2009年11月23日 インドネシア バリ島探鳥記Part2 <6日目 バリ西部国立公園で探鳥>
6:50起床。
調子は・・・う〜ん、あまり良いとは言えないかな・・・
レストランに行ってインドネシア風おかゆ『ブブル・アヤム』を頼む。
ここミンピでは客の多い時には朝食時にバイキングで少ない時には3種類ぐらいからメニューを選ぶみたいです。
RICKはおかゆと言えどもあまり食べれないで残してしまった。

朝食を終えて部屋に戻って待ってると「YUDIさんが来ました」とフロントから電話がきた。
フロントに向かうとYUDIさんが待っていてくれました。
やはりトヨタのキジャンで、かなり年季の入った1989年車だとの事。
機材を車に積み込みいよいよ出発!

主要道路に出て西の方に車を走らせYUDIさんが民家の横に車を停めた。
ここがOratさんの探鳥記に書いて有った場所かな?
民家の脇を通って行くと、すぐにマングローブが生えている海岸に出た。
河口で出迎えたのは、まずナンヨウショウビン2羽。
相変わらず元気だな・・・
とりあえず目的外なので目的の河口に向かう。

河口と言っても乾季だからか水量はちょろちょと流れる程度で極浅い

河口に近づいたとたんに「チチチチ・・・」と鳴きながら青いカワセミが逃げて行くのが見えた。
水色が綺麗なヒメアオカワセミだ!
こんな簡単に見れちゃて良いのだろうか?

でも逃げて行ったヒメアオはちょっと遠い河口のマングローブに止まっている。
遠いなあ・・・と思っていたらYUDIさんが「こっちに来い」と手招きしている。
慎重に行ったつもりだったが、すぐ脇に居たヒメアオに上流の方に逃げられてしまった。
かなり近かったのにチャンス逃した〜(T-T)

河口に逃げたヒメアオは2羽になったのでとりあえず証拠写真撮影。
でも遠いなあ・・・・

ヒメアオカワセミの超証拠写真 ノートリです。 2羽居るのがわかるでしょうか?(^ ^;

上の写真をトリミング

ヒメアオはあまり動かなそうなので川を渡り、身を隠しながら少しづつ近づく事に。
するとYUDIさんが「Sacred kingfisher」と言って、一箇所を指差す。
ヒジリショウビンが居るらしい。
しかしマングローブの色と混ざり、どこに居るのか良くわからないので探していたらYUDIさんがスコープで見せてくれた。
結構近そうだな・・・・とスコープで見た場所をRICKが発見したとたんにヒジリショウビンも逃げちゃいました(T-T)
なんだかな〜

でもヒメアオの1羽はまだ居てくれて一応撮影成功。
クチバシが被ったのが痛い・・・

ヒメアオカワセミ Small Blue kingfishe  RICK撮影 

でもにゃっちは被り無しのを撮れてるみたいだから良しとするか。
とりあえずヒメアオカワセミはGET。
今後、さらに良いのを撮れる様に頑張りましょう(^-^)

にゃっち撮影 やっぱりトマリモノはデジスコに敵わないなあ・・・(^ ^;

また今回YUDIさんが水、パン、お菓子などを毎日用意してくれてました。
でもパンとお菓子は食べれないで悪いことしちゃったなあ・・・
水は有りがたく頂きましたけどね。

さらに近づこうとヒメアオに近づくがやっぱりすぐに飛ばれる。
どうも警戒心強いなあ・・・( ̄〜 ̄)
今度は少し上流へ移動して5分ほど待ったがここには来なかった。

トウモロコシ畑の中を通り川の脇を歩いて橋の下を通過。
細い川が流れていて中州みたいになっている。
中州で待とうと向かうが、中州の上にはレンジャーとカメラを持ったバードウオッチャーの先客が居た。
YUDIさんがレンジャー仲間と会話している。
セアカミツユビカワセミもさっき森の中で現れたらしいとの事。
一番逢いたいカワセミなので期待が膨らむ。
中州でしばらく待つが何も来ないのでいよいよジャングルに突入だ!

