わんばかりに佇んでいる。
チャバラショウビン ♀ Green-backed Kingfisher Femail
大きく撮ろうと隠れながら近づいたが葉被りでなかなか上手く行かない。
そのうちにサービスタイムは終わったらしく森の奥に飛んでいってしまった。
でも撮れたのは嬉しいな。
最後の奇跡は健在だったらしい(^ー^☆
最後は近寄れたが葉が被った・・・(^^;
一番撮りたがっていたにゃっちはもちろん嬉しそう。
それ以上に喜んでいるのがジェミーで大喜びで「Ya〜Femail〜!」と言いながらハイタッチを求めてきた(笑)
目的も果たしたので車に乗り込み宿へ戻る。
ジェミーにガイド代、ボート代、カーチャーター代、ポーター代等のお金を払い、再会を約束してさようなら( ´Д`)ノ~
なんだかんだ言いながら目的の鳥を見させてくれて有難う!
しかし最後までRICKの持っていったNIKONの双眼鏡を欲しがってたなあ・・・(さすがにプレゼントは出来ん)
部屋に戻り水シャワーを浴びて急いで荷作り。
すべて準備完了した所で食堂に行く。
お昼ご飯を食べた後チェックアウトすることになっているので最後の昼食を頂く。
最後の昼食はお勘定に入ってないけどサービスだったんでしょね。
またにゃっちは最後にお餅揚げのレシピを奥さんに教えてもらっていました。
お昼後チェックアウトをする。
と、言っても夕食時にもらったビール代×4本分(BINTANG大瓶1本35000rp)を払っただけで、後は宿帳とメッセージノートに記入するだけだ。
(RICK達の場合はここロッジ代は現地旅行代理店に後ほど払う)
最後にボビー夫妻を撮影。
良い笑顔ですねえ〜(^ー^
Bobbyと奥さん
Bobbyは「なんでこんな時になっちゃんが居ないんだ〜!OH〜NATCHA〜N!」と叫んでました(笑)
ちなみにこの時は愛娘なっちゃんはお祖母さんの所に居たそうです。
最後はジェフリーも含めてみんなで見送ってくれた。
(重い荷物を毎日持ってくれたジェフリーには誰にも見えない所で100000rpのチップをあげた)
みんな有難う〜!楽しかったよ〜(o ̄▽ ̄)ノ
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往きにも送って貰ったココの運転でメナドへ向かう。
今日はなんか道路が混んでいるなあ〜。
あちこちでお祭りみたいなのが行われているのが関係しているのかな?
あと内陸は天気が悪いみたいで雨季まっさかりって感じだ。
タンココ滞在中は天気に恵まれてて良かったよ。
2時間半かかって今日から2泊するホテルサンティカメナドに到着。
レセプションでチェックインをしようとするが、予約は入っているのにお金はまだ支払われていないらしい。
メリーさんまだお金払ってないのかな?
すると駐車場に車を置いてきたココが来て、ホテルの人と話をして無事OKとなった。
アバウトだなあ・・・・
ココにタンココロッジの宿代や送迎代、頼んでおいた水代などを支払う。
また明後日お迎え頼むね!
今まで泊っていた宿と比べると、なんか凄いリゾートホテルに来たって感じだ。
実際には1泊ルームチャージUSD120だからかなり安いけどw
ポーターにつれられ自分たちの部屋に案内される。
コテージタイプで間取りはゆったりしておりかなり広い。
ベットも2つ有るし、リビングスペースも有る。
外に椅子とテーブルを出せばなんかバケーションって感じですね。
それよりも電気が昼間から付いてるし、TV、エアコン!冷蔵庫完備ってのが凄い!
お湯ってのが蛇口から出るのも感動的だ。
Orat家がプリサンからマナドへ出た時に電化製品やお湯に感動して泣いてしまった・・・ってのも良くわかるよ(笑)
また一応WIFI対応で部屋でネットも繋げるので(凄く電波が微弱だけど)本当に文明社会に帰ってきたんだと実感。
部屋の外には鳥が沢山居る。
タイヨウチョウやギンパラ、キゴシヒヨドリなどが居る。
明日はホテル内で鳥撮りしようかね。
Sooty-headed Bulbul キゴシヒヨドリ ※にゃっち撮影 EOS50D EF300f4L IS USM
Chestnut Munia ※にゃっち撮影 EOS50D EF300f4L IS USM
久しぶりのお湯でシャワーを浴びて、夕御飯はビールやコーラとスナック菓子をホテルの売店で買って食べる事に。
食事に関してはいままで満足していたので、今日は粗食で良いのだ。
外のベランダで満足だったタンココに乾杯!
食事後は電気とエアコンがついた快適な部屋で就寝。
こんな贅沢は久しぶりだなあ〜。
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スラウェシ探鳥記 準備編
2010/12/12 出発日 羽田〜スラウェシ
2010/12/13 2日目 タンココ
2010/12/14 3日目 タンココ
2010/12/15 4日目 タンココ
2010/12/16 5日目 タンココ
2010/12/17 6日目 タンココ
2010/12/18 7日目 タンココ〜サンティカ
2010/12/19 8日目 サンティカ
2010/12/20 最終日
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