2012/02/19 マレーシア・ボルネオ探鳥記Part3 <ダナンバレー>


昨日の夜は雨も降らず、今日は天気が良いみたいだ。
朝暗いうちにレストランに行きゆっくりと朝食。
経験上、雨の翌日は鳥の出が良いのだが果たしてどうだろうか?

順番決めのジャンケンはRICKが勝利。
あとはにゃっち、Oratさんの順だ。
レインフォレストロッジのリーダー格のガイドが、毎回じゃんけんをする僕らを見て
「今日は君が勝ちか?負けたのは君か〜!」
とテンション高く反応してくれる(笑)
真面目なワンコンとは非常に対照的だ。

歩き出してすぐにカワリサンコウチョウ発見!
メインロードから撮れる良い場所に止まってくれる。
でももうちょっとISO感度上げれば良かったかな〜・・・・
あと、尾が長い個体だったので、縦構図で撮るべきだった。
後で見たら尻尾が入りきってませんでした(T_T)


Asian Paradise Flycatcher カワリサンコウチョウ

前に来た時は暗い森の中での撮影だったので、今回の方がまだマシかな?

それから、チャバネアカメヒタキも撮影。
これヒタキじゃないみたいですが・・・(^^;


チャバネアカメヒタキ Rufous-Winged Philentoma

ワンコンが遠くの樹にハチクイを見つけた。
赤と緑で派手っぽいが、頭でっかちでちょっとブサイクな(笑)ムネアカハチクイだ。
このハチクイは、変なだけに撮りたかった種類だ。
最初は高い樹の上の方にいたが、だんだん近づいてきてるみたい。
逆光だったし撮るのに四苦八苦していたが、実はもう一羽居たみたいで、撮りづらい方を撮っていたみたいです(^^;
一番近づいた時は、ポジション取りをミスって後ろに下がれず顔が葉被り〜・・・・・無念。

ムネアカハチクイ Red-bearded Bee-eater

ムネアカハチクイ Red-bearded Bee-eater

というわけで、全身が入ったにゃっちのデジスコ写真です。
やっぱブサイクだよな、このハチクイw

ムネアカハチクイ Red-bearded Bee-eater ※にゃっち撮影

ムネアカハチクイを撮り終えて先に進むと、
「ヤイロチョウの声がした」
と、ワンコンが道をはずれ、トレイルのない林の中へ藪をガサガサかき分けて入っていく。
『仕事とはいえ、あんなヒルの巣窟みたいな場所によく入っていくなあ・・・』
なんて思っていたら
戻って来たワンコンが僕を見て『早く林の中に入って来い!』と手招きしてるじゃん。
ええ〜!この中に入れっていうんかい!!!
マジ行きたくないんだけど〜♯ ̄д ̄)
ワンコンは「何やってんだ!早く来い!」って少々イラついてるみたいだ。
行かなきゃ駄目なのね・・・・
でも一番先に行くのはヒルの餌食になり易いからなるべく避けたいので、Oratさんに「先に行って良いよ」と譲ったけど
「RICKさんが先に行かなきゃ駄目でしょ!」と思いっきり断られました(^^;

恐る恐る林の中に突入!
林の中でワンコンが口笛でヤイロチョウを呼ぶ。
が、来たのはマミジロシキチョウ。
地面をちょんちょん歩くのでヤイロチョウかと思って連射しちゃったよ・・・・・


マミジロシキチョウ White-browed Shama

ワンコンが何かを見つけたらしい。
ヤイロチョウか?
と思ったのだが、樹の上の方を指差しているので違うらしい。
樹の間をぬって探してみるといたのはキヌバネドリだ。
ヤイロチョウを真似た口笛に反応したんだろうか?
でもこのキヌバネドリあんまり顔が可愛くないような・・・・


Red-naped Trogon アカエリキヌバネドリ♂

林の中では結局ヤイロチョウは出てこなかった。
なかなか今回は苦労するなあ・・・
メインロードに戻ってきたら、案の定ヒルが何匹も長靴に付いていた (-_-;

その後メインロードを少し歩いて、オランウータンの見学。
霊長類は個人的にイマイチ萌えない・・・(^^;



オランウータンを見てロッジ方向に戻る途中。ワンコンがなんか焦ってるぞ?
今までとは明らかに異なる反応だ。
FIVE STER BIRDだ!撮れ!撮れ!と興奮気味だ。
なんでも、あの珍鳥ブタゲモズが居るらしい。
と言われても、指差すのは物凄く遠い樹の上。
とりあえず一眼で撮るが豆粒の様。
GF1の装備持ってくれば良かったなあ・・・・( ̄〜 ̄)


とりあえず一眼でみた感じはこう  RICK撮影。

撮影はにゃっちに任せてワンコンのスコープで観察させてもらう。
いや、ほんと変な鳥だわ(笑)


