NSR50/miniデーターページ

NSRミニ&NSR50のサーキット走行に役立つデーターを集めています
ライディング方法やセッティングは管理人の考えに基づいて記載しています。
「これじゃなきゃ駄目!」と言うわけでは無いのでフレキシブルに対応してくださいね(^-^)
 
<ご注意!>
このページのデーターを参考にしてマシンへの不具合や事故などが起こった場合でも
当方では一切関知、責任はお取り出来ませんのでご了承の上ご覧下さい。

※もし間違いなど気づきましたらメールにてご連絡頂けると幸いです
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排気量 49cc
最高出力7.2PS
燃料タンク容量 7.5L
キャブレター形式 PF70M
タイヤサイズ
F100/90-12 R120/80-12

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コース攻略に関して  
<コース攻略への近道>
当たり前ですが一番確実なのは走り慣れているライダーに教えてもらう事です。
でも、良く知らないライダーにいきなり教えて欲しいと言っても、なかなか細かくは教えてくれないでしょうね。
教えてもらっても、現時点であまりにもレベルが違えば同じ様に走れず参考にならないでしょう。
まず今走行しているファイナルだけは教えてもらいましょう。
缶コーヒーやジュースを奢るぐらいすれば気持ちよく教えてくれるかも知れません(人によるでしょうが)

ファイナルは初心者の場合、一周30秒ぐらいのコースだったら速い人からリア2丁落としぐらいからはじめると良いかも知れません。
速い人が14-40だったら14-42とかです。
ショートのファイナルで走行しているとタイムが上がるにしたがってストレートやコーナーでエンジンが吹けきって走り辛くなるはずです。
そうしたらリアを1丁小さくします。
そしてそのファイナルもショートに感じるようになったら速い人と同じファイナルにしましょう。
その時にはコースレコードの2秒落ちぐらいのタイムは出ている筈です。
適正なファイナルでちゃんとエンジン性能を使い切る事が出来れば間違いなくタイムは上がっているのです
※ただしチャンバーの特性なども有るので参考程度に

キャブセットは基本値(別ページ)ぐらいでまず走りこんで下さい。
サスセットも変な挙動が出ていないならば弄らなくて良いです。
タイムも出てないのにサスをやたらに弄るのは時間の無駄です。
他のデーターは当ホームページの別ページに書いて有るので参考にしてください。


<なんでトップグループのマシンは速いの?同じ50ccなのに?>

同じ50ccの筈なのにストレートで凄い勢いで抜かれる!絶対におかしい!速いマシンはインチキしている!
と、決め付けているライダー結構居ますね。
これは昔から良くある話ですし僕もSP250でレースを始めた頃はそう思ってました。
でもトップクラスを走る様になると「なにかインチキしてるでしょ?」って言われる立場になりました(笑)

もちろんインチキはしてませんよ。
レギュレーション遵守はもちろんの事、インチキして速くても自分で嬉しくないからです。
少なくとも90年代中盤からのSP250では充分、買えるパーツの範囲内でトップになれました。
プライベーターで有名ショップワークスの間にどれだけ割り込めるか?っていうのがモチベーションを上げてくれましたね。
まあ〜昔のSP250の場合まったくの噂だけでは無かったのかも?

少なくともミニバイクの場合、レギュレーションが厳しい昨今では明らかなインチキは不可能です。
入賞して後車検でエンジンをばらしてインチキが見つかるとショップの場合は致命的な事になりますしね。
やっているのは小細工と工夫で、物凄く特別な事をしている訳では有りません。

速いマシンにしたければ、まず定期的な部品交換は当たり前にやりましょう。
ピストン周り、プラグ、チェーン等は一年以内で交換です。
あとは速いマシンと同じパーツを使えば良いだけです。
チャンバーとサスはダメな物だとラップタイムで簡単に1〜2秒ぐらいタイムが遅くなります。
お金が無いとか言ってて、
どこか一箇所ケチるとそれだけで他のすべてが無駄になりますよ。
これが出来ていないマシンが多いです・・・勿体無いですよ〜。

そんな事知ってるよ!マシンはすべて完璧なはず!だけど速いライダーよりやっぱりストレートが遅い!
と、言うのは貴方がマシンを速く走らせられてないだけです
(マシンが完璧と言うのが本当だったら)
そう言っているライダーの後ろで走ると原因は乗り方に有るのがわかります
いつもマシンのせいにしているといつまでも上達出来ませんよ。

サーキットでタイムを出すには
アクセルを開けていられる時間がどのくらい有るかが重要です。
ブレーキを頑張りすぎて、結果的にアクセルを開けるのが遅くなったら、絶対にタイムアップはしません。
人間は本能によりブレーキを掛けるよりアクセルを開ける事に恐怖心を感じる事が多いようです。
だから精神的に楽な方の突っ込みで頑張ろうとするんでしょう。
頑張っているのはわかるんだけどタイムが出ていないライダーを見ていると多くが
ブレーキ頑張りすぎで奥まで突っ込む

遠回り&スピード落とさないと曲がらない&バンク角深い

向きの変わりが遅いからクリッピングポイントに付けない・・・だけどアクセルを焦って開ける!