奥に進むが、思った以上に鳥が居ない。
海外探鳥でいつも思うのだけど、ジャングルとか人があまり居ない場所って鳥も少ないんですよね。
皮肉にも少し人間の気配が有った方が鳥が多いような気がしますが・・・・。

途中Oratさんがセアカミツユビカワセミの給餌を撮った場所を過ぎる。
YUDIさんが「Oratはこの場所からあの樹の間に居るセアカを撮ったんだよ」と説明してくれた。
へえ〜・・・・こんな場所だったんだ。

 
写真左 この場所でOratさんがセアカミツユビカワセミの給餌を撮ったと言ってたけど?
写真右 YUDIさん 


奥の方まで進み、乾季で干上がった川床で休む。
周りを偵察していたYUDIさんが「HEYHEY!」と静かに叫びながら手招きをする。
『もしや???』と思いそろそろ近づくとYUDIさん森の中を指差してます。
「セアカミツユビカワセミが居る!」と言うのだけど暗くてなんだかわかんないや・・・(^ ^;
と、思ってたらYUDIさんがRICKのカメラを操作してファインダーに入れてくれた。
ピントを合わせるとクッキリとあのセアカミツユビカワセミが浮かんできた。
おお〜!とうとう逢えたよ〜(o ̄▽ ̄)ノ

セアカミツユビカワセミ Rufous-backed kingfisher 初撮影(o ̄▽ ̄)ノ 

でも枝被りで抜ける場所を探すのに大変。
シャッタースピードも凄く遅いので大変。
テレコンを付けていたせいも有るがISO400でシャッタースピード1/20!
トマリモノとは言えかなり厳しいシャッタースピードですね(^ ^;
何枚かは撮りましたが殆どのが若干ブレてました。
やっぱりジャングルではISO800は必要かな・・・

5秒ほどの短い滞在でセアカミツユビカワセミは逃げちゃいました。
まだ満足出来ないが、とりあえず撮影できたのはほっとしたかな・・・・。
有難うYUDIさん!
鳴きもしない鳥を良く木々の間を縫って探してくれました(^-^)
うちらだけじゃ絶対に探せなかったでしょう。

しかし噂どおりセアカミツユビカワセミは警戒心高いみたいですね。
この時、にゃっちは撮影出来る角度を探すのに手間取っていて残念ながら撮影できませんでした。
なんせ枝被りが凄いんで・・・

ここで道は引き返すことになる。
橋から1kmぐらいかな?
普通だったらたいした距離じゃ無いが、今日はカメラと三脚がやけに重い。

トレールは歩きやすい箇所と森の中を縫って歩く箇所が有ります。写真は楽な箇所

途中で先ほど中洲で逢ったカメラを持ったバーダーに会う。
「セアカは撮れた?」と聞かれたので「撮れたよ」と言うと、RICKのセアカの写真を見せてくれと言われた。
写真を見て「やはりカメラが違うから貴方の方が良い写真だ・・・・」と言う。
彼のを見せてもらったら確かに豆粒ほどのがブレて写っている。
彼の持っていたのはニコンのD60にSIGMAの暗いズームだからジャングルではつらいだろうな・・・
RICKがさっき撮ったのも決して良いとは思えないけどね(^ ^;

また、そのバーダーをガイドしていたレンジャーにYUDIさんが
「RICKは、あのセアカミツユビカワセミの給餌シーンを撮ったOratの友人なんだ」
と紹介したらそのガイドさんが超反応して
「ホント〜!Oratの友達なの?あの写真は凄いよ!なんたって2羽が給餌してるんだもん!」
と言っていた。
もしかしてOratさんってここじゃ有名人なのか?w

もう昼過ぎになったので戻ることに。
体力の限界に来ていたRICKはフラフラしててカメラを樹に何度かぶつける。
いつもこんな事ないのにな・・・・
途中に気づけば1Dmark3のアイカップが無くなってるし・・・(T-T)
やっとこ車までたどり着きミンピまで送ってもらう。