Bornean Bristlehead ブタゲモズ ※にゃっち撮影
 

Bornean Bristlehead ブタゲモズ ※にゃっち撮影

ブタゲモズはにゃっちが見たがってた鳥なんだよね。
見るのはまず無理だろうと思っていたが、ラッキーだったなあ〜( ̄ー ̄)

そしていよいよ前回カザリショウビンを見れたホーンビルトレイルに入る。
さ〜今回はどうでしょう?
少し進むとワンコンが「ここで待て」と指示する。
道の先の方でセイランが鳴いているらしい。
先を見に行ったワンコンが戻ってきて、倒れた大木の先に居るセイランを指差す。
相変わらずデカイ。
デカ過ぎて全身が入らないし(^^;


Great Argus  セイラン


Great Argus  セイラン


コンデジの広角側で撮った写真 中心にセイランが居ます

結構長い間セイランは居たのでたくさん撮影。
バーダーの中では非常に人気が高くて、人によってはダナンで見たい鳥ベスト5にも入るぐらいの鳥なのだが、RICKは以前も
撮影しているのでそれほどではない。
あまり可愛くないしね・・・(爆)

ワンコンは「あそこはセイランの踊り場だからこの先は通っちゃ駄目だ」と言う。
ええ〜戻るの〜! ♯ ̄д ̄)
カザリが遠くなるぅ・・・・(T_T)

泣く泣く撤退。
これで今日はカザリショウビンを見れる可能性は殆どなくなったと言っても間違いじゃないだろう。

メインロードに戻ってすぐサイチョウが居た。
でも相変わらず遠い樹の上(^^;
ここもにゃっちのデジスコに任せましょう。


オナガサイチョウ Helmeted Hornbill ※にゃっち撮影 

午前の収穫はこれまで。
昼食を食べに戻る。
まあ〜ホーンビルトレイルに行けなかったのが残念だが、収穫はあった方でしょう。

昼食を食べた後、少し雨が降ってきたのでレストラン前のデッキで鳥撮り。
GF1にゴーヨン+テレコンを付けての撮影をまた試みる。
トリミング耐性があまり無いのとブレには弱いけど、まあ〜使えるかもね。

ヒメカッコウ Plainative Cuckoo


Blue-throated Bee-Eater ルリノドハチクイ

このシステムの場合、長距離は一眼レフシステムより圧倒的に強い。
このワシは100mぐらい離れているので普段なら諦める所だが、ここまで撮れるのは凄いな〜。
さっきのブタケモズの時にこのシステム付けてたらな・・・・(T_T)

コウオクイワシ Lesser Fish Eagle

雨はすぐ止んだが部屋で一休みする事に。
この旅行中なんだかんだでゆっくりと部屋で休むってしてなかったな・・・・
隣の部屋ではOratさんがビールを飲みながらバルコニーで昼寝。
正しいリゾートの過ごし方だよねw


15:30に再び探鳥開始。
またまた順番決めジャンケン!勝ったのはにゃっち。そしてRICK、最後尾はOratさんの順。
例のガイドリーダーが『勝ったのは誰だ?』と聞いたら、にゃっちが『I'm a winner!』だって(笑)

昨日に引き続きまたジャグジープールトレイルに向かう。
橋を渡ってトレイルに入り、川沿いにBlue-banded Kingfisherが居ないか注意しながら進むが、今日は居ないらしい。
ヤイロチョウの声に混ざり遠くで鳴いているのは、なんとアオヒゲショウビンらしい。
カザリショウビンと鳴き交わしているとの事。
やっぱりダナンにも居るんだね。
出来れば撮りたいもんだが、かなり遠いのでこっちには来ないだろう。

昨日の滝壺に着くが、ここまで鳥の姿は見れなかった。
川を渡り対岸のトレイルを進む。

林の中のトレイルを歩いていたら、後ろを歩いていたOratさんが
「わあ〜!!!!!♯ ̄д ̄)」と声を出して、必死に樹に手をこすり付けている。
「どしたのよ?」と言うと
「ヒルが指に付いてるんだよぉ!」
と、かなり焦っている様子。
が、樹に擦っていても吸い付いたタイガーリーチが取れる訳はない。
Oratさんもヒルに対してかなり嫌悪感が出たみたいで、自分でつまんで取ることが出来ないらしい。

ここは冷静に(ひとごとだからw)
「Oratさん、樹に擦ってもヒルは取れないよ。にゃっちに取ってもらおう」
と言う(爆)
ワンコンと一緒にずっと先に進んでいたにゃっちを呼び戻すべく
「にゃっち〜!!!!」と大声で呼ぶ。
ワンコンが「何大声出してんだ!」と不機嫌になったのは言うまでもない(笑)
何事?と戻って来たにゃっちに無事タイガーリーチをつまんで貰い一安心。
しかし情けねえ男達だなあ〜(^^;

