寝不足ではあったがやはり朝５時過ぎには目が覚める。
遠征時の朝って鳥が気になってゆっくり寝てられないんですよね（^ ^；
にゃっちはまだ爆睡中だけど・・・
と、ここで事件が！
トイレは１階の半屋外に有るのでとりあえず用を足そうとドアを明けようとした。
でもドアの上の鍵（棒状の金属を差し込むだけの簡単な物）が硬くてなかなか鍵が開かない。
力任せに鍵を開けたら、いきなり開いて右親指の先を深さ５ｍｍ、深さ２ｍｍぐらいまでざっくり切っちゃいました（Ｔ-Ｔ）
暫く傷口から血が出て大変だったのはもちろん、これで親指ＡＦも完全に使えなくなりましたね。
どうにせよＭａｒｋⅢのＡＦはタコなので使う気は無かったのだけど・・・・
でも、露出ダイヤルやＡＥロックも親指操作が出来なくなったのは厳しいなあ～（^ ^；
とりあえずテッシュを親指に巻いて、カメラをセットして２階のテラスに出る。
するとマレーシアでお馴染みの鳥達が沢山出迎えてくれます。
以下の写真はすべて２階のテラスから撮影した写真です。
キバラタイヨウチョウ Yellow-bellied Sunbird
キバラタイヨウチョウ Yellow-bellied Sunbird
シマキンパラ The Scaly-breasted Munia
フタスジハウチワドリ Bar-winged Prinia （だと思う・・・・）
アオバトとメグロヒヨドリ
メグロヒヨドリ Yellow-vented Bulbul
あとは日本のハトに似たカノコバトもドアップで撮れたました。
しかし肝心のジャワショウビンは全然現れてくれませんでした。
まだ薄暗い時にアカショウビンに似た「キョロロロロ・・・」っていう声を聞いたような感じはしたんだけどなあ～（￣～￣）
時間は７時過ぎだけど一応今朝は遅くまで寝ているはずだったから朝食を９時にしてもらっている。
にゃっちは朝食ギリギリまで寝ているということで今度は敷地内をカメラを持って歩く事に。
今日は金曜日なので宿泊者はあまりいないみたいだからヴィラの間を縫っていろいろ道を探す。。
でも一番行きたい谷の下に有る田んぼに行く道がどうにもわからない。
谷の反対側から行くしかないのかな・・・・それは遠そうだなあ～。
あきらめて部屋に戻る事に。
敷地内を歩いている間は特に新しい鳥には出逢いませんでした。
まだまだ朝食まで時間が有るので今度はカメラを部屋に置いてホテルの外に散歩に出ることに。
とりあえず近所の偵察と行きますかね。
現地語で散歩は『じゃらんじゃらん』と言います。
まず南に向かって歩く。
坂道を下っていくと右に曲がる道が有ったので曲がってみる。
方向的にはこっちが田んぼの方だろうからね。
しかし人も車も多いなぁ～。
歩道の舗装が取れて深さ１ｍぐらいの穴がいきなり開いてるし、歩道に物は置いてるし、運転危ないし。
車やバイクに轢かれやしないかとスリル満点のじゃらんじゃらんだわ（^ ^；
案の定道路は田んぼの中を通り、比較的広い田んぼ群に出ることが出来た。
しかしジャワショウビンの姿は見えない。
いかにもいそうなんだけどねえ～（￣～￣）
田んぼのあぜ道を入っていき、また舗装道路に戻ろうとしたら斜め前方で『ガサッ』って音がして何かがす～っと伸びてきた。
な～んと体長３ｍほど有る蛇がこちらを鎌首立てて威嚇してます。
やあ～べぇ～～！！！（#￣Д￣）
いそいで退散しました。
収穫が無いままホテルまで戻るとにゃっちが起き出してきた。
ホテルの朝食は無料でルームサービスしてくれます。
アメリカン、コンチネンタル、インドネシア料理から選べたので、ここは迷わずインドネシア料理を頼む。
１階のオープンリビングに朝食が運ばれてくる。
量は少ないけどＲＩＣＫとにゃっちには丁度良い量で、味も食べやすくて結構美味しかったです。
朝食後ホテルの車でウブド一番のスーパーマーケット『デルタデワタ』まで送迎してもらう。
アグン・ラカ・バンガローではウブド内は無料で送迎してくれます。
「帰りは迎えに来るか？」と聞かれたけど歩いて帰るからと断りました。
一応ドライバーにチップとして５０００ルピアを渡したら凄く喜んでました。
ＤＥＬＴＡ ＤＥＷＡＴＡ物価は総じて安いですね。
ざっと並べてみると
ミネラルウォーターＡＱＵＡ１Ｌ＝２４９０ルピア（３４，８円）
カップラーメン＝１４５０ルピア～
ＢＩＮＴＡＮＧビール３３０ｍｌ＝８２５０ルピア
ＭＩＺＯＮＥスポーツドリンク５００ｍｌ＝２４５０ルピア
袋物インスタントミーゴレン５個パック＝４５００ルピア
等など・・・・
※２００７年１２月時点で
買い物を終えてホテルまでの道を歩いて帰る。
道はほぼ下りなので歩くのは楽だけど日差しが出て結構暑い。
ウブドは高原だから涼しいって聞いてたんだけどなあ～。
汗をかきながら歩いていると