バンクしているから滑る(# ̄Д ̄)

自分では限界と思い込む

となっているみたいです。

自分なりに頑張っているのにタイムが出なくて悩んでいる方
ブレーキは制御出来る範囲で余裕を持ってコーナーに進入して、早めにマシンの向きを変える事に専念。
とにかく一瞬でも早くアクセルを開けられる状態に持っていく

事を心がけて走ってみてください。
とにかくブレーキよりもアクセルオン!です


ミニバイクのテクニック 
※注 あくまでも個人的な意見なので参考にとどめてください。
僕と違った乗り方や考え方の速いライダーもたくさん居ますので・・・・



 <シフトアップ/シフトダウン>

普通街乗りの場合、シフト(ギア)アップはアクセルを戻してクラッチを切った状態でシフトチェンジしますが、サーキット走行では一般的に次のどちらかの方法でシフトアップします。
@アクセル全開のままクラッチを半クラッチ状態まで切ってシフトアップ
Aアクセルを一瞬だけ戻した瞬間にシフトアップ(クラッチは使わない)
ちなみにミニバイク以外のロードレースではAが一般的です。
僕はミニバイクの場合@でシフトする事が多かったのですが(ロードではA)ある日NSRminiのデーターロガー搭載車で計測した所Aの方が回転の落ち込みがかなり少ない事がわかりました。
もちろんシフトの回転の落ちは少ない方が良いのでAのやり方でシフトした方が良いみたいですね。
ただギアやオイルの状態によってはAのやり方だとギアが入り辛い場合が有ります。
その場合は@の方法でシフトアップします。
ミッションオイルは有る程度マトモなのを有る程度マメに変えましょう ※elf 2st用MOTO GEAR OILがオススメ

またシフトダウン時はクラッチを使います。
2ストミニ場合にはエンブレも効きませんしシフトダウン時はアクセルをあおらなくても大丈夫です。
その分ブレーキやコーナーのアプローチに集中した方が良いと思います。
ただし一度のシフトダウン数が多い場合にはクラッチのリリースはパッと離すより、心持ちゆっくり離した方が良いですね。
一度半クラ状態にしてエンジン回転、タイヤのグリップと相談しながらリリースしてください。
ただしボアアップ車等はオイル切れでトラブルも考えられるためにアクセルはあおった方が良いかも知れませんね。

また2つ以上のシフトダウンをするコーナーでは一度のクラッチ操作でいっぺんにシフトダウンしても、一つ一つ落としても良いです。
僕の場合は一つ一つ落としてますけどね。


<半クラッチ/半クラ>

ミニのサーキットでは良く聞くかも知れない言葉ですね。
言葉は『半分クラッチを切った状態』なのですが、丁度半分という訳では有りません。
状況に応じてクラッチの切り具合を調整してます。
コーナリング中のエンジン回転を上げる、車体制御をしやすくする。
のが半クラを使用する理由です。


速いライダーが低速コーナー立ち上がりでクラッチが滑った様な高いエンジン音をさせているのにお気づきでしょうか?
あれが半クラ状態です。
低速コーナーで回転が落ちこむとパワーの無い2ストミニはアクセルを上げても加速していきません。
だからコーナー中にアクセル全開すると同時に半クラッチで回転を上げているのです。
半クラで回転を上げられるのと同時に、アクセル全開にしてもクラッチでタイヤへのパワーの伝え方を調整する事が出来ます。
特に速いライダーはギアのファイナルがロングになっている為に低速コーナーではギアがロング過ぎて合わないんですよ。
それを補う為のテクニックとも言えます。
速いライダーがロングのファイナルで走れる大きな理由の一つですね。

ポイントはアクセル全開に出来ているかという事。
2ストミニはアクセルを開ける時には常に全開状態と考えて良いと思います(場合にも有りますが)
『アクセルは全開!半クラでスピード調整する』テクニックはミニバイクでは必要なテクニックですね。
半クラでアクセル全開というのは音も凄いし最初は怖いでしょうが、慣れればどんなコースでも最初から有る程度は走れちゃうので非常に楽です。

また高速コーナーで半クラを使うのはパワーのロスになるのでなるべく避けたい所。
アクセルの開け始めでタイヤへのショックをやわらげたい時に使いますが、出来るだけ早く半クラ状態は止めたい所です。
せっかくのエンジンパワーを逃しているだけですからね。
『出来れば半クラは使わない』に越した事は無いのです。


 
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