<総括/データー>2008年12月11〜18日 マレーシア・ボルネオ タビン/ダナンバレー

ツアー代金  ジスコ・ボルネオ旅行社 455120円
227560円(1人)
航空券 マレーシア航空 成田-コタキナバル往復 47000円
マレーシア国内線航空券 コタキナバル-ラハダトゥー往復 
9400円
ホテル・シャングリラ1泊(コタキナバル) 
3600円
コタキナバル現地送迎等 
2800円
ツアー代金 タビンワイルドライフリザーブ3泊4日 
52000円
 ※ラハダトゥー空港までの往復送迎、ガイド料、すべての食事込み
ツアー代金 ボルネオレインフォレストロッジ(DXルーム)2泊3日 
55000円
 ※ラハダトゥー空港までの送迎、すべての食事込み
ダナンバレープライベートバードガイド料3日間 
12000円
企画料 
4000円
租税公課/保険/燃油サーチャージ 
41260円
その他 その他 約20000円 コタキナバル食事、滞在中のビール、雑費代、土産等

※旅行企画時点の8月はまだ円高では有りませんでした。USドル111.19 マレーシアリンギット33.05で算出
旅行寸前の12月ではUSドル93円前後、マレーシアリンギット25円だからもっと安くなってますね。
でも予約が埋まって行けなかったら元も子もないから仕方ないか(笑)

 旅行手配 ジスコボルネオ旅行社
ボルネオ旅行だけを扱っている日本の旅行社。コタキナバルに現地子会社も有る。
担当の田仲さんが元は鳥の研究者だけ有って鳥見の相談に良く乗ってくれました。
興味有る方は田仲さんにご相談してみては?
※2009年3月21日追記 田仲さん退社された様です。
某旅行社の野鳥ガイドとして働くとのことです。


今回初日のコタキナバルの夕食代、ビール代以外は食事代が掛ってないので滞在費がほぼ掛りませんでした。
もちろんレンタカーも借りられない(無い)場所なのでその他の出費が基本的に掛りませんでしたね。

持っていった機材
RICK

EOS1D MarkV/EOS50D
EF500mmf4L IS USM/EF70-200mmf2,8L IS USM/EF17-40mmf4L USM/EXTENDER1,4X(テレコンは結局使わず)
コンデジ オリンパスミュー600
にゃっち
デジスコシステム(NIKON EDV+CANON IXY2000IS+TURBO ADAPTER)
CANON EOSkiss DIGITAL EF100mmf2,8 USM MACRO

ホテルについて

ホテル シャングリラ コタキナバル

エアコン、冷蔵庫、シャンプー、ボディーシャンプー、ドライヤー等必要なアメニティーは部屋に有る。 ※歯ブラシだけは無し
街に有るホテル。ほぼビジネスホテルと考えて良いが、部屋は広めで清潔なので移動する途中に使うホテルとしては充分満足できる。
デパートまで徒歩10分、屋台街までも5分ぐらいと市街探索には便利。
シャングリラ・タンジュンアルやシャングリラ・ラサリアとはまったく違う系列のホテルなので注意!(紛らわしい・・・)

タビン ワイルドライフ リザーブ
http://www.borneonavi.jp/tabin/index.html

バルコニー有、エアコン有、電源有、シャンプー無、歯ブラシ無、ドライヤー無、バスタブ無(シャワーのみ)、冷蔵庫無(レストランの冷蔵庫で預ってもらう事が出来る)
非常にフレンドリーで快適な宿、スタッフも日本人好きが多いみたい。
滞在中は欧米人、日本人は一組も、見かけませんでした。
コタキナバル、ラハダトゥーからのバカンスに来ている現地人が多いのが特徴。
ボルネオらしい宿かと思います。
(対してダナンバレーは欧米のリゾートっぽい)

森と川が敷地内に有り、ホテル内で鳥見が出来る。
こじんまりしているので、その分森や川との距離が近く、より至近距離で鳥や動物等がみれます。
運が良ければレストランでコーヒーを飲みながらセグロミツユビカワセミを見れるかも?
一番の楽チン鳥見ポイントは宿泊棟とロビーを結ぶボードウォーク上かも。
ヒルも居ないしね(笑)

