2012年2月13日〜14日 マレーシア・ボルネオ探鳥記Part3 <出発〜到着>

18:00に仕事を終えた直後、車に乗り込み急いで家を出る。
前の頁で、羽田発コタキナバル直行便が運行中止になり、成田発のクアラルンプール乗継便に変更になった事は書いたが、成田発は22:15なので仕事を終えてから
時間に余裕がなく、大急ぎで空港に行かなければならない。
しかも、3日ぐらい前にマレーシア航空のHPを見ると、出発時刻が10分早まり22:05になっている。
マレーシア航空からは何の連絡も無かったが、早まる場合は連絡ぐらい欲しいな・・・( ̄〜 ̄)

成田までは通勤渋滞も無く順調に行けた。いつものUSAパーキングに車を預けて送迎車で成田空港へ。
空港は空いていたので出国審査もすぐに通過。
サテライトの出発ロビーに着いてにゃっちはビール、RICKはコーラを飲んで待っているとすぐに搭乗のアナウンスが。
予定より20分以上早く出発するらしい。



搭乗ロビーにて にゃっちはビール、RICKはコーラZERO

MH71便の機体はB777。大型機だけあって座席ピッチはまあまあ広く、座り心地も及第点。
パーソナルモニターも有るが、今回は寝ていくので使わないかな。



搭乗率は30%ぐらいだろうか。空いているので気は楽だ。
離陸して30分ほどで安定飛行に入ると、すぐに機内食が配られる。ビールはカールスバーグとキリン一番絞りから選べた。
チキンはまあまあだったかな・・・蕎麦か素麺かで意見が割れる麺はどう評価すれば良いのか?
にゃっちが選んだシーフードグラタンは、グラタンの味自体はまあまあだったけど、野菜の味があんまりだったらしい。



時間はすでに23:00を過ぎているので、食べたら後は寝るだけ。アイマスクをして速攻寝ました。
気流が安定せずシートベルトサインが最後まで点灯したままだったので、良く寝れなかったが。

クアラルンプール国際空港には定時の4:50に着いた。
ここからコタキナバルまで乗継があるのだが、始発は7:30のMH2604便。
3時間も待合室前のソファーで過ごさなきゃいけないのがダルイ。直行便だったら楽だったのにな〜・・・・


朝5:00過ぎのKLCC国内線ロビー前

ロビー前に、以前は無かった飲料の自動販売機が有ったのは驚き。


紙コップ式のコーヒー自動販売機


日本となんら変わりない自動販売機。日本語表示で購入も問題なし。


リッチなコーヒー」ってカタカナで書いてるのが昭和チックだ(笑)

6:30近くになると続々と人が集まり始める。
朝早い便なのに結構乗る人が居るもんだなあ・・・
結局MH2604便は満席だった。
日本人もかなり多かったですね。
また、この便は国内線だけど朝食も出ます。
行きの国際線よりもどちらも味は良かったと思う。


ナシゴレンとサテ キットカット付


にゃっちが選んだミーゴレンと魚のフライ。

機材は最新鋭のB767−800だった。
本来この機材で羽田=コタキナバルを飛ぶ予定だったのだ。
翼の先の折れ方がこの機の特徴。




最新鋭機材という事でシートは革張りで一見豪華そう。でも飛行機自体が小さいですね。
トイレも後方に2個しかないし、座席ピッチも狭い。
もともと乗るはずだった羽田便の場合はこの767−800での運行だったのだが、これで寝るのはちょっと辛そう。
寝るには777の方が楽だっただろう。
またこの機材は、同じエコノミーでも座席の位置によって広い所と狭い所がありました。
追加料金で広い所に座れるのかな?


座り心地は悪くないシート

順調に飛行して10:05コタキナバル着。
天気は曇りだ。でも湿度が高く、蒸し暑いのが嬉しい。
日本が寒い冬に南国に行くと、なんだか凄く得した気分になるのは僕だけだろうか?

入国審査を終えて出口を出る。
そして出口右手のハーツレンタカーのオフィスへ。
いつもマレーシアでは現地で安く手配していたのだが、今までまともな車両を貸し与えられた事がないので、少し高いけど今回は安全策を採りました。
また、マレーシアのプロ●ンは今まで何度か借りたがすべての車両でトラブルが有ったので、今回は日本車をチョイスしておいた。
前みたいに途中でトラブルが有るのも嫌なので・・・(^^;

受付で、日本でWEBチェックインした紙を見せるが、WEBチェックインの事がわからないらしい。
結局受付でいろいろ記入する羽目に。
※Webチェックインとは、前もってWEBで必要事項等を入力しておき、現地受付ではバーコードを見せるだけですぐにカーレンタル出来るシステム。
  後で調べたら、ボルネオのハーツは直営店で無いのでWEBチェックインはできないとの事。

