北アルプス 剱岳登山記 <準備編/データー編> 2007年9月17日〜20日

※今回データーとして使えるように、自分が事前にネットや本ではどうしても調べきれなかった事にも触れるつもりです。
くだらなすぎて他の人がウェブ上で書かないような事も述べるつもりなのでそのつもりで読んでくださいね(^ー゚)☆


昨年同じ時期に穂高連峰を縦走して少しはヤマノボラーとしての経験値をあげたRICKとにゃっち。
今年は登山を始めてからの夢だった
『剱岳』に挑戦することにした。
雑誌や登山の本には
『国内最難関の一般登山道』って書かれている。
いろいろネットなどで調べていくと「思ったより楽勝だった」とか言う人も居るし「超恐怖の連続で死ぬかと思った」と言う人が居たりで評価が随分違うみたいだ。
さて、僕らはどっちなんでしょうね〜?行ってみればわかるでしょ(笑)

と、いう訳でまず準備の話から始めます。

 


まず行く時期はお盆休みは仕事をやって、夏休みをこの時期に遅くしています。
紅葉シーズンで混む前なのでこの時期がベストと考えてます。
登山道の渋滞も交通機関の渋滞も山小屋&テント場が混むのも嫌なんだよね〜(好きな奴は居ねえ〜か・・・・)
まあ〜自営業だから出来るんでしょうけどね。
※その分売上減るのが痛いのが本音だったりもする(笑)

あと今回登山としては初めて自家用車で行かない事にしました。。
最近のテント山行では20Kgを越える荷物を背負っているので、疲れが凄いからです
ちなみに7〜8kgはカメラ装備のせいです(爆)
で、最近年を取ったのか下山後の車の運転が辛いんだよな〜(^ ^;
RICKは茨城在住なので北アルプス方面に行くと関東縦断しなきゃいけないんですよ。
しかも高速道が渋滞してたらもう挫けて泣きたくなります。
「もう道路上で寝ても良いっすか?(爆)」って思うぐらいどっと疲れますね。
前2回の北アルプス登山も帰りの運転が辛かったので、今回はお金は掛かってしまうが電車など交通機関を乗り継いでいく事にした。
茨城からだと東京まで出なければ話にならないのだけど、つくばエキスプレス(TX)が出来て随分楽になったもんだしね。

今回凄〜くいろいろな行き方のパターンを値段、時間、日程の面から考えました。
剱岳にはまず『立山黒部アルペンルート』という一般車が入れない場所に有る『室堂』という場所まで行かなければいけません。
室堂に行くには長野側の『扇沢』からか富山側からのどちらからか入る事になります。
詳しくは立山黒部アルペンルートのホームページを見てね
だから必然的に金が掛かるんだよなあ・・・(# ̄Д ̄)
(まあ正確に言えば下から歩けばタダだし、他の登山ルートからも入れるんですが)

まず定番のパターンは東京から出ている『さわやか信州号』などの登山口直行バスの利用です。
深夜に東京か新宿を出て早朝に扇沢に着くという便利なバスで、料金も安くて良いんだけど閑散期だからか僕らが行きたい日にはバスの便自体が設定されてませ〜ん(^ ^;
と、言うわけで敢無く却下!
一応ちょっと考えてたプランを抜粋してみました。

さわやか信州号 新宿〜扇沢4700円〜5700円(片道)→往復で9400円〜11400円
扇沢〜室堂間のアルペンルート往復
8800円(荷物代400〜500円別)
合計18200円〜20200円
あとは富山側から入る方ルートで富山地方鉄道が高速バスを毎日運行しています。
池袋〜富山駅で
往復13210円です
富山〜室堂往復が6530円(荷物代別)なので合計19740円です

こう考えるとバス利用の場合は長野経由でも富山経由でもあまり料金は変わらないんですね(^-^)
あと新宿〜室堂間の直行バスがある日は13000円(片道)という手も有りますね(帰り便は無いので扇沢から帰る事になりますが・・・)
また毎日アルペン号って言うのも有りますが、それは日程的に利用できなかったのでちゃんと見てません。

で・・・・・バスは安いのはわかったのだけど前述の通り日程的にいろいろ難しい。
あとは高速バスで行ったら多分寝れないだろうなあ・・・・と考えるとやっぱり電車か?
という訳でこれからは電車プランを考えてみる。

東京方面からの場合、多くの登山者は東京〜信濃大町まで『特急あさま』か夜行列車『ムーンライト信州号』を利用するのが普通みたい。

ちなみに新宿(東京)〜信濃大町の特急あさまの運賃+特急指定席代金は8280円(往復だと14880円)
信濃大町〜扇沢はバスで片道1330円(往復2660円)
扇沢〜室堂往復で8800円
すると
合計26430円になります

でも数年前に扇沢からアルペンルートを観光した事が有るんだけど乗り継ぎの接続が悪くて(土産や買わせる為にわざとかと思うんだけど・・・)なんか気が乗らないんだよなあ〜。
あと新宿まで行くのがだるい・・・でかいザック抱えていく自分を想像するのが嫌・・・・。
帰りは通勤時間帯に当たるし、せめて東京から乗りたいよな〜( ̄〜 ̄)

