2010 12/13 スラウェシ探鳥記2 メナドへ

早朝、機内の照明が付き朝食の時間。
RICKはオムレツとポテト、にゃっちは焼き鯖と野菜の煮物とふりかけご飯をチョイス。
味は日系なのでさすがに無難ですね。

JALの機内食

シンガポールには6:30着。
さて乗継だ・・・トランジットカウンターに行くんだよな。
と思ったがここで失敗に気づく。
機内預け入れ荷物はどうすんだ???

考えてみれば羽田のJALのカウンターでは『シンガポール行き』としか伝えて無いので、当然荷物は一度シンガポールで受け取ることになるんだよな。
(今回シンガポールまではマイレージ使用の為に、どうせまたシンガポールでチェックインするんだから・・・と思ってた)
と、言う事は一度シンガポールに入国しなければならないって事だ。
荷物受け取り場所って入国審査の後に有るもんね。
羽田で『最終目的地はマナド』って伝えておかなければならなかったのだ。
今までグループ違いの飛行機で第3国を経由する旅行ってしたことないから気づかなかった・・・・
初歩的ミスだわ(^^;

と、言うことで思いがけずシンガポールに入国。
VISAとか無くて良かったよ。
入国審査で「ビジネスですか?観光ですか?」と言われて「荷物を取りに行く」って言ったら係の人は頷いてた。
よく有る事なのだろうか?

無事にターンテーブルから荷物を受け取り、今度はシルクエアー航空のチェックインをする。
チェックインにかなりの時間がかかる。
僕らの受付が来てチェックイン。
心配していた荷物はすんなり預け入れOK。
24kg有ったんで追加料金取られるんじゃ無いかと思っていたんだけどね。

チェックイン後ターミナル2に移動してまた出国だ。
凄く短いシンガポール滞在だったなあ〜(笑)
出国の係員に「何しに入国したのか?」と言われた。
荷物取りにだよ!(^^;

出発1時間半前にゲートに到着。
やっと落ち着けるよ。
シンガポール チャンギ国際空港はこれで3度目の利用だがやはり快適な空港だ。
トランジットロビーなどには誰でも座れる大きいソファーが有ったり、無料のネットが出来る場所が何箇所も有る。
他にも無料の映画館や遊び場所など設備の充実が凄い。
空港だけで遊べそうだもんな。
もちろん売店もたくさん有るしね(笑)
これこそハブ空港ってもんだ。
羽田とは格が違うのだよ格が(爆)

トランジットカウンター前のスペース

無料インターネットコーナー

搭乗アナウンスが有り、シルクエアーMI276便マナド行きに搭乗。
機材は古いエアバス機だが席は広く問題なし。
予定より10分早く離陸した。
離陸後機内食が出たが、シルクエアーは機内食にしては結構良い方だと思う。
チャーハンみたいなのにチキンの煮込みと茹で野菜。
クラッカーもついていた(リッツみたいなの)
そういえばシルクエアーで飲み物を頼むときコーヒーって頼んだつもりだが、コーラが出てきたのは何故?
発音が悪いのか?
今まではではそんな事無かったんだけどなあ〜・・・

シルクエアーの機内食

飛行機の窓から外を眺めていると三角錐の島の横に平たい島が有る景色が見えてきた。
これがOratさん達が行ったブナケン島なんだろう。
飛行機は内陸に入っていき、ほどなく着陸。
やっとスラウェシ島上陸だあ〜(o ̄▽ ̄)ノ

さて、さっさと入国審査を済ませますか・・・・と一番早く機内を出たのだが、途中追い越された欧米人達の行く流れにそのままついて行ったら入国審査場についた。
あれ?VISAどこで買うんだ?
入国審査官に聞くとVISA購入はどうやら2Fの通路の先、導線から外れた場所にカウンターが有るらしい。
げげ・・・買いに戻らなきゃ・・・・

到着して空港に入った後、左の階段を降りる前に正面に有るカウンターでVISAを購入しましょう!

$25、2人で$50のVISAを購入。
購入後入国審査に戻ったら一番後ろになっちまったい(T-T)
しかも作業が相変わらずトロイ。
さすがインドネシア・・・・
1時間も通過に掛かった。

VISAを新しく購入した人は右端の列に並ぶ

外に出ると僕らの名前を書いたプラカードを持った体の大きい男性がいた。
この男性と一緒に歩き出すと、色の白い現地インドネシアの女性が寄ってきた。
この人が現地旅行代理店の代表メリーさんだ。
体の大きな男性の名前はココと言う名前のドライバーで、現地での僕らの案内役だとの事。
ココは英語は話せないらしいが、車で送迎されるだけだしなんとかなるでしょ。
メリーさんに駐車場でツアーの代金を支払おうとすると、後半のホテル代金USD240だけ受け取ると、あとはその行程がUPしたら払って欲しいと言われた。
う〜んUSDで用意していたから財布が重いままなんだけど・・・・(^^;

メリーさんとは駐車場で別れココの運転するワゴンでタンココに向かう。
雰囲気はやっぱりインドネシアって感じだねえ〜。
雑然としててバイクがやたら多い。
でも思っていたより人が多いんだなあ〜。
もっと秘境かと思ってたよ。