ボルネオレインフォレストロッジ(デラックスルーム)
http://www.borneorainforestlodge.com/index.htm
※この後2010年に改装をしたので現在は異なる事が有るかも知れません
露天風呂付バルコニー有、エアコン無(天井のファンで充分)、電源有、シャンプー有、ボディーシャンプー有、ドライヤー有、冷蔵庫有、歯ブラシは無。
タビンとは似て異なる宿。欧米人の客が多いし洗練されていて、いかにもリゾートホテルって感じでした。
スタッフも非常に教育されています(個人的にはタビンのフレンドリーさの方が気楽で好きですけどね)
敷地から出てトレールを歩く時はガイドの同行が必須。
通常ガイド料込みのツアー代金なのですが、基本的に他のお客さんと同行になります。
鳥に興味ないグループと一緒になった場合には時間が勿体無いので今回僕らはプライベートガイドを雇うことにしました。
一日8000円ですが結果から言うと雇って正解です。
と言うより雇わないとまったく収穫が無かったでしょうね。

参考にトレイルマップと見た鳥の場所を載せておきます。
※画像汚くてなんだかわかんないかも?(^ ^;
ガイドがその時の状況に応じて案内してくれるから、あくまでも参考です。
どうにせよ自分で勝手に歩けないし。


またタビンとダナンバレー両方ともポーター、ベットメイクさんともチップは受け取りませんでした。
ホテル側から受け取らないように言われているみたいです。
でもガイドは両方とも良い仕事をしてくれたのでチップを渡したら喜んで受け取ってくれました。
2人ともよい仕事してくれたので50RM 相場は20〜30RM?

ガイドについて

タビンとダナンバレーではガイドのタイプが違います。

タビンでは鳥に精通したガイドは基本的に存在していません。(手配は出来るのかも知れない)
コールバックも口笛のみです。
また食事時など常にガイドが同行するような終始フレンドリーな感じです。
基本的に宿泊費にガイド料が含まれています。

ダナンバレーは宿泊費に含まれるガイドも居ますが、プライベートガイドを雇えます。
野鳥のプロとしてのガイドが数人(2人?)存在していますが、鳥の知識や探す能力は申し分有りません。
コールバック時にi-pod+スピーカーを使う等ハイテクを駆使していました。
※鳥専門のガイドしか機材は使わないみたいです。また機材も多用はせず生態系を乱さないように最大限の注意はしている様です。


タビンのガイド MAX(マックス)
非常にユニークで面白いガイド。
年齢は30台半ばで一緒に居て凄く楽しいですよ(^-^)
彼女が日本人の為か日本人大好き。
覚えたての変な日本語を喋る。口癖は「なんだっけ?」(笑)
今度有った時には純粋に友人として楽しめるでしょうね。
彼がガイドの場合、滞在が楽しくなる事間違い無しです。

鳥の専門ガイドではないが、目は良いので鳥を探してもらう事には不自由しません。
でも、一般的な鳥の知識は充分にあるのでよほどのマニアじゃない限り問題有りません。
見た鳥はその場で図鑑で教えてもらえますし。
MAXが日本名を知らない鳥はこちらが日本名を図鑑に書き込んで教えてあげましょうね。

またオールマイティーな知識を幅広く持っているのでガイドとしてまったく問題は有りません。
とにかく楽しく鳥探し、動物探しをしたい方には最適です。
ただ予約時に指名は出来るのかは謎。

※2011年追記 マックスはひろみさんと、結ばれて日本に住んでます。
ガイドはあのサカナ君ことジェームスが立派に引き継いでいるらしい?

帰国後に気づいたんですが、ここに行くきっかけになったTV番組『旅サラダ』の番組中でガイドしたのはなんとこのマックスだったらしい!

ダナムバレーのガイド ISNADIL(イスナディル)
※フルネームでイスナディルだけど(?)通常はナディルで大丈夫です。
一言『プロ』です。鳥を探している間など一切無駄話をしません。
全神経を鳥探しにつぎ込んでいる感じで、探鳥時こちらが話しかけるのを躊躇うほどの集中力を見せます。
若いのに大したもんです。
最初愛想が良いと言う感は無かったが、見たい鳥を見つけて僕達が喜んでいると本当に良い笑顔で一緒に喜んでくれるNICE GUYだ。
最終日に鳥をたくさん見れてからは凄く良く笑うようになったし、僕が『見たい鳥LIST』を送るようなマニアだから、特に前半は見せなきゃ!って言う気持で気合入ってたのかも?
なんせ見たい鳥LISTの中の鳥には難しいのたくさん有りましたからね〜。