デポジット(保証金)は1000RMだった。こんな高いデポジット聞いた事ないな・・・

貸し出されたのはトヨタのVIOSと言う車。日本ではBELTAって車らしい(知らなかったけど)
まだ新しいのでこれなら多分問題無いだろう。



キナバル山に向かう途中でショッピングセンターが無いか配車係のおじさんに聞いたら、港に有ると簡単な地図で教えてくれた。
コタキナバル市街を通らないとそのショッピングセンターには行けないらしい。
出来れば、慣れない海外のレンタカーで混んでる街中は通りたくないんだけどな( ̄〜 ̄)
でも山に入る前の食料品調達は必須だ。
仕方無いので市街に向かうか・・・・。

車を運転してコタキナバル市街へ向かう。
20分ほどで教えてもらった港に着いたがスーパー等は無い。
???ここの駐車場に停めて歩けってことかな?でもこの駐車場は有料で、料金もいくらなのか良くわからない。
それなら近くのショッピングセンター脇まで車で行って、路駐して買い物を済ませようか。
と、近くのショッピングセンター脇に行き車を縦列駐車で停めるが、周りの路駐の車には、どう見ても駐車禁止の紙らしきものが貼ってある。
う〜ん、駐車禁止で捕まるのも面倒だな・・・
ショッピングセンターの駐車場も満車の表示が有るし、ここは諦める事にした。
少し郊外に有るらしいワンボルネオという新しいショッピングセンターを目指そう。

再び車に乗り込み市街を抜けて広い国道を走り出したのだが、ナビはもちろんまともな地図がないし、標識も無いのでどこ走ってるんだかわかりませ〜ん(^^;
不安の中しばらくキナバル山の方に向かって走っていたら、カランブナイと標識に書いてあった。
カランブナイは前に泊まったネクサスリゾートがある場所だ。
大体の方向がイメージできたので交差点を右折。
ハーツで貰った超大雑把な地図が合っていれば、この先の交差点にワンボルネオが有るはずだ・・・・・ったが有ったのは小さな商店街 orz
この地図いい加減だなあ・・・( ̄〜 ̄)

とりあえず商店街に車を停めて、商店でジュースを買いついでにワンボルネオの場所を聞く。
ここから海沿いに市街の方向に戻るらしい。
「すぐそこ」と言われたがしばらく走ると(笑)右側にマンションみたいな大きな建物が見えてきた。
建物に看板が見当たらなかったので通り過ごしたが、すぐ先の交差点で『ワンボルネオUターン』という看板が有ったので、指示に従いUターン。
Uターンした方向からはちゃんとした看板がありました。
広大な屋内駐車場に入る。
ここの駐車場も有料だが(確か2RMぐらい)、出庫する前にショッピングセンター入口にある料金所で支払うシステムらしい。

ワンボルネオは、日本でも最近多い巨大ショッピングモールという感じだ。広いだけにわかり辛い構造で、どこに何が有るんだか?
とりあえず両替所に行き、日本円からマレーシアリンギットRMに換金。
手持ちのRMも有ったのでとりあえず10000円分だけ両替。レートは1RM=27円でかなり良い。
空港で両替すると1RM=33円だったとOratさんが後日言ってた。

ダイソーなんかも入ってます。                      スーパーはなかなかの広さ

地下のスーパーでカップラーメン、お菓子、ジュース、ビールを買い込む。
キナバルパークには2泊だけなので買い物はそれほど大量では無いが、ビニール袋ははち切れんばかりだった。
ビールが多いんだよね〜(^^;
買い物を終えて時計を見るともう13:30だ。
レンタカーを借りたのが11:00頃だったから、ここまで来るのにだいぶ時間が掛かっちゃったなあ・・・。

再び車に乗り込み、さっきの道を戻り国道1号線まで出る。
1号線からキナバル山へは基本的に道は簡単。道も広いし、以前も来てるから道には迷わない。
しかし峠道に入ってからトラックが多くなんども追い抜く羽目になる。
この峠道結構長いですよね〜・・・・

15:30キナバルパーク着。
公園入口で入場料30RMを払う。
場内は基本的に一方通行のループになってます。
ループの一番奥まで行き、今晩泊まるホテル『リワグスイート』の前に着いた。
だけど看板も無いので、どこから入れば良いのだかよくわからなかった。
ホテルの従業員に聞いたら少し奥に進んで入るらしい。
一方通行を進みすぎたのでバックで戻る。

ホテルに着いたとたん雨が降ってきた。
チェックインしようと中に入ったら従業員の女性が寄ってくる。
「部屋番号は?キーは?」と聞かれるが、「今着いたばかりでまだチェックインしてないよ」と言うと、公園入口にあるインフォメーションセンターで
チェックインしてからこちらに来なければいけないと教えられた。
また車で戻んなきゃいけないのか〜・・・
公園入口まで車で5分ぐらい掛かるんだけど、歩きの人はどうするんでしょ?