街をいつくか越すとだんだん道は狭くカーブが多くなってきた。
タンココまでマナドから結構掛かるんだなあ〜。
結果マナドからこれから宿泊するタンココロッジまで2時間10分ぐらい掛かった。

タンココロッジに着くとジェミーと言う男性が出迎えてくれた。
年は後で聞いたら36歳って言ってたがもう少し若く見えるかな。
まず自分達が泊る部屋まで案内される。
へえ〜思ったより大きくて場所も川沿いで良さそうな感じじゃん。
この宿の事前情報が何も無かったので不安だったけど、少し安心(英語サイトを含めてネット上でほぼ皆無だった)
とりあえず荷物を置いて母屋(食堂)に行く。

コーヒーを飲みながらチェックインする。
と言ってもさらさらっとサインと住所を書いただけ。
宿代は後でメリーさんから支払われるらしい。
ジェミーに「何しにタンココに来たの?」
と言われたので「鳥を撮影しに来たんだ」と言う。
で、「誰か良いバードガイド知らない?」と聞いたら
「バードガイドは自分が出来るよ」と言う。
値段は一日USD50(1人25) 車一日USD40 ボートクルーズはUSD50との事。
すべてUSD払いでOKらしい。

でもジェミーはちゃんとしたガイドなのか?と思い、持ってきたバードリストを見せると
「これは見れるけど、これはあそこまで行かないと居ない、これは難しいね」
などちゃんとした知識は一応持っているらしい。
とりあえず君に任せてみよう。
宜しくジェミー!

食堂にはRICKが一番撮りたいSULAWESI DWARF KINGFISHER(セレベスカワセミ)の写真も貼って有ったので
「これは見れる?これが一番見たいんだ」
と言うと「大丈夫見れるよ!」と自信ありそうだ。
「I try」じゃ無いのが心強い(笑)

部屋に戻って荷物を解いているとジェミーが「フクロウが庭に居るよ!」と言いに来る。
いきなりですか〜。
言われた場所に行き、樹を見上げるとそこにはスラウェシ固有種の小さいコノハズクの夫婦が居た。

Sulawesi Scops-owl セレベスコノハズク

雨が降っており、もう夕方なのでかなり辛いがなんとか手持ちで撮影。
しかも真上の撮影は辛い・・・・腰も痛いし。
ブレてるのはそのせいです(^^;
でもとりあえず固有種一種ゲットだ!
幸先良いかも。
さて、部屋に戻りますかね。

とりあえずここで宿泊したタンココロッジの紹介をしよう。


ロッジ入り口

母屋兼食堂 いつでも自由に飲める飲料水と湯沸しポット&コーヒー&ティーセットが置いてある。


外観はこんな感じで1棟貸切のバンガロータイプだ。


バルコニーも有るので、寛ぐのに良いでしょう。
庇が大きくて雨は吹き込まないので、洗濯物も掛かっているワイヤーに干せます。
コンセントは部屋の中に1個、バルコニーに1個有る。

扇風機も有ったのは驚き(と、言う事はもちろんエアコンなんて有りません)
窓にはガラスがちゃんとついてます(近くの宿にはついていないのも有るらしい)

なんとトイレは水洗!水だけどなんとシャワーも有る(水圧は低いが)
マンディーを想像していただけにこれは意外だった。

蚊帳つきのベット 写真のイメージよりも大きいベットです


なんにせよ覚悟していたよりは随分まともでした。

19:00になり「夕食が出来ましたよ〜」と呼ばれる。
テーブルには2人分のお皿と料理がセットされていた。
宿泊客は僕らだけらしい。
料理は素朴だけど美味しい。
白いご飯とセロリの炒め物、野菜のスープ、焼き鯵、パパイヤのデザート等。
取り放題なので量に関しては充分過ぎるぐらいです。
また基本的に冷えたビールは用意して無いみたいです。
前もって言っておけば用意してくれるとの事なので、酒飲みの方は事前にリクエストしておきましょう。

なんて健康的な食事でしょう!食べ放題なので量は問題無し。

食事をしていると、ここのオーナーのボビーが登場。
スキンヘッドで愛嬌の有る感じだ。
噂では優秀なバードガイドらしい。
昼に受付してガイドを頼んだジェミーは自分の弟だとの事。
似てないな・・・(笑)

またボビーは日本人好きだとの事で怪しい日本語を少し話す(笑)
日本人の写真集が食堂にいくつか置いてあるのだが、自分がガイドしている常連の日本人の物だと言う。
なんでも彼らのうちの一人に言われてこの宿を作ったらしいです。
へえ〜意外だなあ〜。


宿の3匹の看板犬のうちのリマ 食事時には餌をねだりに来る。

ボビーと別れ時間はまだ20:00過ぎだが今日は早めに寝ることに。
移動で疲れたし明日から探鳥の為に5:00起きだからね。
ではオヤスミ〜。

翌日へ

スラウェシ探鳥記 準備編
2010/12/12 出発日 羽田〜スラウェシ
2010/12/13 2日目 タンココ
2010/12/14 3日目 タンココ
2010/12/15 4日目 タンココ
2010/12/16 5日目 タンココ
2010/12/17 6日目 タンココ
2010/12/18 7日目 タンココ〜サンティカ
2010/12/19 8日目 サンティカ
2010/12/20 最終日
2010スラウェシ探鳥記DATA編へ

RICK PHOTO海外探鳥記トップページへ