一応手持ちのUSドルの事が有ったので気になってたガイド料をYUDIさんに聞いてみる。
※事前メールでは1日US$75 車を借りるとUS$30との事だった。
結果すべて込で3日間(うち半日が2日)US$250との事でした。
車代と公園入場料等も込なので正式なガイドとしては安いですね。
※ホテルのインフォメーションに書いて有ったバードガイド料は2時間で一人350000rpなので、2人だと700000rp(7000円)だった
明日の朝また逢う事を約束してYUDIさんと別れる。

戻ってカップミーゴレンとジュースの昼食を摂る。
とりあえず食べて置かないとね・・・・薬も飲みたいし。
休んでいたら少し体調が戻ったがまだ本調子ではない。
なんか調子の良い時と悪い時が交互に訪れるみたいだな・・・
とりあえず東屋で昼寝する。
ここは風が通って気持ちよかったです(^-^)


昼寝していたら調子も良くなり暑くなってきたので身体を冷やそうと海の方に有るプールに行く事に。
ダイビング用のプールで泳いでいて、休もうと足を付こうと思ったら想像以上に深い!
あやうく溺れそうになったよ、また水を少し飲んじゃったかも・・・・(^ ^;
  
ダイビング練習用プール 左は浅いが右側は水深3mぐらい有るかも?

プールに浸かっていたら体が冷えてきたので今度はプール脇の温泉に入る。
海沿いに小さな湯船が並んでいて、マングローブを眺めながらの温泉は格別ですね。
 
海側には小さい露天風呂が3つ並んでいる

部屋に戻ってきて今度は部屋の温泉に入ろうとしたらお湯が溜まらない。
外部操作で栓をコントロールするって書いて有ったのでフロントに電話する。
どうせ掛け流しなのでお湯を出しながら、しばらく待っていたら30分ほどして、いつの間にかお湯が溜まるようになっていた。

身体を洗おうとシャワーを出してみるが出るのは水だけで水圧もかなり弱い。
やはりバリってこんなモノなのだろうか?
クプクプみたいなのが特別なのかね?
おまけに露天風呂の温泉を出すノブが取れてノブの跡から直接温泉が放出してコントロール不能に!
凄い音をしながら温泉が出ていたが、流れ出す場所が一応湯船なのでほおって置くことに。
音が凄いからそのうちホテルの誰かが気づくでしょ(笑)

壊れた温泉はそのままにレストランに夕食を食べに行く事に。
外は結構寒かった。
RICKは身体の事を考えて茹で野菜とパイナップルジュース。
にゃっちは炒め野菜(カンクン・トゥミス)とビールを頼んだ。
茹で野菜(ガドガド)は味が無いので本来は添えてあるピーナッツベースのソースに漬けるらしいが身体の事を考えて止めておく。
値段はどちらも御飯付きでガドガド32000rp、カンクントゥミス30000rpとルームサービスよりは大分安かったですね。
 

写真左 カンクントゥミス 正確には空芯菜炒め            写真右 ガドガド 茹で野菜
なんかヘルシーな食事だ・・・・ 本当はもっと濃いのを食べたかったなあ〜( ̄〜 ̄)


部屋に帰ってゆっくりする。
RICKはまだビールは無理なのでにゃっちだけウブドで買ってきたBINTANGを呑む。。
しかし食べたらすぐにお腹の調子悪くなるなあ・・・・この日もお腹ゴロゴロ(T-T)
いつになったら治るんだろ?

とにかく明日は一日探鳥予定だ。
気合で頑張らなきゃ・・・・・

7日目へ続く>

2009バリ島探鳥記 準備編
<1日目>11/18 自宅〜バリ島 ウブド
<2日目>11/19 ウブド アグンラカバンガローズ再び
<3日目>11/20 ウブド探鳥 ジャワショウビンに逢えるか?
<4日目>11/21 午前ジャワショウビン満喫 午後はクプクプバロンに移動
<5日目>11/22 体調不良の中、バリ西部国立公園へ
<6日目>11/23 レンジャーYUDIさんと探鳥 ミンピ・リゾート・ムンジャンガン
<7日目>11/24 今日もバリ西部国立公園探鳥 セアカミツユビカワセミ満喫!
<8日目>11/25 バリ島最終日〜帰国
2009バリ島探鳥記データー編

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