「ＴＡＸＹ？」とあちこちから声が掛かる事掛かる事・・・・
１００ｍに一回は声を掛けられますね（^ ^；
でも一度ＮＯとかティダ（インドネシア語でNO）と断ると、追いかけてきてまで迫られる事は有りません。
とにかく手当たり次第声を掛けているみたいです。
総じて地元の人達の生活はなんかのどかな感じです。
ウブド自体は治安はとても良い様に思えますね。
３０分ほどかけて歩きホテルに戻り、一度２階のテラスに有るデイベットで休む。
ここは開放感が有ってとても気持良いですよ～。
田んぼビューだけど、まだ稲植えまえで泥の池状態（笑）
ＲＩＣＫはちょっと休んでから、朝から気になっていたホテルの敷地内に有る扉を通って敷地の外へ。
ここから田んぼに行くことが出来る事を確認。
ゴミと砕石が散乱する空き地を通り越せば谷向こうの広い田んぼに出れそうだ。
確認が終わったので部屋に戻りにゃっちと一緒にホテル近くのレストランに昼食を食べに行く事に。
Ｐｕｎｄｉ－Ｐｕｎｄｉと言う比較的新しいレストランで内装など綺麗でした。
食べたのはナシチャンプル３５０００ルピアでＲＩＣＫとにゃっち２人で一皿で十分でした。
味はまあまあいけましたよ。
これとマンゴーシュース１８０００ルピア、レモンティー１２０００ルピアでした。
街のレストランにしては高い方みたいですね。
道路から見た外観 写真でみるより量が多いです（皿が巨大）
食べてると雨が降り出してきて凄い土砂降りになる。
早めに店に入っておいて良かった～（^ ^；
でも南国特有のシャワー（スコール）で２０分ほどで雨が止みます。
ホテルに戻り、今度は１階のオープンリビングでビール＆お昼寝タイム！
う～ん堕落してるなあ～（笑）
１５：００ぐらいまで昼寝してから、今度はホテルの東に向かってにゃっちとじゃらんじゃらん。
でもこっちの方も交通量が多く結構危ないです。
相変わらず運転はみんな危ないしね（^ ^；
地図上で川があったのだけど、行ってみたらとてもカワセミの居るような川には思えなかった。
と、いうかゴミ多すぎ・・・・（￣～￣）
どうもここら辺の環境感覚はまだまだ遅れているようです。
そういえばランカウイ島も街はそうだったな・・・・
橋を渡って次の交差点を右手に曲がると集落の間を抜けてまた田園地帯に入った。
しかし鳥のすがたが全然見えません。
なんだかなあ・・・・いつもの『ホテル近辺が一番鳥が多い』っていう法則に嵌ってるような気がするよ。
仕方が無いのでまたホテルまで今来た道を戻る。
う～ん結局、今日ジャワショウビン全然見れて無いじゃん！！
ウジャウジャ居るという情報はどしたの？？？
ホテルに帰ってからフロントのスタッフに
「Ｊａｖａｎ ＫｉｎｇｆｉｓｈｅｒまたはRaja udang ｂｉｒｕ jawa知ってる？」「青い羽の鳥でクチバシが赤い鳥なんだけど」と聞くが、
「見た事無いし、知らない」って言ってるし・・・
どういうことだ～？ほんとにあんまり居ないのかな～（￣～￣）
しかしその答えを聞いた直後の事、ホテルの敷地に入り、にゃっちに田んぼに通じる裏口の扉を案内した時だ。
「ここから田んぼにでれそうでしょ？」
と、言って扉を潜った瞬間２人で
「あああ～！！！！」と声を上げた。
なんとそこにはあの幻の？ジャワショウビンが飛んでいく姿が見えたじゃないですか～！
もう夕暮れ時だけど凄く派手で予想以上に綺麗だ。
昼間あれだけ歩いて見れなかったので余計に嬉しい(^▽^)／
ジャワショウビンはちょっと離れた椰子の木に止まってこちらの様子を伺っている。
そろりそろりと近づくがまだ全然距離が有るのに逃げられちゃいました。
警戒心がかなり強いなあ・・・・なんでだろ？
その時に持ってたのがEF70-200mmに×1,4×のテレコン装着の１DMk3だけだったので撮れたのはまったくの証拠写真。
これ以上近づくとまた逃げられちゃうのは明白なので、急いで部屋まで行き500mmを持って戻った。
でもお約束で、やはりもうジャワショウビンは居なくなってました（Ｔ-Ｔ）
証拠写真をノートリで一応載せておきますが、画像の圧縮もあってただのシルエットに見えるかも（^ ^；
真ん中のクチバシの長いのがそうです。
でも、灯台下暗しというか、ホテルの裏に居る事がわかったので明日は早起きして頑張るぜえ～！と期待が膨らむ。
その後シャワーを浴びて、例のごとく地元のカップラーメンを食べながら（味はマレーシアとほぼ同等）ビールを飲む。
２Fのテラスのデイベットで寝転んでるとトッケー（ゲッコー）という大きなヤモリが大きな声で鳴いた。
蛍も一匹テラスに迷い込んできて、なんか懐かしい感じになりました。
平和だなあ・・・・・明日ジャワショウビン撮れるかな～・・・・うさこ元気かな～・・・・
とさまざまな思いを胸に明日へ備えて８時就寝（早！）
翌日へ