で、調べていくうちに見つけたのがJRで売っている
『北陸フリーきっぷ』というもの。
東京都区内から富山、金沢方面までの4日間有効の往復フリーきっぷです。
新幹線、特急、寝台列車の指定席に乗れて値段も
21600円と結構お得。
また、このきっぷには
グリーン車用っていうのが24000円で設定されてて差が2400円しかないのだ!
おお〜グリーン車って乗った事ねえよ〜!これはグリーン車用でしょ〜(^ー゚)☆
と、楽な道中を夢見て(笑)このプランに心は傾いたのだ。
しかも富山側からならばアルペンルートの区間が短いし、調べてみると所要時間は自宅を朝6時に出て登山口の室堂に着くのが14時10分と思ったより全然早い。

まあ〜たまの贅沢だ〜っ!行っちまえ〜!!
これで決定で〜す(^-^)

『北陸フリーきっぷのグリーン車用&指定席』24000円
『富山〜立山駅の富山地鉄のきっぷ』+『立山黒部アルペンルートの立山〜美女平、美女平〜室堂の往復チケット』
6530円
合計30530円
  ※グリーン車用じゃない場合は28130円

早速近所のJTBに行ってきっぷを手配しました。
カードで支払いも出来るしチケットを発券できる旅行会社窓口なら楽ですね。
バスで行くより10000円ぐらい高くなっちゃったけどまあ〜それだけの楽さはあるんでしょ。

そして着々と準備をして当日の朝を迎える事になりました。


準備編終了  
登山記本編は下のリンクから

準備編 
9月17日 自宅〜雷鳥沢 
9月18日 雷鳥沢〜剱沢 
9月19日 剱沢〜剱岳〜剱沢 
9月20日 剱沢〜室堂〜自宅 


※以下データー編です

<2007年剱岳行程>

9月17日(祝)

自宅〜秋葉原 6:00〜6:50 徒歩〜つくばエクスプレス (TX)
秋葉原〜東京 7:00〜7:10 山手線 (北陸フリーきっぷ東京都区内範囲内)) 
東京〜越後湯沢 7:48〜9:05 上越新幹線 Maxとき307号 
越後湯沢〜富山 9:13〜11:21 特急はくたか 4号
富山〜立山 11:50〜12:50 富山地方電鉄
立山〜美女平 13:00〜13:07 立山ケーブルカー
美女平〜室堂 13:20〜14:10 立山黒部アルペンルート 高原バス
室堂〜雷鳥沢ヒュッテ 14:15〜14:40 徒歩(コースタイム25分)

9月18日(火)※すべて徒歩

場所 時間 コースタイム
雷鳥沢ヒュッテ〜雷鳥沢キャンプ場 7:05〜7:10 0:05
登山口〜別山乗越(剱御前小屋) 7:15〜9:15 2:00
別山乗越〜剱沢 9:35〜10:05 0:30
※休憩含まず  総歩行時間2:35

9月19日(水)※すべて徒歩

場所 時間 コースタイム
剱沢〜剱山荘 5:15〜5:40 0:25
剱山荘〜一服剱 5;45〜6:05 0:25
一服剱〜前剱岳 6:15〜7:00 0:45
前剱〜カニのタテバイ下 7:15〜8:00 0:45
カニのタテバイ上〜剱岳山頂 8:05〜8:35 0:30
剱岳山頂〜前剱直下 9:45〜10:45 1:00
前剱直下〜一服剱 10:45〜11:25 0:40
一服剱〜剱山荘 11:35〜11:50 0:15
剱山荘〜剱沢 12:15〜12:50 0:35
※休憩含まず  総歩行時間5時間20分

9月20日(木)

剱沢〜別山乗越 6:45〜7:40 徒歩(コースタイム55分)
別山乗越〜雷鳥沢 7:50〜8:55 徒歩(コースタイム1時間5分)
雷鳥沢〜みくりが池温泉 9:05〜10:50 徒歩(コースタイム45分)
みくりが池温泉〜室堂 10:15〜10:30
徒歩(コースタイム15分) 総歩行時間2時間50分
室堂〜美女平 10:40〜11:30 立山黒部アルペンルート 高原バス
美女平〜立山 11:40〜11:47 立山ケーブルカー
立山〜電鉄富山 12:35〜13:36 富山地方電鉄
富山〜越後湯沢 13:53〜15:52 特急はくたか 13号
越後湯沢〜東京 16:02〜17:20 上越新幹線 Maxとき332号
東京〜自宅 〜16:50 山手線〜TX〜徒歩

<費用>

北陸フリーきっぷグリーン車用 一人24000円
富山〜室堂 立山黒部アルペンルート往復 一人6530円
雷鳥沢ヒュッテ(個室) 一泊二食 一人9000円(通常期12500円
剱沢キャンプ場  一人500円(何泊しても500円)
雑費  10000円以下


※何かご質問など有りましたらメールして下さい。出来る範囲でお答えいたします


準備編 
9月17日 自宅〜雷鳥沢 

9月18日 雷鳥沢〜剱沢 

9月19日 剱沢〜剱岳〜剱沢 

9月20日 剱沢〜室堂〜自宅 


RICK PHOTO TOPページに戻る