2009年11月25日〜26日 インドネシア バリ島探鳥記Part2 <8日目最終日〜帰国>

朝6:50起床。
体調は相変わらず不調・・・・
昨日の朝よりも良くないかな?昨夕の散策が効いたらしい・・・( ̄  ̄;)

朝食にレストランに向かう。
するとレストランのすぐ脇で「チーチーチー」とどう考えてもカワセミ系の声がする。
あれヒメアオカワセミの声だよねえ〜?
にゃっちがコンデジLUMIX TZ7を持って偵察に行くと、やっぱり居たとの事(RICKは気力が無くて座ってた)
証拠写真を撮影。
ホバリングもしてたみたいなので、気力が有ればここで待ってればちゃんと撮れたなあ・・・・勿体無い事しちゃったな( ̄〜 ̄)

ルミTZ7で撮影。 レストランすぐ脇で魚を撮っていた

今回でこのレストランも最後なので日本語勉強中と言うミツコプジャさんに頼んで記念撮影。
頑張って日本語勉強してね〜(^ー゚)☆

プジャさん 最初怖いのかと思ったが、話したら礼儀正しい好青年だった

朝食を食べて部屋に戻り、8:00になってフロントに行きYUDIさんと落ち合う。
今日、RICKは黒っぽいバンダナを頭に巻いて黒い長袖Tシャツを着ていたのだが、それを見たYUDIさんが妙に反応して
「忍者みたいだよRICK!」と言う。
忍者ねえ〜(^ ^;
車の中でYUDIさんと話したら、やはり『NARUTO』の影響らしい。
他にも日本のアニメではドラゴンボールなんかが有名だと言っていた。
マジンガーZもみんな知っているらしい。
マレーシアでも感じたけどアニメって日本が車や家電と共に外国に誇れる文化なのかもね。

そしていつもの橋のポイントを通り過ぎ、しばらく先に行ったら右折して、ガタガタの道を車で進み海岸に出た。
ここではヒジリショウビンが居ついているらしい。
早速ヒジリショウビンいました・・・が、ナンヨウショウビンも居るんですけど( ̄  ̄;)
ヒジリショウビンはやはり警戒心が強くなかなか近づけなかった。
撮れたのは証拠写真程度とトビモノと言うのは恥ずかしいぐらいの写真。

ヒジリショウビン Sacret-King fisher の証拠

ちょっとどうだかな・・・・のヒジリショウビントビモノ(遠すぎるんだもん)

とりあえずヒジリショウビンは他の海外でも撮れるので早めに切り上げる事に。
とにかくにゃっちがまだ満足に撮れていないセアカミツユビカワセミに再挑戦しなければならないのだ。
そういえば何か猛禽も上空を飛んでました。
ナンでしょね?

猛禽A(爆)

いつもの橋の近くに車を停めて歩き出すと、道端に居たオバサンがRICKを見て「NINJA!NINJA!」と騒いでいる。
この格好はそんなに忍者っぽいか〜(^ ^;
見てみるとオバサンも黒い襟巻きをして口元を隠しているので忍者っぽい。
オバサンを指差して「アンダ ニンジャ〜!」って言ったらオバサン大爆笑してました(^-^)
※アンダ=バリ語で『あなた』

ジャングルに入ってすぐにYUDIさんが何かを見つけた。
来い来い!と手招きをしている。
やはり居たのはセアカミツユビカワセミだ。
近い!
でも、まだカメラはザックの中だし、枝被りが凄くて凄く狭いアングルからしか撮れないから三脚は使えなそう。
急いでカメラだけを取り出し根性の手持ち撮影(腹に力が入らない〜・・・・)
やっぱりSS1/25だから鮮明な写真撮れませんね。
YUDIさんが『三脚を使えないなら俺の肩にレンズを乗せて撮影しろ!』と肩を貸してくれようとするがかえってブレるんですけど〜(^ ^;
とてもじゃないけど撮影は無理で好意だけ受け取りました(笑)

今回一番近かったセアカミツユビカワセミ すべて手持ちで撮影




そして、いつもの橋近くの中洲ポイントの上側に座る。
今日は体調が昨日よりも悪いので、あまり動かないようにYUDIさんに頼んでいた。
それが幸いしたのか、川と反対方向を偵察していたYUDIさんがまた手招きしてる。
ゆっくり近づいていくと開けた場所にセアカミツユビちゃんが止まってる〜!
トレールに張り出した樹に居るので障害物は何もない。
少し距離が有るので、これはデジスコ向けだろう。
相変わらず暗いのでシャッタースピードは遅いけどね。

でも、今回は開けた場所に出てきてくれたので、にゃっちもやっと満足に撮影する事が出来たみたいだ。
最後の最後で大サービスの図式は今回も当てはまる様だ(^ー゚)☆
良かったねえ〜

RICK撮影 ほぼノートリ

にゃっち撮影 セアカミツユビカワセミ

しばらく撮影してセアカミツユビカワセミが行った後に、ミッションコンプリートと言う事で早めに切り上げる事に。
とにかくこの時点でぶっ倒れそうだったのよε〜( ̄、 ̄;)ゞ
この後はムンジャンガン・リゾートに有るバリタワーで観察がてらジュースでも飲もうかと思っていたのだ。