ヒル騒動の後、しばらく進むとヤイロチョウの声。
ワンコンが「ここで待て、こっちの方向に現れるはず」と言う。
しばらく待っていると、林の中の地面を動く黒い塊が近づいてきた。
ワンコンが言ったようなコースを通るか?
ドキドキしながら待っていると、トレイルの開けた場所に黒い塊が出てきた!
クロアカヤイロチョウだ!
皆、夢中で撮影!(o ̄▽ ̄)ノ


Black-crownd Pitta クロアカヤイロチョウ

Black-crownd Pitta クロアカヤイロチョウ

去り際に良い場所に止まったがSSが遅くてブレた(T_T)

SS1600でも一桁と相当厳しい撮影条件だったが、みんな撮影できたらしい。
(にゃっちは後で画像を見たらSS1秒でブレブレだったとのこと。泣いてました(^^;)
特に、クリアなヤイロチョウ初撮りのOratさんはかなりのハイテンションだった。
泣いちゃうんじゃないかと思ったよ(笑)

ヤイロチョウを撮った達成感を感じながら歩いていると、先頭を歩いているワンコンが何かを見つけたらしい。
コシアカキヌバネドリのメスだ。
キヌバネドリにしては珍しく明るい場所で佇んでいたので、ISO感度も400に出来てたくさん撮れました。

Scarlet-rumped Trogon コシアカキヌバネドリ♀


Scarlet-rumped Trogon コシアカキヌバネドリ♀

さんざん撮った後に先に進む。
近くにオスも居るんじゃ?と思っていたら、少し先の林の中にやはり居ました。
林の中で暗かっただけにSSが厳しかったなあ〜。


Scarlet-rumped Trogon コシアカキヌバネドリ♂


Scarlet-rumped Trogon コシアカキヌバネドリ

さらに進んで行くと、往きに通った橋のたもとに出た。
橋を渡るとワンコンは、今日の探鳥はこれでおしまいだと言う。
まだ17:00だから撮影出来そうなんだけど、早くねぇか?
ワンコン疲れたかな・・・
ま、終わりだって言うんなら仕方がない。
うちらはメインロードで自主探鳥しますかね。
Oratさんは森の中のトレイルを戻って行くらしい。
ヒルに気をつけろよ〜( ̄ー ̄)

で、メインロードで鳥を探すが結局何も見れず。
うまくいかないもんだ。
ロッジ近くでOratさんも合流したが、あちらも何も居なかったらしい。
さて、部屋に戻りますかね。

部屋でシャワーを浴びてからレストランに行く。
なんと今日はヴュッフェらしい
やったぜ〜(o ̄▽ ̄)ノ!

ヴュッフェコーナー この他にシェフにオーダーするグリルコーナーが有ります。

Oratさんと2人でテンション上がりまくり〜。


今までは無かったグリルコーナーでステーキを焼いてもらう。美味かったぞ〜


〆にラーメンを作ってもらう。
鳥の出汁と言うので素で食べたが味薄・・・味付はしてもらった方が良かったですね。


この後はデザートも食べてグルジ〜♪
毎日ヴュッフェだと良かったのにね。
食べ過ぎて太りそうだけど(笑)

最後の夜なので、夕食後は部屋で休むことにする。
Oratさんは近くにフクロウを探しに行った。
しばらくするとOratさんが戻ってきて部屋に来て、
「近くでフクロウが撮れるから行こうよ」と誘われる。
じゃあ・・・とRICKだけ行く事に。
ヘッドランプを頼りに宿舎の方に行くが、すでにフクロウは居ないみたいだ。
居ないねえ・・・と諦めてると、仕事を終えて宿舎に戻って来たスタッフが「バレーコートの上に居るよ」と教えてくれた。
確かになんか居るぞ〜。
と、近づこうとしたら靴ごとズボっと泥に嵌る。
明日帰る靴なのに汚しちゃった・・・
フクロウも逃げちゃったし散々だね(T_T)
Oratさん曰く「ごめんね〜俺が誘って、フクロウは撮れないわ、靴は泥だらけで・・・散々だねえ〜」
となんか楽しそう。
ペースにハメラレタナ・・・・( ̄〜 ̄)
結果何も収穫無く戻る事に。


ロビーにぶら下がっている照明

またメインロッジの座敷席でで宴会。
最後の夜だと思うと、なんか時間が過ぎるのが勿体ないなあ〜。

明日は最終日。
朝10:00にはダナンバレーを出なければならない。
実質探鳥できるのは9:00ぐらいまでかな。
果たしてカザリショウビンに再会することは出来るのだろうか?

翌日にすすむ

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