NSR50/miniデーターページ
NSRミニ&NSR50のサーキット走行に役立つデーターを集めています ライディング方法やセッティングは管理人の考えに基づいて記載しています。 「これじゃなきゃ駄目!」と言うわけでは無いのでフレキシブルに対応してくださいね(^-^) |
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<ご注意!> このページのデーターを参考にしてマシンへの不具合や事故などが起こった場合でも 当方では一切関知、責任はお取り出来ませんのでご了承の上ご覧下さい。 ※もし間違いなど気づきましたらメールにてご連絡頂けると幸いです |
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NSR-MINI NSR50 サスペンション | ||||||
<ライダーに良く有る事> 「タイムが出ない!」と言って、毎走行サスセッティングを一生懸命にされている方が結構居ますね。 好きでやっているので悪い事では有りませんが、1周30秒程度のコースでレコードタイムから2秒以上も遅いのにセッティングでなんとかしようと思うのは練習時間のロスです。 エキスパートクラスのライダーはセッティングが出ていないバイクだろうが貴方以上のタイムは出しちゃいますよ。 車体側に責任を求める前にもっと走りこみましょうね(^-^) もちろんこの考え方は壊れていたり、メンテナンスの状態が悪いサスペンションは論外です。 (もっとも調子の悪いサスペンションでセッティングが出るわけないんですが・・・) また、タイムが出ない状態でのセッティングをお奨め出来ないのは 『遅い状態で気持ち良く乗れる状態だと、タイムが上がった場合にはそのセッティングでは外れる事になる』 からです。 出来れば定評の有るサスペンションを使い、標準のセッティングで乗りこむのが上達の近道です。 またサスペンションでは無いのですがNSRの純正トップブリッヂの場合歪みが結構有ります。 コンマ5mmぐらいは左右で歪みが出ている事が多いので、出来ればアルミの他社製に変更しましょう。 フロントはオイル粘度の調整のみでイニシャルや油面は標準で頑張ってみましょう。 アルフィン号のフォークオイルは基本的にelf MOTO FORK OIL 10Wを使用しています。※暑い時期は15Wに変更 ※NSR80は常に15W 普通の10番よりも固めなので丁度良い感じです。 10Wの場合でも下記の表で見ると他メーカーより固い特性なのがわかると思います。 同じ10番でもメーカーにより粘度が全然違うので注意してください! 各メーカーの粘度の比較表はこちら 参考(40℃の動粘度) ※数字が大きいほど固くなります エルフ10W=47.0 KAYABA G10S=37.2 G15S=55.2 ホンダ純正CO10W=35.2 SUZUKI純正G10=33.3 YAMAHA純正G10=33.2 SHOWA SS-8N=36.8 OHLINS No10=22.2 NSRミニの場合、油面管理はフォーク上面から122mm(50後期は124mm)が標準ですが、フォーク片方約180cc程度入れてから調整するので0.5L一本有ればオイル交換可能です。 夏場は粘度を固くした方が良いでしょうし、冬場は粘度を柔らかく方が良いです。 またEXPライダーは粘度が固くなる傾向に有ります。 NSRmini ALPHIN号フロントフォーク仕様はNSRmini純正フォーク。 スプリングはSHIFTUP前期NSR50用、カラー無し、ワッシャー入、シートパイプminiノーマル、油面130mm、オイルelf10Wとなっています。 NSRminiに使うリアサスですが、WP、クアンタム、オーリンズ、ナイトロン他・・・いろいろ有りますね。 高いサスはもちろん良いですが、価格もそれなりに高い・・・ NSR50後期純正サスも決して悪くは無いので有る程度のレベルまでは変更しないでも大丈夫です。 またNSRminiの純正サスを使っていてグレートアップを考えている方はブリッツ・シュネルでの純正サスチューニングもお奨めです。 SP12/EXPやNSF100のトップクラスのライダーでもこの純正改サスペンションで表彰台に乗っています。 興味有る方はアルフィンまでご連絡ください。 そして走りのレベルも上がってくるとさらに良いサスペンションが欲しくなると思います。 そんな場合にお奨めなのがSHIFTUP レーシングサスペンションN1です。 このサスは価格に見合わない素晴らしい性能を持っていますよ。 特にミニバイク専用コースでの性能には定評が有ります。 また予算が有ってさらに良いサスが欲しい場合はNITRON、OHLINS TTX、に加えアラゴスタ等も有ります。 フロントもリアも標準状態か同じサスペンションを使っている人で自分より少し速い人からデーターを聞いてみて、コースレコードの2〜3秒落ちぐらいが出るまでとにかく走りこんでみましょう。 <セッティング> まずリアサスから決めていきます。 リアのセッティングはフロントにも影響しますから(逆も言えるのですが・・・) 初心者で有りがちなのが『とにかくイニシャルを掛けて硬くする』という間違いです。 アクセルワークや重心移動、ブレーキング等『マシンの姿勢制御』が上手く出来ないライダーの場合、イニシャルを抜いて走ると車体変化が大きい分挙動が安定しません。 だからすぐに硬くするのだと思うのですが、せっかくのサスペンションのストロークを無駄にする事になりますね。 車体姿勢も変わり辛くなるのでコーナー中の車体変化も少なくなってしまいます。 するとコーナリングのどこかで曲がらないという事になります。 進入では曲がるけど立ち上がりではらむと言う場合にはこういう理由も考えられます。 減衰調整が付いているリアサスでは圧側(コンプレッション)も戻り側(リバウンド)も動きすぎず、渋すぎず・・・の所を狙います。 動きすぎだと車体が安定しないのでもちろん妥協点を探します。 ただ、上記のイニシャルの件と同様に自分のライディングに問題が有るのにサスペンションで解決しようとすると問題が出てきますのでご注意を。 基本は柔らかめのセッティングを上手く乗ることです。 ストロークをちゃんと使える様に『上手な姿勢制御』が出来るように努力しましょう。 |