車をムンジャンガン・リゾートの敷地に入れると警備の人たちがYUDIさんを見て『Oh レンジャーYUDI!』と敬礼しながら口々に挨拶する。
YUDIさんはここらのレンジャーの中では先輩格なのでしょう。
道の途中、YUDIさんが「Oratはあっちに有るモンスーンフォレストに泊まっていたんだ」と看板を指差す。
今考えれば寄って貰えば良かったなあ〜。

長いダートロードを抜けると木造立てのバリタワーが現れた。
想像していたより結構立派で綺麗な建物だ。
まず螺旋階段を登り、最上階の5階まで行く。
登って辺りを見回すと一面ジャングルが広がる絶景でしたね。
緑と青い海のコントラストが凄く綺麗だった。

バリタワーからの眺め

景色を見てたらYUDIさんが
「RICKの着ているべストは良いねえ〜。ポケットも多いしアースカラーでジャングルに合ってるよ」
と言うので「じゃあYUDIさんにプレゼントするよ」ってプレゼントしたら凄く喜んでました。
実はRICKが今回の旅行の準備中に洋服入れの中でたまたま見つけたこのべスト。
新品で袋に入ってたけど自分で買った覚えがないんだよな・・・こういうの着ないし(^ ^;


景色を堪能した後は、一階まで下りてソファーに座る。
YUDIさんと雑談しながら飲んだ、良く冷えたアイスティーが凄く美味しかったです。

メニューを見たら全体的にミンピよりも安いですね。
個人的感想としてはミンピよりもムンジャンガンの方が洗練されている感じがするかなあ〜。
建物も良く手入れされているようだし、トイレもすごく近代的でここで吐くのが悪いぐらい(笑)
今度来るときにはこっちに泊まってみようかな。
でもやっぱりミンピのプライベート温泉も捨てがたいなあ〜。

そして昼近くになったのでYUDIさんにミンピまで送ってもらう。
ミンピに着いてYUDIさんに残りのお金を支払い、また逢う事を約束。
とうとうお別れだ。
YUDIさんが居なければセアカミツユビカワセミを撮る事は出来なかったでしょう。
しかも毎日見れたのは凄いよ。
本当に有難うYUDIさん!また今度来るときにも宜しくね(o ̄▽ ̄)ノ

ジャングルでYUDIさんとの2ショット

一度部屋に戻り、少し休む。
体調は朝よりも悪化してますね〜(^ ^;

2:00になりチェックアウトしにフロントに行くとすでにケトゥさん来てました。
遠い所有難うね。
荷物を積み込みケトゥさんの車に乗り込み空港に向けて出発!
これから5時間の道のりは正直気が重いけど・・・・

しばらく海沿いを走って街中に入ったと思ったら右に曲がり、いよいよ気の重い山道だ。
今回は酔わないように前をじっと見据えて耐える。
山の上は雨と霧で天気が悪くて全然車窓は楽しめませんでした。
途中景色の良い所で休もうかと思っていたけど、この天気じゃねえ・・・と言う事で休憩無しで山を越すことに。
とにかく早く山道を抜けたかったので・・・

山を降りると今度は大渋滞に嵌る。
丁度夕方で通勤時間なのだろうけど、東京より凄いね。
我先にと突っ込むのは昔味わったスキー場のリフト渋滞を思い出す。
途中事故も有ったりして、渋滞にさらに拍車を掛けていた。

ケトゥさんの車のお供えもの

クタに入りケトゥさんに空港に行く前に大き目のスーパーに寄ってくれる様に頼んだ。
「食事はどうします?」とケトゥさん。
本当は一緒に最後の食事と思っていたんだけど、まったく食欲が無いので「ゴメン、ケトゥさん飯食えないや・・・」と謝る。
なんかケトゥさん凄く悲しそう・・・・?

そしてクタの『カルフール』と言うフランス外資のスーパーマーケットに寄ってもらう。
入っている建物がデカイですねココ。
ウブドのデルタデワタとは規模が違うな〜。

駐車場に車を停めるとケトゥさんが
「私、ここで待ってます」と言う。
あれ?一緒に来るんじゃないの?
そして「私、朝から何も食べてないから凄くお腹空いたよ〜。お願いだからパンとかジュース買ってきてえ〜」
と切なるお願いをされました。
いや、ほんとゴメンゴメン!
朝、家を出てから休み無く運転してミンピに来た挙句、RICKの体調不良で途中で昼御飯も食べなかったし、夕食も抜きってのは確かに厳しいよね(^ ^;
ちゃんと買ってきてあげるから待っててねえ〜。

ケトゥさんは荷物番で駐車場に待機しててもらいRICK達は店内に。
広い上に中の案内もわかり辛くて食料品売り場に行くのに迷っちゃいましたね。
1階に行った時に途中でボディチェックも受けました。
ここはクタだからやっぱりテロを警戒しているんですね。