もう一度車に乗込み公園入口に行くが、駐車場が一杯だった。
RICKは車に残りにゃっちにチェックインしに行ってもらうが、なかなか戻ってこない。
どうしたんでしょ?
しばらくすると車が停められたのでレセプションに行ってみると、中がなんだか暗いぞ・・・・。
暗い中でにゃっちがカウンターに座って待っていたので聞いてみると、停電して施設のパソコンがダウンしたらしい。
予約確認が出来ないので少し時間が掛かったが、にゃっちが持ってきたAgodaのバウチャーで無事チェックイン終了。
キーのデポジットとして50RM預けました。
そしてまたホテルに戻る。



ホテル前 ビジターセンターと併設されてます。背後にはキナバル山が聳えている

今度は鍵も貰ったので部屋に案内される。
このリワグスイートはまちちこさんが以前泊まったホテルで、良かったそうなのでここに決めたのだ。
ただ情報が極端に少なくどんなところか少し心配だったのだが、良い方向に裏切られたようだ。
ざっと部屋の紹介をしてみよう。


冷蔵庫、電源、シャワー、ドライヤー、シャンプーなどのアメニティも有り。 エアコンは無し。


ロフトみたいな2階にはベッドルーム。


デイベットのある広いベランダで居ながらにして鳥撮り可能


寝室のある2階にもトイレがあるのは良いかも。

荷物を置いてほっと一息。雨が降っていたのでベランダで鳥撮りする事に。
やけに鳥の声がするなあ・・・と思っていたら、右隣に併設されているレストランのテラスで、テープで声を流してる夫婦バーダーが居た。
台湾人かな?
どうしても目に入るのでとりあえず手で挨拶。でもテープをあまりかけ続けるのはヤメテネ(^^;

雨の中だったが鳥は結構出てきてくれました。
一番見られたのはこの子。全身黒くて、尻尾を広げる仕草が可愛い。
愛想が良くって滞在中しょっちゅう中庭に居ました。


PanasonicGF1+EF500mmf4L IS USMで撮影
Sunda Whistling-Thrush スンダルリチョウ


随分近くで綺麗な声がするなあ・・・
と待っていたら、なんとここキナバルパークで一番見たかったアイイロヒタキが目の前の樹にとまった!
レンズ最短距離4.5mよりも近かったので、下がるが無理な体勢になってしまい、キッチリと撮れなかったのが悔しい〜。
デジスコのにゃっちは部屋の中までバックして撮影してました(笑)

 Indigo Flycatcher アイイロヒタキ

その他にも、白黒で凄く小さなヒタキが現れてくれた。
ほんと小さくて真ん丸で可愛いんですよ〜(^o^)


 ハジロマユヒタキ Little Pied Flycatcher

部屋に居ながらにしてこれだけ撮れるのは楽だなあ〜。
なかなかこのホテル良いかも(^o^)
夕方になり暗くなったので、本日の鳥撮りは終了することに。

日が暮れたら急に寒くなってきた。
でもこの宿は暖房が無いんですよね〜・・・ここが唯一のウイークポイントか?
とりあえず来た時に着ていた服を着込む。

夕食前にシャワーを浴びる事にした。
「お湯を出すには部屋のスイッチを入れて10分待つように」と言われたので、時間通り待ってシャワーに入る。
お湯は、最初は熱かったがすぐに温くなってしまった。
寒いので、体だけさっと流して出る事に。
待機時間は10分じゃ駄目みたいです。
後に入ったにゃっちは30分ぐらい時間を置いたので、最後まで熱いお湯が出たらしい。
にゃっちがシャワーを浴びている間どうにも寒いので、ドライヤーで暖を取ってました(^^;

夕飯は、ワンボルネオのスーパーで購入した唐辛子の利いたカップラーメン。
東南アジアのトップメーカー?MAMEEの E.XTRA PEDAS だ。
価格は驚きの1.39RM(日本円で38円)!
これが結構美味しくて体が暖まってGOOD!
後はお菓子と東南アジアで定番タイガービールですね。



そういえば、タイガービールの価格が3年前に比べて急上昇してました。
他にもアルコール全般が高かった様な気がするので、もしかしたら酒税が上がったのかも?
今回320ml缶で6.99RMでした(日本円で約190円)。
以前は商店で買えば100円ぐらいだった気がしたんだけどなあ・・・・

食事を終えて体が暖まったので21:00には寝ました。
布団に入ってしまえば夜はそんなに寒くなかったですね。
寝室は吹き抜けの2階だから、暖気が溜まってたのかな?

翌日へ続く

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