また鳥や動植物等の知識に精通しているので質問すると答えがきちんと返ってきました。
鳴き声を聞いただけで鳥の名前ををすべて言えます。
それに加えて目が良いのはもちろん耳(五感?)が凄い!
僕らがまったく聞こえない遠くの鳥の気配を察知する。

その鳥を近くに呼ぶ方法や行動パターンを知りつくしているのは正直驚いた。
じゃなきゃ、あの短期の滞在であれだけのリクエストに答えられないでしょうね。
とにかく鳥見をしたい!って方にはオススメです。

※2011年追記 残念ながらイスナディルは病気により他界してしまいました。非常に残念です・・・・


困った事

ヒルについて

タイガーリーチ 大型で茶色とクロの縞模様が入っているやつ
ブラウンリーチ 2cmぐらいの小さいヤツ

RICKが軟体系大嫌いなので対策は万全にしていきました。
まず市販の『ヤマビルファイター』一応効きましたね。長靴に塗っている部分には這い上がってきませんでした。
また、塩は苦手みたいで塩水を吹き付けるとナメクジみたいに縮みます(死ぬわけではない)
触るのが嫌な場合にはスプレーボトルに塩水を作っておきましょう。

また長靴ですがどちらのロッジでも貸してくれます。
でも普通の長靴だと泥にハマルと歩きづらいし、ヒルは長靴の中まで侵入してきます(気にしなきゃ良いんでしょうが)
そこで日本野鳥の会で売っているバードウォッチング長靴という携帯長靴はオススメです。
折りたためるし軽くて歩きやすいんですよ。上部が紐で締められるのでヒルの侵入も皆無でした。
長靴を履かない場合にはヒル避けソックスというのが(確か15RM)ロッジで売ってますので買いましょう。
さもないと血を見ること間違いないでしょう(笑)

湿度 
常に湿度が高いのが困りました。
特に雨上がりの朝方は最悪です。
撮影時、ファインダーを覗いていると自分の体温ですぐに曇りましたね。
一応曇り止めは塗ってはいたのですが、ダメでした。
ファインダーを指で拭うのを何度もしながら撮影してましたよ(クロスで拭いている時間が無いので)
また本文で書いていますが、ジャングルでケースに入れていたレンズをいきなり出すとまず曇ります。
常にレンズを吹く為のクロスやレンズ用ペーパーは必須ですね。
あと洗濯物を一日屋外に干していても乾きませんでした(速乾素材でもダメ)
替えの下着、Tシャツは多目に有った方が良いです。
あと、長袖、長ズボンは必須ですよ〜(^-^)蚊やヒルに献血したい方は半袖、半ズボンでぞうぞ(爆)

オススメ/その他

ボルネオの野鳥図鑑

『BIRDS OF BORNEO』
 
ボルネオの大体の野鳥はこれで足ります。
タビンのガイドMAXも愛用していました。
コタキナバルのセンターポイント5Fの本屋で27RM。
同じのが空港では78RMで売ってました(気づかず買っちゃった〜)


『"A Field Guide to the Birds of Borneo, Sumatra, Java, and Bali"』
ボルネオからスマトラ、ジャワ島、バリ島まで網羅しています。
電話帳ぐらいすごく分厚いです。
図鑑の絵はあまり上手くないけど、種類別の解説が詳しく載っているので読んでて楽しいです。

コタキナバルの本屋を探しても有りませんでした。
どうやら今は絶版状態みたいでボルネオでは売って無いとの事。
イスナディルはこの図鑑を使っていましたが、以前ゲストの方がシンガポールで買ったのをプレゼントして貰ったとの事でした。
まだアマゾンでは買えるみたいなので、欲しい方は早めに購入した方が良いかも知れませんよ(アマゾンで5600円程度)


※他、何かご質問が有りましたらご遠慮無くメールして下さい。


2008ボルネオ準備編
<1日目>12/11 自宅〜コタキナバル
<2日目>12/12 コタキナバル〜ラハダトゥー〜タビン
<3日目>12/13 タビン・タビンワイルドライフリザーブ
<4日目>12/14 タビン・タビンワイルドライフリザーブ
<5日目>12/15 タビン〜ラハダトゥー〜ダナンバレー
<6日目>12/16 ダナンバレー・ボルネオレインフォレストロッジ
<7日目>12/17 ダナンバレー〜帰国
2008ボルネオデーター編 総括

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