カルフール ビルの5階に有りました。 

お菓子や調味料等をにゃっちが物色。
ケトゥさんへのパンやジュースとケトゥさん家族用の大きなオレンジジュースやポテチ等も買っておく。
買物が終わって、ケトゥさんに「ケトゥさんのだよ。家族の分も買っておいたからね」と大きな袋を渡すと凄く喜んでました。

そして空港まで送ってもらう。
ケトゥさんと握手して別れる。
また来るからその時は宜しくね(o ̄▽ ̄)ノ

そしてチェックインカウンターに向かおうとしたら、ロビー入口で航空券をチェックしている警備員に止められた。
「この飛行機の場合にはまだ空港内には入れません。8:00になったら入れます」と言う。
なにい〜!空港内にも入れないのかよ!(# ̄Д ̄)
今時間は6:50・・・あと一時間ちょっと何してれば良いのよ!
この体調が悪い時に外で待ってろってか!
どうにも融通が利かないので諦めるしかない(今、考えれば10000rpぐらい渡せば入れてくれたかもと思う)
一刻も早くラウンジのソファーに寝転んで休みたかったRICKはフテクサレて目の前の入口にスーツケースを転がして寝転がる。
もうアテツケじゃあ!

そして8:00になってやっと空港内に入ることが出来た。
チェックイン、出国審査ともスムーズに終わり、目指すはラウンジだ。
ここデンパサール空港ではお金を支払えばエコノミー利用でも入れるラウンジが2箇所(?)有ります。
今回はDEWAラウンジを利用しました。
2フロア有って1階は禁煙で少し狭く、2階は喫煙可ですが広くてたくさんのテーブル&ソファーが並んでいます。

100000rpで出発時まで滞在OK。
食事、ジュースも有って、なんと自分で注ぐBINTANG生ビールサーバーまでが設置されているのだ!
もちろん飲み放題です(にゃっち大喜び)
これで1000円程度だったら絶対に利用した方が良いですよね。
ただしジュース、食べ物の味は・・・・・
もっともRICKは食欲も無く、ビールも飲みたくないのでただ寝るだけですが、広いソファーで横になれたのでちょっと寝ることが出来ました。

ラウンジでこの格好・・・我ながら怪しいが周りを気にしてられる体調じゃなかったんで(^ ^;

そして出発20分前に出発ゲートに向かう。
少し早めにJL720便は日本に向けて飛び立ちました。
RICKは出発してすぐに真ん中の3列席を確保。
横になって寝る事に専念しました。
とにかく寝ていたら、気づけば日本の上空。
これほど飛行機内の記憶が無い旅行って初めてです(笑)

成田に着き、検疫の場所で体温測定をやっていたので引っかかるかな?と思っていたら何も言われなかったので、そのまま出てきちゃいました。

そしてUSAパーキングの送迎車に乗り、車を受け取る。
そしてペットホテルに向かいうさことご対面だ(o ̄▽ ̄)ノ

ペットホテルに付くと従業員の方3人がうさこを運んできてくれた。
にゃっちがケージの中から「うさこただいま〜」と言ってうさこを取り出すと従業員が口を揃えて
「えええ〜凄い〜!」と言う。
「私たちが少しでもケージの中に手を入れるとブーブー鳴いて怒りながら飛びついてくるんですよ!飼い主だと違うんですね〜」
と言う。
うさこ・・・元気だったのね(^ ^;

そして車を走らせなつかしの我が家へ。
思ったより日本は寒く無いですね。
やっぱり暖冬なのだろうか?

少し休んだ後、念のために地元の病院に行く事にした。
そしたら病院の先生に「成田から帰ってきたって事は検疫どうしたの?まさか検査受けないで帰ってきっちゃったの?」
と言われた。
「ハイ・・・・バリ腹って珍しくないみたいなんで検疫必要ないかな・・・って思って」
と言ったら「駄目でしょ!東南アジアなんてどんな病原菌がいるかわかんないんだから!」と怒られました。
そうですね・・・・( ̄o ̄;) 以後気をつけます。
病院で貰った薬を服用していたら3日後には完治しましたけどね。

と、この様にして今年の海外遠征は終わりました。
後半は体調不良で苦労したけど、なんとか見たかったセアカミツユビカワセミを撮影できて良かったです。
もう食中毒はゴメンだけど、また東南アジア遠征には懲りずに行くんだろうな〜(笑)


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2009バリ島探鳥記 準備編
<1日目>11/18 自宅〜バリ島 ウブド
<2日目>11/19 ウブド アグンラカバンガローズ再び
<3日目>11/20 ウブド探鳥 ジャワショウビンに逢えるか?
<4日目>11/21 午前ジャワショウビン満喫 午後はクプクプバロンに移動
<5日目>11/22 体調不良の中、バリ西部国立公園へ
<6日目>11/23 レンジャーYUDIさんと探鳥 ミンピ・リゾート・ムンジャンガン
<7日目>11/24 今日もバリ西部国立公園探鳥 セアカミツユビカワセミ満喫!
<8日目>11/25 バリ島最終日〜帰国
2009バリ島探鳥記データー編

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